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仕上げ実績・ブログ - 2011年05月

2011.05.31

RS-8 リム交換とパウダーコート&溶剤カラー塗装

SSR「RS-8」の6J/4枚と6.5J/4枚、計8枚ご用意頂き互いにディスクとリムを差し替えて、生かしたいPCD-100/4Hのディスク塗り替えて6.0Jから6.5Jへサイズアップです。

RS-8は本来3Psですが、インナーとアウターを溶接にて結合して有りますので、リム部は分解不可のため2Psと実質同じ扱いとなります。



2Psは3Psのようにアウターリムのみの交換が出来ませんのでリム本体丸ごと交換となります。 リム交換など特に問い合わせが多いBBS-LMやRS-GT、SuperRSなどもPsのためリム本体丸ごと交換となり今回のRS-8のように8枚用意して頂く必要があります。2Psのリムのみは購入不可となります。

※不動の人気を誇る旧BBS-RS-3Psは完全分解可能でアウターリムやインナーリムも個別に購入交換可能なためカスタム化がどうにでもなります。





 

島根県のお客様・・ディスク部のゴールドとシルバーを入れ替えます。

分解したついでに、ゴールのPCD100-4穴のディスク部を塗り換えいたします。



 

同じRS-8でも年式で1枚リムからWリムへと強度補強してありアウターリムの受け皿も違います。





 

塗装剥離からブラスター剥離です。







静電チェック下準備してからパウダーコートによるウレタン溶剤カラー用の下塗装をします。



 

パウダーコート180℃で50分ほど焼付けます。

最終カラーは溶剤ウレタンカラーですので、下地も溶剤系のサフでも十分なのですが、今回は下塗装にも拘りました。 これで素地への密着性はバッチリです。





 

パウダーコートによる下地カラーはグレーとなります。

パウダーをサイディング、足付けして指定色の溶剤カラー塗装の下準備に入ります。

 



 

指定色カラー「トヨタのハリアーゴールド(4T8)」を調色後、メインカラー塗装して仕上げにトップコートを塗り60℃の釜で40分焼きます。

溶剤ウレタンカラーもクリアー塗装も全て当店では専用釜にて焼き付け塗装をしています。自然乾燥と比べ時間の効率性は元より塗膜の硬さ、艶が全然違ってきます。



 

SSR系のディスクはリムに寸分の隙間無くガチガチに入っていますので四方均等にプレス押し込みしなければ旨く収まりません。





 

6.5Jのリムへ再塗装したディスクを組んで完成です。



溶剤カラーの特徴は、車のボディーカラー同様に耐久性も十分なレベル(下地で左右されます。)です。カラー調合次第で無限のカラーが作れる事が最大の利点です。

それに対してパウダー塗装は調色が出来ません。その代わり塗装膜が頑丈で耐久性が良いのが最大の利点です。

それぞれの特徴を生かして連携すればよりよいカラー塗装が出来上がります。

既存のパウダーカラーバリエーション内ならALLパウダーカラー仕上げも可能です。

パウダー塗装やパウダーカラーバリエーションについてはこちら



当店では多種の表面処理に対応しています。

カラー塗装(溶剤カラー塗装・パウダー下地&フィニッシュ塗装・クローム調塗装・ハイパー塗装DBK&DSK)

磨きポリッシュ(BBF鏡面バフ・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット)

メッキ加工(スパッタリングメッキ・クロームメッキ)



スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!





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2011.05.27

BBS-LM スーパーミラーポリッシュ2次元研磨

18と20インチでサイズは違いますが、同モデルの同仕上げが同時期に入庫しましたので下処理から完成までは同じ工程のためBBS-LM2台分まとめて2次元スーパーミラーバレル研磨の紹介をいたします。



2Psはリムとディスクそれぞれ分けての研磨作業となります。もちろん最終のオンクリアー(硬質溶剤クリアー&パウダークリアー)もリムとディスク別々のトップコートとなります。







BBS-LM18&20インチ2次元スーパーミラーバレル研磨

 

静岡県のお客様・・LM18インチ(オンクリアー)です。4本みなガリ傷だらけのあまり程度のよろしくなかったLMですが問題なく蘇ります。

粗悪な修復暦有りのモノは手直し修理に限界がございます。

※ピアスボルトは黒からクロームへ交換してあります。

ピアスボルトの黒からクロームメッキも可能ではありますが、高額で納期も掛かりますのでメッキタイプと交換した方が安く早く納品出来ます。



 

埼玉県のお客様・・LM20インチ(ノークリアー)です。1本ガリ傷有り程度で程度良好のパウダーマットブラック仕様からのミラーポリッシュです。





         ● 修理から磨きバレル研磨 ●

 

LM18インチ・・写真では全て紹介しきれませんが4本とも、ガリ傷有りや飛び石などの大きな陥没も多数ありました。

素地ポリッシュ仕上げですので、削り込みやパテ埋めなど誤魔化しの出来ない肉盛り研磨形成となります。







LM20インチ・・リム修正、リム荒研磨

LMに限らず2Psはリム研磨から始まります。





 

ディスクが付いた状態でないとリム修理や磨きこみのBBFバフもバレル研磨も出来ませんので最初にリムの修理からアウターリムの研磨加工を先に済ませます。





 

リム部が完了して次はディスク部を外してディスク塗装剥離です。

全ての塗装済みホイールは塗装の密着性向上のため素材をあえて荒く仕上げあります。 みかんユズ肌の荒の表面肌が見えてきます。





 

みかんユズ肌状の表面を手作業にてツル肌になるまで荒研磨です。

BBSと言えども、新品の製作作業工程では塗装が前提のためスポークサイド面は粗いペーパーをかけたままの処理です。サイド面を磨かない2次元とは言えこれは消さないとポリッシュした際、大きな傷跡は残ってしまいます。





 

BBFバフ下研磨まで完了したら仕上げ用セラミック磨きのバレル研磨機投入です。 光沢がでるまで何回も磨きます。

写真の泡はシャンプー泡ではありません。バレル研磨用の液体コンパウンドの泡です。泡が発つほどホイールは光ってきます。





 

LM18インチ・・リムとディスク個別の研磨完了後、個別のクリアー塗装して完成です。

酷かったガリ傷は削り込み修正ではありませんので溶接技術が問われる原型修復修理となります。





LM20インチ・・こちらはミラーポリッシュノークリアーです。







インナーリムや側面は再塗装したりしてオリジナル色を残してあります。





 

LM18インチ・・ミラーポリッシュ後、溶剤系硬質オンクリアー



 

LM20インチ・・ミラーポリッシュ後、ノークリアー

バレル研磨はコンパウンドで光らすBBFバフではありませんので、セラミックの押し込み磨きによる表面硬質現象を起こしノークリアーでもBBFバフより遥かに白ボケ艶落ち劣化は少なくなります。



オンクリアー&ノークリアーとミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら







   ★ミラーポリッシュ後のクリアーコートについて★

ミラーポリッシュ後へのクリアーコートは(溶剤系硬質クリアー&パウダーコートクリアー)で対応しています。

両者材質工法の違う透明の塗膜ではありますが、ミラーポリッシュからクリアーを被せた時点で若干の光沢、艶引き感は避けられません。



ミラーポリッシュのフィニッシュ光沢のノークリアーを10とすれば

光沢艶引き感は溶剤ウレタンオンクリアーが1割減の9として

パウダークリアーは2割減の8と言ったところでしょか?

※注)あくまでもミラーポリッシュへのクリアー艶引きの事で、HDブラックなどカラーフィニッシュしたパウダーの艶が低いと言う意味ではありませんので、お間違えなくお願いします。 カラーパウダーは溶剤カラー同等にテカテカの光沢となります。

パウダーカラーフィニッシュはカラーバリエーションが少ない、調色が出来ないのが欠点です。

ノークリアーや溶剤系オンクリアーの光沢・艶、優先のビジュアル重視か?

パウダークリアーによる若干の艶引きを犠牲にしての耐久性重視か?

の選択となりますが、何でも完全無欠はありませんので、一長一短があります。お客様のご予算ご希望に応じて対応いたします。



カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。



外車・国産純正ホイールや社外品ホイール1Ps・2Ps・3Ps問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。



高級鍛造ホイールは特にミラーポリッシュへ相性抜群の素材です。





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2011.05.24

BBS-RS-GT リム/ディスク個別ハイパー塗装(DBK)

RS-GT2Psタイプのリム(ブラック濃い目)とディスク(ブラック薄め)でハイパー塗装DBKの濃淡を換えて2トーンのハイパー塗装です。

2Ps・3Psで分解可能なホイールへの塗装や磨きは全て分解してリム/ディスクそれぞれ別々に下処理からの塗装&磨き作業となります。



 

宮城県のお客様・・他店での後塗りハイパーカラーからの塗り換えです。

写真には無いですが、前回の作業でピアスボルトが2本斜めにねじ込んであったため外す際、2本折れてしまいました。当店に幸い同品在庫が有りましたので、ボルト交換いたしました。

斜め入りでのネジ穴の損傷、締め過ぎ防止のためピアスボルトは手ではめてトルクに沿って手力で締め付けています。





パウダーベースのハイパー塗装の塗り替えは全て塗装剥離から始まります。 

 

ハイパー塗装の塗り替えはベースコートにパウダーコートをいたしますので、2Psはホイール1セット、リムとディスクの計8個それぞれの塗装剥離からブラスト研磨となります。



他所とのパウダー下処理はここからが違います。

  

 

個人向けカスタムペイントを自前でパウダーコートを行っているお店はまだまだ少ないようです。またパウダーコートの下処理として通常、剥離からブラスト研磨してパウダー噴射となりますが、当店ではさらにバレル荒研磨にかけて下処理研磨を1工程追加しています。

ホイールを丸ごと磨くスーパーミラーポリッシュ用のバレル研磨機を設置していますので、それをパウダーコートの下処理に使えないかと思い、当店独自でパウダー塗装用下処理に脱脂剤を添付して最終荒研磨にバレル研磨も追加採用しています。塗装は下処理が命です。



 

下処理完了後、リムとディスクの水分を飛ばすため30分ほど空炊き「チン」します。 



 

 

リムとディスク別々に計8枚、ベースとなるHDブラックのパウダー噴射です。





 

大型焼付け釜で180℃焼くこと約40分

ハイパー塗装のベースコートのブラックはパウダーコートのため密着性は抜群の威力を発揮します。

※焼いた日にちが異なったため2枚の写真となってます。



 

ピアスボルトのロックタイト削除と洗浄研磨です。

※ロックタイトが残ったまま新たなロックタイトを付けてハメ込むと旨く案内しませんのでロックタイト痕は全て剥ってからの取り付けとなります。





 

ピアスボルトはパウダーコートフィニッシュのマットブラックです。

表面がパウダー樹脂で覆われますので工具を使っても塗装剥がれが起きにくくなります。





 

リム部ベースのパウダーブラックを透かしながら銀膜を多く添付してハイパー(DBK)ブラックを「やや薄め」に染めます。







ディスク部のベースのパウダーブラックを透かしながら銀膜を少なく添付してハイパー(DBK)ブラック「やや濃い目」に染めます。



 

リム・ディスク・ピアスボルト別々の塗装終了後、ロックタイトを付けて合体完成です。

※ディスクの黒がリムに反射してリムが濃く見えますが、実際は薄い黒となってます。

ブラック系フェイスには赤パッチが良く似合います。





 

リムとディスクそれぞれハイパーの黒濃淡の違いで、ハイパー2トーンカラーとなります。



全面色換えリフレッシュに伴い、塗装剥離を要す作業の場合は耐久性の向上のため全て粉体パウダー塗装(下地用またはフィニッシュ仕上げ)で対応いたします。

※1・ウレタンカラー仕上げの場合は下処理は通常溶剤系サフとなりますが、別途料金で下地塗装としてのパウダーコートもお受けいたします。

※2・ハイパー塗装(DBK・DSK)塗り替えの場合は全て下地ベースコート(ブラック&グレー) としてパウダーコートいたします。

※3・マットブラックやクリアーブラックその他ソリッド系の調色を要さない既存のパウダー色仕上げの場合はALLパウダーフィニッシュ仕上げいたします。





粉体・パウダー塗装についてはこちら



スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来ないと見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!





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2011.05.22

無限M716インチのブルーカラーポリッシュ

無限M7/2Ps風に見えますがダミーボルト付きの1Ps鋳造品「無限M7モドキホイール」です。

モドキでも中国製でなくアメリカ製でしたので素材が良く綺麗に磨けました。

ミラーポリッシュしてからディスクだけブルーポリッシュ仕上げして金属製のゴールドピアスボルトを移植いたします。





旋盤切削ポリッシュからスーパーミラーバレル研磨カラーポリッシュ



三重県のお客様・・1本修復暦有りです。元は旋盤カットの切削ラインポリッシュですので、ミラーポリッシュがやりやすいタイプです。

BBF鏡面バフやミラーポリッシュバレル研磨は表面磨き込み(ツル肌光沢仕上げ)に対して旋盤切削やダイヤモンドカットは表面削り出し(切削ライン光沢仕上げ)となり磨きこみが必要ないため量産向けのポリッシュとなります。

ポリッシュでもツル肌ヘアーラインかで加工方や表現が違います。

旋盤切削・ダイヤモンドカットについてこちら





 

ダミーボルトの取り外しです。(プラ製でオモチャみたいなピアスボルトです。)

今回は裏面へ穴が開いていましたので、裏から叩けば簡単にとれますが、裏穴無しの場合は表から引っこ抜くしかありませんので外すのに時間がかかります。



 

まずはクリアー塗装剥離から始まります。

元々ポリッシュタイプのモノへブラスターを使えばサンド傷が入りますので、剥離溶剤漬けでのクリアー剥離します。



 

剥離後の切削ライン目のアップです。

荒めの切削ラインを削り取り、研磨してツル肌へと仕上げていきます。



 

ディスク部はホイール研磨機が使えませんので、エアーツールやハンド研磨で荒研磨します。





 

リム部は専用のホイール研磨機で研磨します。

ディスク部をこのホイール研磨機で回転させながらの研磨は不可能ですのでホイール研磨機はあくまでもリム専用研磨機です。





 

番手の細かいペーパーまで研磨して大方の研磨が終われば一旦BBFバフをかけます。この工程は光沢感、ペーパー目傷、確認のためですので大まかなバフ研磨です。





 

鏡面仕上げ用のセラミック磨き、バレル研磨機投入です。

リム研磨はホイール研磨機にてのBBFバフ(鏡面研磨)となりますが、今回はBBF研磨してからさらにバレル研磨機へ混入してセラミックで磨き込んでいますのでリム二段構え研磨となります。





 

1回や2回のバレル研磨でも、まだ粗い箇所や傷が数箇所見えてきますので手作業でゴシゴシこすっては何回もバレル研磨機へ投入して傷が消えるまで全体が均等に光るまでこの作業を繰り返します。





 

丸ごとミラーポリッシュの完成です。

ミラーポリッシュ仕上げならここで終了ですが、ここからさらにディスク部へのブルーポリッシュが待ってます。







 完成したリムをマスキングしてディスク部へブルーポリッシュします

下地を光らせたディスク部へ透明のクリアーブルーを載せて光沢を反映させキャンディー(飴玉)みたいな透き通ったブルーとなります。





 

ブルーポリッシュ完成してからピアスボルト移植用のタップ切です。

従来はドリルでピアスボルトのサイズに合わして穴拡大してナットで締めますが、ダミーボルト用に造ってあるため裏面へナットが旨く収まる幅がないためタップを切ってねじ込み式となってしまい、ここが一番手間と時間がかかりました。







完成後のタップ切りは傷をつけないように余計な神経を使うため、タップ溝切や穴明けは磨く前、最初の段階でやるべきでした。 今回は作業順番を間違えました。





 

ピアスボルトの移植も無事に終わり完成です。

タップ溝切のねじ込み式ですが、念のためナットが入る限界までナットもつけておきました。



 

 

表・裏・側面ピカピカになりました。

お客様のイベント出品日の1日前に納品できて「ギリギリセーフ」で非常にあせりましたが無事間に合って良かったです。





カラーポリッシュ用のカラーも多数取り揃えています。

(金・黒・青・赤・黄色・オレンジ・カッパー・紫・ピンク他)

元がフル切削ポリッシュの場合2次元研磨の料金で3次元研磨仕上げとなります。

※サイド面をカラー塗装してある切削カットは2次元の場合サイド面は砂肌仕上げとなります。



2次元・3次元研磨についてはこちら



カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。



外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。



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2011.05.19

スーパーミラーバレル研磨からパウダークリアー仕上げ!

BBS-RGR17インチのスーパーミラーバレル研磨からポリッシュへのオンクリアーは当店初のパウダークリアーフィニッシュ仕上げを試みてみました。

ポリッシュへのオンクリアーは通常、焼付け硬質のウレタンクリアーとなりますが、ポリッシュ面へのクリアーは地肌がツル肌のため密着性、耐久性にやや難があります。クリアーの劣化、退色、飛び石傷による水の浸入で白錆び、ミミズシミはオンクリアーには避けられない宿命です。



ポリッシュオンクリアー、シミ・腐食についてはこちら

そこでの塗装膜の硬さと耐久性からその特性を生かしてパウダークリアーを今回噴射してみました。ポリッシュホイールへの新たな表面保護用塗装として硬くて頑丈なカチカチ肌なら傷やシミも入りにくいだろうと期待して、より良い物が提供できればと常に研究模索しています。

個人向けにカスタムでミラーポリッシュ仕上げからパウダークリアーコートするお店はそうは無いと思います。







RGRスーパーミラーポリッシュ(2次元)からパウダークリアー仕上げ

 

長野県のお客様・・2次元ミラーポリッシュ後、パウダークリアーをかけました。

ミラーポリッシュフィニッシュから比較すれば光沢、艶感は1~2割ほど引いた感じで鈍い光沢となりました。

ヨーロッパのミラーポリッシュホイールはクリアー塗装が分厚く塗ってありますのでそれらと、同レベルの光沢感かと思います。







元のハイパー塗装(DBK)を惜しげもなく表、裏完全塗装剥離から始まります。

もちろんガリ傷も直してリム研磨してあります。





地味なハンド研磨からその後バレル研磨機での荒研磨です。







通常のBBFバフ研磨してから仕上げ用バレル研磨で光沢がでるまで何回も回します。

洗濯機の様に見えますが、特許機械のバレル研磨で斜め上下左右に動き泡を発たせてセラミックで磨き込めばホイール丸ごと見事に光ってきます。

磨きは研磨ですので、パウダーカラーの下処理にもメディアを変えてこの機械を荒研磨用としても利用しています。







鏡面仕上げ完成後、パウダークリアーの発射です。 (期待と不安)!







パウダー(粉状)噴射後は小麦粉をふりかけたみたいで真っ白けのため焼いてみないと結果が解りません。







180℃の釜で焼くこと約50分! いい感じに仕上がりました。

白い粉が高熱で溶かされ塗装膜と言うより透明な樹脂がアルミ素地へべったり均等にくっついたような感じでいかにも頑丈そうな肌をしています。

心配していた「クリアーの透明度」・「肌のモコモコ感」・「塗膜のムラ」・「大きな塗装波」などは一応クリアー出来ていると思いますが、塗膜が厚い分、ポリッシュ光沢艶引きは否定できません。

溶剤ウレタンスプレー塗装に付き物のゴミ噛みやブツなどもほとんど目に付かないレベルです。





 



●パウダークリアーの結論●

鈍い光沢でややの艶引き感は、溶剤ウレタンクリアーと比べて1割減ほどか思います。しかし塗装肌の頑丈差はウレタンクリアーと比べ物にならない硬さです。

施工する側として簡単な設備で気軽に塗れる溶剤クリアーと違い、粉の材料コスト面や塗装準備、搬入、釜設定など面倒な準備が多く失敗した時の手直しのリスクも高くなる事が悩みです。



ミラーポリッシュフィニッシュ光沢のノークリアーを10とすれば

光沢艶引き感は溶剤ウレタンオンクリアーが1割減の9として

パウダークリアーは2割減の8と言ったところでしょか?

あくまでもミラーポリッシュへの艶引きの事で、HDブラックなどカラーフィニッシュしたパウダーの艶が低いと言う意味ではありませんので、勘違いなくお願いします。

カラーパウダーは溶剤カラーに負けない位、テカテカの光沢となります。

ただカラーバリエーションが少ない、また調色が出来ないのが欠点です。

ノークリアー&溶剤オンクリアーの光沢、艶先行のビジュアル重視か?

パウダークリアーによる若干の艶引きを犠牲にして耐久性重視か?

の選択となります。



ミラーポリッシュ後のオンクリアー(パウダー&溶剤)・ノークリアーなど全て一長一短があります。お客様のご予算ご希望に応じて対応いたします。

オンクリアー&ノークリアーとミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら





カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。



外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。





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2011.05.17

ADVAN Racingパウダー塗装&溶剤塗装

同デザインで同色の全く同じモデルを粉体パウダー塗装のベースからハイパー塗装と指定カラー無しの溶剤ゴールド塗装のご紹介をいたします。

今回はパウダー塗装でのフィニッシュ仕上げではなくパウダーの頑丈な塗装膜を利用した、カラー塗装へのベース下地利用としての作業例です。 

 







アドバンRZ1Ps、丸塗りハイパー塗装&カラー塗装

 

全く同じモノが同日届く事は珍しくはありませんが、仕上げカラーなど全て違いますので逆さまにしてしまえば大変な事になります。客様と商品を入れ違えないように厳重な管理が大切です。

LMとRSは常時受注が重なりますので特に注意しています。







★ADVAN/ブロンズカラーからハイパー塗装(ブラックフェイス濃い目)★

 

東京都のお客様・・パウダー塗装(HDブラック)をベースにハイパー塗装(DBK)したアドバンです。





 

パウダー塗装のベース下地が前提のため塗装剥離から始まりガリ修理は肉盛り研磨形成となります。





 

ガリ傷修理後、ブラスト研磨します。





 

ブラスト研磨後、当店独自の下処理用バレル研磨での2重下処理工程です。





 

ブラストからのパウダーよりさらにバレル荒研磨してからのパウダーの方がより肌が揃い、パウダーの仕上がり感が違ってきます。





 

HDブラックをパウダー静電します。

ハイパー塗装はベースを生かし透かしながら銀幕を添付するレイヤー式の塗装のためベースとなるブラックの肌艶、レべリングでハイパー塗装の仕上がりが決まります。





 

粉状のパウダーが溶け込んで固まるタイミング180℃前後で40分ほど焼いて

それから自然冷却します。

パウダーがアルミに均等に溶け込んでこれで下地はカッチカチの頑丈な下地となります。

大げさのようですがドライバーで少々引っかいてもパウダーが剥げません。

塗装膜と言うより樹脂がへばりついた感じとなります。

※注)・・パウダーを下地としてその上にハイパーや溶剤を塗ったモノはドライバーで引っかきこすればパウダーの上層の塗装が剥げますので注意してください。

あくまでもパウダーフィニッシュの場合の話です。





 

表デザイン面はパウダー(HDブラック)の上面へ銀幕添付のハイパー塗装から溶剤クリアー塗装となりインナー裏面はパウダー(HDブラック)ベース仕上げとなりそのため、過去の溶剤ブラック下地の様にオプションとなるクリアーも塗る必要はありません。裏面も頑丈な樹脂塗膜となります。









★ADVAN/ブロンズカラーから溶剤ゴールドカラー塗装(BBS-LMゴールドと同色カラー)★

 

岡山県のお客様・・カラー指定無しで明るめのゴールとのややアバウトな注文のため、あまり金の強くない明るめで人気のある落ち着いたBBS-LMゴールドを私の判断で選んでみました。

 





 

溶剤カラーの特徴は、ボディーカラー同様に耐久性も十分なレベル(下地で左右されます。)で、カラー調合次第で無限のカラーが作れる事が最大の利点です。

それに対してパウダー塗装は調色が出来ません。その代わり塗装膜が頑丈で耐久性が良いのが最大の利点です。

それぞれの特徴を生かして連携すればよりよいカラー塗装が出来上がります。

もちろん完全パウダーカラー仕上げもカラーバリエーション内なら可能となります。

粉体・パウダー塗装についてはこちら



 

仕上げカラーは違っても下地がしっかりしていれば耐久性は格段に向上します。

しかし、耐久性が向上したとは言え、塗装品ですので、年数劣化の退色、艶落ち、干渉傷は避けられません。それは新品でも同じ事ですが、新品より後塗りの方が耐久性が向上する事は少なくありません。



当店では多種の表面処理に応じて加工したします。

カラー塗装(溶剤カラー塗装・パウダー下地&フィニッシュ塗装・ハイパー塗装DBK&DSK)

磨きポリッシュ(BBFバフ・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット)

メッキ加工(スパッタリングメッキ・クロームメッキ)

お値段重視、耐久性重視、完全カクタムなどご希望に応じて対処いたしますので何でもお気軽にご相談ください。



スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てそれら、お化粧が生きてきます。

見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!





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2011.05.14

BBS-LM19インチ/粉体パウダー塗装リフレッシュ

BBS-RS-GT19インチDSK-Pから、リム部は表裏丸塗りパウダーホワイト(艶有り)塗装! ディスク部はパウダーブラック(艶有り)塗装の個別仕上げです。

スプレーガンで塗る溶剤系より密着性が高く、硬くで丈夫な塗膜となり、白黒といった調色を要さないカラーの場合はパウダーフィニッシュでも溶剤カラー塗装と変わりなく仕上ります。



※指定カラーや(カラーNO)をご希望の場合は調色無限の溶剤カラー塗装の下処理塗装としてのパウダー塗装でお受けいたします。



BBS-RS-GT19インチ/パウダー塗装リフレッシュ・リメーク

 

三重県のお客様・・ディスク部は程度良好のDSKですが、リムポリッシュ部は修復暦有りの半端な箇所からの研磨仕上げで目の粗いポリッシュ仕上げとなっていますが、今回はカラー塗装で丸ごと覆いますので問題ありません・・ ・





 

ガリ傷修理と曲り修理からまず始まります。





 

パウダー塗装仕上げが前提のですので、従来のリムとディスク分解してそれぞれ塗装剥離からブラスト研磨です。



他所とのパウダー下処理はここが違います。





通常は塗装剥離してガラスビーズのブラスト研磨からパウダー塗装となりますが、当店ではさらにバレル研磨にかけて下処理研磨をワン工程追加しています。

他所には無い大好評のスーパーミラーポリッシュ用のホイールを丸ごと磨くバレル研磨機を設置していますので、それをパウダー塗装の下処理に使えないかと思いつき、当店独自でパウダー塗装用下処理に脱脂剤も添付してバレル研磨を採用しています。

塗装は下処理が命です。



 

リム部の剥離からブラスト研磨です。

塗装剥離も全て自社加工ですので臨機応変に対応できます。







水分を完全に飛ばすため30分程度空炊きします。

 





リム部はパウダーホワイトのため留まりを良くするために色付きの下地プライマー塗装をして乾燥待ちです。!







リムとディスク部を下処理後いよいよパウダー(粉)の静電噴射となります。 

4本ワンセットの場合1Psは丸ごと4本となりますが、2Psはリム/ディスク別々の作業のため合計8枚塗装します。





 

大型焼付け釜で180℃焼くこと約40分

※RS-GTのリムの焼付け風景写真を撮り忘れていましたので写真にはアドバンが写っていますがディスクはRS-GTです。(他のお客様のRS-GTもついでに焼いてます。) 釜が大きいため効率良くまとめて焼けます。





 

パウダー焼き上げ完成!

パウダーの種類やカラーバリエーション、お値段も多種ありますが、その中から

より良いモノ高級品を厳選して使っています。





 

リムとディスク合体前にピアスボルトのロックタイト痕の削除と洗浄研磨をします。





 

パウダー塗装は塗膜が厚く硬いためボルトのメス側のネジ溝が入りにくくなってしまいますので塗装を剥ぐ程度のタップの切り直しです。







ピアスボルト装着は新にネジ緩み防止剤(ロックタイト)を付けてトルクに合わして手力で閉めています。 





 

 

ピアスボルト装着後、自社製作のシールを貼って完成です。

ロゴ製作・ロゴ見本はこちら

簡単そうに見える黒と白の再塗装のようですが、下処理から完成まで時間と手間を惜しまずやっています。

これが
ハイパー塗装の場合は後2工程塗装が増えてきます。 





 



白は色飛びして写真撮影が難しく旨く撮れていませんが綺麗になっています。

ホイールのカラーは人それぞれ好みがあります。今回の白と黒はRS-GTには珍しく個性的でなんといっても頑丈な塗装仕上げとなりました。



今後、全面色換えリフレッシュに伴い、塗装剥離を要す作業の場合は耐久性の向上のため全て粉体パウダー塗装(下地用またはフィニッシュ仕上げ)で対応いたします。

※1・ウレタンカラー塗装の場合は下地塗装としてパウダー塗装いたします。

※2・ハイパー塗装(DBK・DSK)の場合は下地ベースコート(ブラック&グレー) パウダー塗装いたします。

※3・マットブラックやクリアーブラックその他ソリッド系で調色を要さない既存のパウダー色仕上げの場合はパウダー塗装にて塗装いたします。





粉体・パウダー塗装についてはこちら





スーパーミラーポリッシュ・BBF鏡面研磨・ハイパー塗装・ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装など、磨きや塗装が出来ても、基本・土台となる確実な修理、修正が出来てそれら、お化粧が生きてきます。

見た目だけ綺麗にしても意味がありません!!





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2011.05.12

カールソン19インチ/リム割れ修理から4本リフレッシュ

アウターリムの大きなリム割れ修理のついでに他店修理手直し2本も含めて4本再塗装から鏡面研磨のリフレッシュです。  



 



カールソン/リム割れ修理から4本リフレッシュ

 

大阪府のお客様・・側溝へはまってリムがパックリ大きく口を開けて割れてしまっています。

1Psの鋳造ホイールはすぐに割れてしまいますので、大げさに見えますが、良くある修理です。





 

まずは開いたリムをプレスして元の位置に戻します。



 

一旦元の位置に戻しても完全な形には当然なりません。

仮止めの溶接をして、凸凹波打ったリムの微調整修復をいたします。





 

微調整しても足らない箇所へはさらに溶接肉盛りして研磨形成します。

リムはポリッシュですのでパテ埋めやさらに削り込みでの誤魔化し研磨ができません。





 

他3本もそれぞれダメージがあり、2本はインナーリムがいつものように曲っていました。 小さな曲りも見逃しません。





 

さらに2本は他所様の修復暦手直し修理のおまけ付きです。

他所様のマジックで書かれた文字は不細工ですので全て消して塗装します。





 

リム修理完成後、ディスクへ部(インナーリムも含め)の下処理塗装からメインのシルバーメタ+クリアー塗装まで丸ごと塗装を一旦完成させます。





 

1Psのリム/ディスク個別仕上げは塗装まで一旦完成させて後は塗装を剥ぎながらひたすらリム研磨です。・・ (汗)

80番・120番・240番の荒研磨して、

それから仕上げ研磨の油研磨が240番・320番・400番・600番・800番・1200番・1500番・2000番までペーパー目を細かく磨いて行き、顔も手も油まみれになりながら長い研磨の末に鏡面ポリッシュとなります。







割れていたアウターリムの完成アップ写真。鋳造ホイール溶接に伴うピンホール(巣穴)は有りません。

今回カールソン、リムポリッシュ部はオンクリアー仕上げとなります。



溶接によるピンホール(巣穴)現象について

カールソンの鋳造1Psホイールはかなり重量がカサバリます。

それはアルミ以外の他の金属合金比率が高いため重たくなってしまいます。

同サイズの軽量鍛造ホイールの2.5倍以上のメカタがあります。

重たい鋳造品はいろんな金属が混ざっているため金属組織の素材自体の密度が荒く巣穴があり溶接時に沸いてきて巣穴ピンホールが出やすくなります。

それらを消すためには騙し騙し、数回の巣穴埋め溶接が必要となり溶接技術が問われる難しい溶接でもありますが、完全に巣穴が取れない事もあります。

それに対して鍛造ホイールや合金プレスリムは素材自体のピンホール(巣穴)が皆無ですので一発で綺麗に溶接できます。

※鋳造ホイールのピンホール(巣穴)現象は溶接技術だけでは補えない、素材自体の特性も反映されますので稀に巣穴現象が現われることも有ります。





アウターリムポリッシュはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル鏡面研磨・ダイヤモンドカットなどご予算、ご希望に応じてポリッシュ加工いたします。



アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら





「色塗って磨けばよいってモノじゃないのです。」



基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。




完全なる修正が出来て4本リフレッシュ・リメークとなります。



ヤフオフや中古販売店から直接当店へ送ってくださるお客様も多数いらっしゃいますので購入前にお気軽ご相談ください。



(有)オートサービス西HPはこちら

2011.05.09

クロームメッキ剥離からのカラー塗装

クロームへのカラー塗装など上面へ直塗りは密着が極端に悪いため既存のクロームの完全剥離か、または特別なクローム専用の下処理(粉体パウダー塗装や専用プライマー)をしてからのカラー塗装となります。

クロームを剥離せず直にカラー塗装する場合の下処理(粉体パウダー塗装や専用プライマー)が可能なモノはクロームの腐食やメクレのない事が条件となります。

今回紹介のBBS-RHは後メッキ加工でクローム層が極端に薄過ぎたため至る箇所にのクローム剥げやメクレ、腐食が激しくてさらにエアー漏れを起こすほどの酷いモノでしたのでクローム完全剥離からのカラー塗装となりました。





 

クロームメッキに良くあるエア-漏れ修理が元々のご依頼で、タイヤビート辺り面のクロームの腐食やメクレが原因でエアー漏れを起こしてしまいます。





 

デザイン面のディスクサイド部も腐食メクレが進行中です。

これではBBSも台無しです。





 

インナーリムはもうボロボロ状態です。

クロームは耐久性が悪い上に再クロームや別カラー塗り替えも一番コストがかかり、その上素材を傷めてしまい、クロームするたびに強度も低下する、エアー漏れは起こすなど短期間光っている事以外いい所はありません。





 

クローム剥離専用工場にてのクローム剥離です。

一般的な塗装品、ハイパー塗装やスパッタリングメッキは下地が塗装ですので自前で完全剥離できますが、クローム層の金属がアルミの上に乗っかっているクロームは電気分解剥離のため専門工場でないと剥離が出来ません。 

その電気分解剥離で、アルミ合金の一部が溶け、侵されて表面も見えない内部も素材自体を痛めてしまいます。

本来クロームを前提に造られていないホイールへ強引にクロームかけてそれを剥いで、またクロームをかければ強度がどんどん落ちて「骨粗しょう症」みたいにスカスカになります。

塗装と違い何回も再クロームはお勧めいたしません。







クローム丸ごと剥離でエアー漏れは一応これで解決しました。

しかしインナーリム側の腐食が特に激しかったためクローム剥離後、陥没、月面クレーターの凸凹が現われて来ました。







 

表デザイン面も腐食が進行中のためクローム剥離により表面も凸凹状態でしたので荒研磨して、念のためバレル研磨にかけてみました。





 

凸凹陥没を埋めるために塗装膜が硬くて厚いパウダー塗装をやや厚めに噴射して一旦肌合わせをします。写真では見えにくいですが、それでもまだ陥没凸凹は多少残っています。





 

デザイン面はビジュアル重視にため、細かい陥没はパテ埋め、サフ下地して

溶剤ウレタンカラー(スプレー塗装)でのシルバーメタ仕上げとなりました。





 

腐食損傷の酷かったインナー部の凸凹陥没は表ほどの肌合わせは無しとなります。

※ここまで痛んだインナー部までのツル肌仕上げは手間と時間のコストを考えると表面の数倍かかります。





クロームメッキ剥離からのカラー塗装までは長い長い道のり作業となります。

1・クローム剥離工場へ依頼して20日以上かかりました。

2・クローム剥離後のアルミ素地の月面クレーター(ブラマヨ吉田さんみたいな)肌にビックリ、ガッカリして荒研磨となります。

3・肌の陥没凸凹を埋めるためと、素地への密着性向上も兼ねて粉体パウダー塗装で大まかに埋め込みます。

4・パウダー塗装サイディング後、まだ目立つ陥没部はアルミパテにて補修

5・ウレタンカラー塗装用の下塗装となるサフ塗装

6・サフ塗装して、サイディングしたらまだ陥没が多少見えてきます。

7・もう一度パテ埋め微補修して再度サフ塗装 です。

8・サフをサイディングしてやっとメインのシルバーメタ塗装です。

9・仕上げにクリアー塗装して完成となります。



クロームメッキから多種カラー塗装への塗り替えはクローム層を剥いだ方が塗装剥がれの心配も無く耐久性は格段に向上しますので、クローム剥離をお勧めいたしますが、クローム剥離代や剥いだ後の下処理に手間と時間がかかりその分料金と納期もそれなりにかかってしまいます。



いずれにせよ、クロームホイールは修理再クローム別カラー塗装もすべて一番コストの掛かる面倒で厄介なリフレッシュ・リメークとなります。

※クロームの腐食、メクレのない程度の良いクロームは直にパウダー塗装で対処出来ますので、低コストでカラー塗りが可能となります。



クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら





(有)オートサービス西 HPはこちら

2011.05.05

純正BBS14インチの粉体パウダー塗装からリムポリッシュ

ゴルフ&ジェミニ純正鍛造BBS14インチの粉体パウダー塗装と溶剤ウレタンカラーによる塗り換えからリムBBFバフ鏡面研磨仕上げでのリフレッシュ・リメークです。

モデルが全く同じモノで、リム/ディスク個別仕上げの作業の流れは変わりありませんが、ディスクカラーの違いやリムフランジ部への研磨(有り・無し)で、それぞれ違った表現となります。

同じモノを同じような作業しても現品の損傷状態の違い、修正工程の(有り・無し)で料金や納期が違ってきます。





いすゞジェミニ純正BBS14インチのリフレッシュ(マットブラック&鏡面研磨)

 

富山県のお客様・・ディスク&裏面カラー部は粉体パウダー塗装のマットブラック

リムBBFバフ鏡面研磨となります。





 

まずは丸ごと塗装剥離から始まります。

裏が1本軽く曲っていましたが、表面は擦り傷程度で大きなガリ傷も無く、比較的程度の良い商品です。





 

塗装剥離後にガリ傷や曲がりがあれば修理となります。1本軽い曲りを直してそれからパウダー用の下処理となるブラスト、バレル研磨、脱脂してパウダーマットブラックの丸塗り(表裏全面)となります。

※パウダー用下研磨に1工程多いバレル研磨までするのは他所には無い当店だけの拘り作業です

通常は塗装剥離してさらにブラストしてからのパウダー施工となりますが、肌艶の仕上がり感向上のために鏡面仕上げ用のバレル研磨機を使い贅沢にパウダーコートの下処理にも利用しています

マットブラック丸塗り仕上げならここで完成!となりますが、ここからアウターリム面の塗装を剥ぎながらのポリッシュ仕上げが待っています。

粉体パウダー塗装についてはこちら





 

 

リムフランジ部の塗装を残してのリム面BBFポリッシュ鏡面仕上げです。

※提案注意事項)

このホイールもポリッシュ部へバランスウェイトを直付けてありました。

カラー塗装ならあまり問題ありませんが、ポリッシュ部へバランスウェイトを直に付けるとウェイト鉛にアルミが犯されていまい、その箇所へ黒墨状の腐食が現われます。

それは研磨磨きしても完全に取れませんのでやや黒点斑点が残ってしまいます。

ポリッシュホイールのデザイン面へ鉛ウェイトを直に付けない事をお勧めいたします。








ゴルフ純正BBS14インチのリフレッシュ(クリアーブラック&鏡面研磨)

 

広島県のお客様・・4本ガリ傷だらけで、パテなど使えないポリッシュ仕上げが前提ですので、ポリッシュ部はもちろん肉盛り研磨形成にて完璧に直してあります。

新品と交換したBBS赤パッチが、良く似合います。





 

4本ガリ傷有りと2本曲り有りの商品です。



 

塗装を剥ぐと傷の程度が良く見えてきて、修理もやり易くなります。



 

4本表面へガリ傷があり、さらにそのうちの1本はリム側面が全周削られておりこれを削り落としすれば1本だけリム幅が当然薄くなります。

面倒でも当然リム側面全周溶接となります。

溶接は簡単な事ですが、形成に手間と時間がかかります。





 

リム側面研磨形成とリム部、ディスク部の下処理研磨です。

ここから下処理塗装をしてブラック丸塗りからクリアー丸塗りとなります。





 

こちらは溶剤系ブラッククリアー仕上げからのポリッシュ鏡面研磨仕上げです。



1Psのリム/ディスク個別仕上げはマットブラックでもブラッククリアーでも塗装まで一旦完成させて後は塗装を剥ぎながらひたすらリム研磨です。・・ (汗)

80番・120番・240番の荒研磨して、

それから仕上げ研磨の油研磨が240番・320番・400番・600番・800番・1200番・1500番・2000番までペーパー目を細かく磨いて行き、顔も手も油まみれになりながら長い研磨の末に鏡面ポリッシュとなります。







●リムフランジ部への研磨について●

 

リムフランジ部の塗装部は残してのリムポリッシュ仕上げです。

リムにメリハリが付いてホイール全体が締まったような感じとなります。



 

リムフランジ部まで研磨してのポリッシュ仕上げとなります。

ホイール端まで磨いてありますのでホイールが大きく見えます。

1Psのリム/ディスク個別仕上げは一旦丸塗りしてからリム研磨となりますので、リムブランジ部を残すか研磨するかで、料金の差は発生いたしません。

お好みに応じて対処いたしますのでお気軽にお申し付けください。 



 

今回リムポリッシュ部はノークリアー仕上げとなります。

今回のこのリムにはピアスボルトやバルブなど突起物がないためノークリアーでもワックスやコンパウンド磨きなど簡単にヒト拭き出来ますのでメンテナンスが特にやりやすい構造です。



アウターリムポリッシュはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル鏡面研磨・ダイヤモンドカットなどご予算、ご希望に応じてポリッシュ加工いたします。



アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら







「色塗って磨けばよいってモノじゃないのです。」



基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。




完全なる修正が出来て4本リフレッシュ・リメークとなります。

ヤフオフや中古販売店から直接当店へ送ってくださるお客様も多数いらっしゃいますので購入前にお気軽ご相談ください。



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