仕上げ実績・ブログ
2010.12.01
レクサス純正ガリ傷・エグレ・曲がり修正から色換え
レクサス純正19インチでガリ傷・エグレが全面あり、稀に見る酷い修理で納期も料金もそれなりにかかりましたが、きちんと修理した後、イメチェンでマットブラックへ色換えしました。
ガリ傷全周・エグレ・曲がりなど手ごわい修理からマットブラック色換え
原型修復後ハイパー塗装から艶消し黒(マットブラック)です。
完成写真だけをを見れば何事も無かったように見えますが、これは苦労しました。
肉盛り溶接の下準備、確認のため1だけ塗装剥離しての損傷確認!
塗装ホイールは塗装を剥いで見ないとどこまで傷が深いか解りません。
4本の内1本は擦り傷程度ですが、3本がディスクの削れとリム全周ガリ傷と大きな削れがありました。
まずは溶接に邪魔になる塗装の剥離と曲り修正からです。
リムへの肉盛り溶接です。溶接箇所が多く全部は紹介しきれませんので一部のモノです。
表エグレのあるモノは当然裏面まで包み込むように溶接する必要があります。
溶接からのリム形成がこのホイールの一番の難所です。
リムフランジがディスクと離れた通常の構造のモノなら研摩形成も比較的安易に出来ますが、ディスクがリムまで延長して繋がった構造のためリム内側とディスクとのL形状の交差部が機会工具の入る限界があるため完全手作業で「ゴシゴシ」と根気よく研摩しなければならない厄介な構造です。
原型修復してからは普段通りの下処理塗装後、メインのマットブラックして完成となります。
今回のリフレッシュは修正工程時間が完成までの90%を占める割合となります。
程度の良いホイールの場合この手の塗装は比較的簡単に早く仕上がります。
最終仕上げとなる外観性のカラー塗装の出来栄えより、その前の修正や原型修復の方を評価して欲しいです。
曲り歪みを直して、強度確保のために、きちんと溶接研摩形成してから色塗りする事が、ホイール修理屋さんの本来の仕事プロの仕事です。
パテ埋めて色を塗るだけなら誰でもどこでも出来る修理です。
4本ワンセットのご依頼は「みんカラ」会員様に限り送料往復無料です。
※送料往復無料キャンペーンは12月15日までとなりますのでこの期間中に是非ご相談ください。
(有)オートサービス西HPはこちら
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2010.11.30
メッキホールの修正、再メッキ(クロームメッキ&スパッタリングメッキ)
メッキホイールの曲り、ガリ傷修正は損傷の大小に関わらず全て一旦既存のメッキ(スパッタ・クローム)を剥いでから全面メッキとなりますので、他のホイールと違い、納期がかかり、料金が割高となってしまいます。
クロームやスパッタメッキ修正は修理代が高い順位「第1位・2位」となってしまいます。・・・でも新品同様に治ります。
詳細ブログはこちら
http://www.243ok.com/blog/category/489/
クロームメッキホイールに良くあるメッキ剥げ腐食への再メッキ
ブラバス19インチ
元々はクロームメッキですが、自然劣化の割には酷いメッキの腐食と剥げ、メクレがあり、素材自体の腐食劣化が激しいため再クロームは不可となりスパッタリングメッキにての対応再メッキとなりました。
※クロームメッキの再メッキは損傷状態や構造を選びますので、何でも再クロームできるものではありません。
クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら
スパッタリングメッキ(SBC)のガリ傷修正からスパッタリングメッキ再メッキ
エンケイRP-03 18インチ(SBC)黒味かかったメッキで、この色のメッキは難しいタイプです。
リムガリ傷とディスクの擦り傷修正からのSBC再メッキとなります。
スパッタリングメッキは塗装式のメッキですので、当店でメッキ剥離が可能です。
メッキ剥離後、通常のガリ傷肉盛り研摩形成となります。
研摩形成して原型の修復は完璧です。ここまでが普段通りの当店のお仕事となります。
これから先がクロームやスパッタリングなど専門分野となるメーカーのメッキ工場の出番となります。
メーカー工場から上がって来たスパッタリングメッキの完成品です。
メッキ工場の仕上がりがいくら良くても基本基礎となる修正がしっかり出来ないと凸凹状や波打ったリムのままのメッキ仕上げとなってしまいます。
また逆にいくら完璧に修正してもメッキの仕上がりが悪いと外観性に難がでます。
当店の完全なる修理とメーカー依頼によるメッキ処理との連携でほぼ新品同様となって仕上がります。
※ホイール修理屋さんで自前でメッキまで出来るお店はありません。
裏側面はスパッタリングメッキのベースとなる黒の粉体塗装となります。
SMB)とはクローム色のスパッタメッキとなります。
SBC)とはやや黒っぽいブラックメッキとなります。
スパッタリングメッキ修正の詳細はこちら
(有)オートサービス西
2010.11.27
ミラーポリッシュの傷修正は安い・早い・綺麗の3拍子!!
既にミラーポリッシュされた商品や、以前当店でミラーポリッシュ加工したホイールの修理は「安い・早い・綺麗」を提供できますので、ご安心ください。
またノークリアーで収めたミラーポリッシュは少々の傷程度はユーザー自信で簡単に傷直しできますので、今回のブログを参考にしてください。
※大きなガリ傷は肉盛りを要しますので、その場合は、当店にお任せください。
当店でミラーポリッシュしてノークリアーで収めた商品は飛び石程度の傷や引っかき傷程度は短時間で簡単にユーザー自身で治せます。
このBBSは以前当店でミラーポリッシュしたホイールでディスクの僅かな引っかき傷修正です。
もちろん当店で元通り完璧に修理しましたが、この商品を例にとり、今回はミラーポリッシュノークリアー仕上げの部分修正は一般ユーザーでも簡単に修理、磨きできますので参考にしてください。
1・ペーパー掛け 傷の程度にもより、耐水ペーパー荒め240♯ 320♯ 400♯ 800♯ 1000♯ 1500♯とコンパウンドを準備します。
消しゴムサイズの充て木をして水を付けながら傷よりやや広めに240♯で傷を取りそれからペーパー目を細かくして行き、最終のペーパー1500♯まで根気良く研摩します。
2・コンパウンド磨き フィニッシュは光沢艶出しのために、コンパウンドを付けポリッシャーで修正箇所だけでなく表面全体を磨けば完成です。
ポリッシューをお持ちの方は千円程度の出費で傷修正ができます。
少々の傷直し程度は自分で出来る事がミラーポリッシュ(ノークリアー)仕上げの最大の利点です。
●コンパウンド磨きのアドバイス●
修理箇所は粗めのコンパウンドで磨き込み、周りとなじますために極細のコンパウンドで全体的に磨けば境目が目立たずなじんできます。
一般的なコンパウンドでのバフ研摩はどうしてもコンパウンド傷や摩擦熱とムラがやや出ますので力を加えず大きく広く研摩するのがポイントです。
これだけでユーザーによるリペアーとしては十分なレベルまでの完成度となります。
所有時間約20分程度
材料代 耐水ペーパーA4サイズで1枚70円前後です。
コンパウンドは「荒め・仕上げ」の2種類はあった方がいいです。
耐水ペーパーも必要な分だけ無駄なく切って使えば次も使えます。
これから先の仕上げがプロの仕事です。
バレル研摩仕上げ コンパウンド傷や摩擦熱と周りとのムラを無くすためにバレル研摩で仕上げればご覧の通り、元通に完璧に治ります。
※注)浅い傷程度はユーザーの修理で十分ですが、肉盛りを要す深いガリ傷は手を加えず当店にお任せください。
今回の引っかき程度の修理は全面再研磨仕上げして1.2万円(ノークリアー)位で収まります。
※2Ps・3Psホイールは分解してのミラーポリッシュとなりますので分解・合体の手間と費用でやや工賃がかかります。
これがメッキホイールの場合・・・
全面メッキ剥離から再メッキとなりますので、同サイズ、同レベルの傷直しで
スパッタリングメッキで約3.5万円~ クロームメッキで約6万円~
ダイヤモンドカットも3Dデータ作成からの表面全面切削カットとなりますので2.5万円~
小さな傷治しでもコストと納期が表面処理の違いでこんなに違ってきます。
ポリッシュホイール部分修理(オンクリアー)の場合の例
※オンクリアーを解りやすくした例です。
表面にクリアーが載っていると一旦クリアーを全面剥が無いと研摩できません。
そのまま研摩するとこんな仕上がりとなりますので、かえってやらない方が好い結果となります。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ポリッシュホイールはカラー塗装ホイールと違い、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成の誤魔化しのきかないホイールです。
外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めします。
(有)オートサービス西HPはこちら
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- バレル研摩/曲り・ガリ傷・腐食の再バレル研磨