仕上げ実績・ブログ
2011.09.30
レーシングスパルコ18インチ/スーパーミラーバレル研磨(2次元)
レーシングスパルコ(鍛造)18インチ2次元ミラーポリッシュです。
ホール穴の上に傘の付いた特殊なデザインのホイールです。この傘が邪魔になり奥ばったホール穴周りの研磨に手こずりました。
軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」はスーパーミラーバレル研摩に相性抜群でアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。
レーシングスパルコ18インチ2次元ミラーポリッシュ!
北海道のお客様・・・クリームホワイトとダイヤモンドカットのスパルコです。ポリッシュ部はお決まりのクリアー劣化からの白ミミズのシミ現象が来ています。幸い虫食い腐食まで至っていませんでしたので、2次元スーパーミラーバレル研磨でリムディスクとも同様に仕上がりました。
剥離~ブラスト研磨して曲りとガリ傷肉盛り修理からです。
ハンド荒研磨してからバレル研磨機による荒研磨を1時間ほど研磨します。
ハンド仕上げ研磨から仕上げ用のバレル研磨を数回繰り返して2次元ミラーポリッシュ研磨の完成!
デザイン表面はツル肌で均等にムラの無い光沢となります。
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに綺麗になります。
傘と言うかツバが出っ張っており奥ばったホール穴周辺の研磨が難しい箇所でしたがご覧の通りピカピカです。

装着写真を頂きましたので紹介します。
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。
スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こします。ノークリアーでも従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違いますので酸化白ボケが起き難い特徴があります。
ノークリアーは白ミミズシミ現象を避けるためや少々の傷はユーザー自信で治せる利点があります。 そのためスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、普段のメンテが必要となりやや面倒なメンテ作業が必須となります。
白ボケ現象回避や普段のメンテが面倒な場合はオンクリアーで表面保護する方法もあります。
ミラーポリッシュへのオンクリアーには溶剤系硬質クリアーとパウダーコートクリアーとあります。
「オンクリアー&ノークリアー」とまたオンクリアーにも「溶剤系硬質クリアー&パウダーコートクリアー」があり全て一長一短、留意点があります。完全無欠なモノはありません。
オンクリアー&ノークリアーの詳細はこちら
ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
※オンクリアー仕上げは一旦クリアーを全部剥いでからの再研磨してオンクリアーとなりますので、ノークリアーよりやや納期がかかります。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
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2011.09.29
BBS-LM スーパーミラーポリッシュからのブラックポリッシュ(BMP)
LM19インチ、リムガリ傷(4本)修正からのブラックポリッシュ(BMP)完全カスタムのご紹介をいたします。
カラーポリッシュする場合はまず素材自体をミラーポリッシュしてミラーポリッシュした下地を透かして透き通ったカラーで染めていきます。
カラーポリッシュ用のカラーも多数取り揃えています。
(金・黒・青・赤・黄色・オレンジ・カッパー・紫・ピンク他)
BBS-LM19インチ 2次元ブラックミラーポリッシュ (BMP)
大阪からのお客様・・写真では一見ハイパー塗装(DBK)のように見えますが、カラー塗装仕上げではありません。
芸の細かなミラーポリッシュからの(BMP)ブラックポリッシュです。
写真では紹介しきれないほど4本とも、きびしいガリ傷有りで、飛び石などの大きな陥没も多数ありました。
素地ポリッシュ仕上げですので、削り込みやパテ埋めなど誤魔化しの出来ない修正工程です。
リム修正後、ディスク塗装剥離をして、ここから地味で細かい研磨作業の始まりです。
下処理の研磨次第でスーパーミラーバレル研磨の仕上がりが左右されます。
リム部のBBFバフは研磨機にて研磨できますのでディスク研磨より比較的簡単に下処理研磨できます。
いきなりですが、ディスク面のスーパーミラーポリッシュの完成です。
ここからノークリアー&オンクリアーとなりますが、今回はブラックポリッシュのオンクリアーとなります。
ディスク部へのブラックオンクリアーで(BMP)ブラックミラーポリッシュ完成です。
別のLM20インチの2Psリム部へのバレル研磨機の混入研磨風景です。
リム研磨は通常研磨機にてのBBFバフ(鏡面研磨)で完成となりますが、今回はBBF研磨してからさらにバレル研磨機へ混入してセラミックで磨き込んでいますので二段構え研磨となります。
これが通常のBBFバフ(鏡面研磨)とバレル研磨機からのスーパーミラーポリッシュの大きな違いです。
ディスクが無いとセッティングできませんので、他のディスクを仮付けした状態で研磨します。
アウターリム部はバレル研磨機混入により側面までついでにピカピカになります。
エグレ、ガリ傷が有った箇所もご覧の通り完全に蘇り光沢を放っています。
確実な肉盛り研磨形成が出来ないとミラーポリッシュ仕上げは絶対に出来ません。
ディスクもリムも完全アルミ素地仕上げのため素材の良し・悪しにも影響されます。
カラー塗装のようにパテなどで誤魔化しが出来ません。
2Ps・3Psは全てリム/ディスク別々に作業していますので完成後、傷が入らないように専用の保管箱に保管します。
これとは別に2個、計3個とも友人の家具職人の心のこもった手造り保管ラックです。
完成したディスクは重ねて保管できませんので保管ラックのお陰で整理整頓できて重宝してます。
スーパーミラーポリッシュは素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
※腐食の激しいものは虫食いの黒の斑点が現われる場合もあります。
程度の良い鍛造加圧式(FORGED)品はミラーポリッシュは特にお勧めです。
今回はオンクリアー仕上げです。
ミラーポリッシュはオンクリアー・ノークリアーご希望に応じて対応いたします。
ミラーポリッシュのノークリアーの場合ユーザー自身でも簡単に傷修理が可能です。
「オンクリアー&ノークリアー」とミラーポリッシュユーザー修理例についてはこちら
仕様中生じたガリ傷など当店で一遍磨いてありますので、ローコスト、短納期で修理、再研磨が何回でも可能です。
●ミラーポリッシュ修理代(ノークリアーの場合)12.000円~
●納期 1週間程度
※クロームメッキやスパッタリングメッキは傷の大小に関わらずのメッキ全面剥離から始まり再メッキとなりますので、18インチクラスで1本/7万円以上となり納期も40日以上かかります。
さらに再クロームは溶剤漬け電気分解により一部素材が犯されますので強度が低下するため再クローム回数には限界があります。
※スパッタリングメッキは塗装式ですので素材の強度低下の影響はありませんが傷が付きやすく、飛び石等でのメッキ剥げなど、メッキ層がもろいのが難点です。
クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら
カラー塗装ホイールと違い素材自体の表現ですので、ガリ傷修正など肉盛り研磨形成を要する修理は技術の差が大きく出る誤魔化しのきかないのがポリッシュホイールです。
外車・国産車純正ホイールや社外品ホイール問わずスーパーミラーポリッシュ可能です。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.09.27
ファブレス2Ps溶接ハメ殺しのホイールへのスーパーミラーバレル研磨
リムとディスクの素材や表面処理の違うモノを溶接で結合してあるホイールを2Ps溶接ハメ殺しホイールと呼びます。
2Ps溶接ハメ殺しにはデザインによりダミーボルト「有りの無し」と2通りございます。
ピアスボルトで合体してある本来の2Ps.3Psなら分解してリムとディスクがそれぞれ様々な加工が可能となりますが、溶接でくっつけてある2Psのハメ殺しはリムとディスク個別の加工内容が制限され、一部の塗装とリム磨きしか対応できません。
さらに構造デザインにより磨きすら出来ないモノや修理に関しても現状の届く範囲内となる事も多く、全ての加工に限界があり、加工内容がかなり制限されます。
そこで今回スーパーミラーバレル研磨にて丸ごとポリッシュへトライしてみました。
その1・ファブレス20インチ/2Psハメ殺しのスーパーミラーバレル研磨(2次元)
大阪府のお客様・・ディスクがモッコリ形状でリムとディスクのつなぎ目、Vゾーンの境目はディスク磨きのバフ研磨はもちろん本来のダイヤモンドカットも当然出来ない構造のため2Psハメ殺しではお初となるスーパーミラーバレル研磨(2次元)でトライしてみました。構造やデザインにより磨ける範囲に限界はありますが、以外と旨くいきました。
ダイヤモンドカット「オンクリアー」特有の水浸入による白ミミズシミです。
元はリムとディスクを別々にダイヤモンドカットしてその後合体したホイールですのでくっついたままでは本来のダイヤモンドカットは不可能です。
リムとディスクのつなぎ目から察ししてダイヤカットのバイトの刃先が奥まで入る構造ではないのが良くお解りかと思います。
ポリッシュ「オンクリアー」は使用中飛び石の傷により数年で100%白ミミズ現象が現われます。溶接でくっつけて有れば他の方法でしか対処できません。!
ポリッシュ「オンクリアー」シミ・腐食の原因はこちら
スーパーミラーバレル研磨2次元とするための剥離からブラスト研磨です。
2Psハメ殺しへのバレル研磨は初めてですので難しいVゾーン部を特に念入りに下研磨しました。
ディスク部はアクションサンダー研磨をしてリム部はリム根元より狙ってリム専用研磨機にての下処理研磨です。
バレル荒研磨を数時間かけます。
キャップフレートは自作のジグへ貼り付けて個別に荒研磨します。
※キャッププレート類へのダイヤモンドカットはもちろん不可です。
バレル研磨ならキャップはもちろんアルミ製なら何でも磨けます。
素材が鋳造品でしかも2Psハメ殺しの現状のままでの研磨とは言えここまで綺麗になりました。
2Psハメ殺しホイールはバレル研磨以外の方法でディスクから丸ごと磨く方法は現時点でありません。
側面はついでに綺麗になります。
2次元研磨ですので、ディスクサイド面はユズ肌の鈍い銀となり表面部はツル肌のアルミ独特の光沢風合いとなります。
※ディスク部のサイド面が砂肌ならキャップのサイド面も元は砂肌のはずですが、それはディスクは鋳物のたサイド面の硬い砂肌は削られず残った状態となり、キャップは合金プレスで元々塗装してあるだけで柔らかいアルミ板のため研磨している最中についでに光沢が出た現象です。要は素材の違いです。
その2・ファブレス19インチリム修理からリムのみBBFバフポリッシュ仕上げ
埼玉県のお客様・・こちらのファブレス19インチは「リムはアルマイトメッキ」で「ディスクが3次元クローム」の種類の違うメッキを溶接結合したハメ殺し2Psホイールです。
これがディスクのクローム傷の修理ならここで修理不能アウトですが、幸いリムの傷修理で、リムはアルマイトのためBBFバフ鏡面研磨にて対応出来ますので、現状で磨ける最大限の範囲で研磨修理出来ました。
まずは4本みなガリ傷の肉盛り研磨形成からです。
クロームメッキでは有りませんので普通に溶接可能です。
分解してリム単体での研磨加工ができませんので、リムとディスクの僅かな隙間を狙って半端な箇所へ研磨筋が残らないようにリム研磨機にて完全ハンド研磨仕上げとなります。
ディスクへのマスキングは研磨傷が入らないためとリムへのクリアー塗装のための養生を兼ねます。
もちろんリムへの再アルマイトメッキは不可のためリム研磨機によるバフポリッシュ(オンクリアー)仕上げでしか方法が有りませんが4本同時の場合は同質の肌で揃えられますのでこれが最良の方法です。
上記の20インチファブレスのバレル研磨とはまた違った表現です。
2Ps溶接ハメ殺しホイールへの修理や塗装、磨きメッキなど加工不可な理由と限られる加工内容について
1・ディスクが突起したデザインやリムとディスクが同じ高さの構造はリムをプレス修理できませんので 曲り修理はデザインを選びます。
2・メッキ系(アルマイト・クローム・スパッタリングメッキ)は分解して個別のメッキ加工となるため再メッキは全て不可です。
3・リム部への全面磨きはリムとディスクへ研磨できる範囲の隙間がある事が条件となり出来るモノと出来ないモノがあり構造、デザインを選びます。
4・当然の事ながらリム交換は出来ません。
5・溶剤系カラー塗装やパウダーコートもマスキングを要したりまた丸塗りでもリムとディスクの隙間の奥部まで完全に塗装が載らないため満遍なく包み込みの塗装ができません。
6・リムのみやディスクのみまたは丸ごとのダイヤモンドカットは不可となります。
※平坦なディスクでリムまで繋がったデザインなら極一部可能なモノがあります。
7・スーパーミラーバレル研磨は構造により一部可能モノがあります。
8・溶接や塗装、磨きは現状の届く範囲までとなり完全な加工が出来ません。
※ダミーボルト付きの1Psホイールはダミーボルトさえ外せばホイール本体そのモノが1個のパーツ ですので上記加工のリム交換以外は全て可能です。
2Ps溶接ハメ殺しホイールはリフレッシュ、カスタムも多く制限されますが、なんといっても単品修理の場合オリジナルと同質の加工にはほとんど対応できないためお手持ちのホイールとの表現が変わってきます。 リムやディスク部がダイヤモンドカットとかメッキ(アルマイト・クローム・スパッタ)だったら分解しての同じ加工が出来ませんのでそこでもうおしまいです。
他の方法として今回のような4本同時にスーパーミラーバレル研磨するかマスキングして色を塗るしか選択の余地がありません。
ユーザー側もダミーボルトが付いた2Ps溶接ハメ殺しである事は当然知らずにディスクだけ再メッキにしてくださいとかBBSのように分解してリフレッシュ・リメークお願いします。など無茶な注文を数多くいただきます。 今回のブログを良く読んでユーザー側も、もっとホイールに関する知識を養ってください。
永く愛用すればいつかは塗装やメッキの劣化も出てきて傷や曲がりにも遭遇します。安物で使い捨てならともかく、高額でしかも修理再生できないホイールはどうなんでしょか?でもそれらは数多くあります。他にはステンレスジャケットとか・・
なるべく治せないように造って「傷付いたり劣化したら新品を買ってください!」
そんな商品は新品を買うしか方法がないのでしょうか?
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