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仕上げ実績・ブログ

2012.11.23

OZペガソ17インチのリフレッシュ/パウダーコートの不具合について

腐食の酷いOZペガソ17インチのリフレッシュ・リメークです。

ペガソは今回イン、アウト、ディスク3パーツみな粉体塗装(パウダーコート)フィニッシュ仕上げの予定でしたが、アウトリムの腐食虫食いが酷かったためにパウダークリアーでは不具合が出てしまい急遽、溶剤硬質ウレタンクリアーへ変更となりました。

粉体塗装(パウダーコート)は素材の程度により「可・不可」が決まりますので、パウダーコートの不具合などについて詳しくご案内します。





OZペガソ17インチ粉体塗装(パウダーコート)によるリフレッシュ・リメーク

 

東京都のお客様・・曲りやガリ傷などは全く問題有りませんが、アウトリムのポリッシュの虫くい腐食が酷いためポリッシュの仕上りが心配なOZペガソです。





 

インナーリムの塗装を剥いだら腐食カビだらけ! 

 





 

パウダーコートの前処理でインナーを 丸ごと研磨します。





 

パウダーグロスブラック噴射!





 

センターディスクは腐食が少ないためパウダーコートは旨く行きます。   

 



 

パウダーグロスブラック噴射!





       ■・・・今回のテーマ・・・■

腐食の激しいアウトリムへパウダークリアーコートは旨くできるのか?

 

手付かずの自然な曲りですのでこの程度の曲り修理は全く問題ないですが、ポリッシュ腐食が酷いためパウダーコートに対応できるかが不安です。







深いエグレは研磨しても取れません。エグレやガリ傷を肉盛りぜず傷が消えるまでひたすら削り落としするのを削り込み研磨修理といいます。そうすればリムの形が変わり肉厚が薄くなりますよね・・・・





 

曲り、エグレ修理からBBFバフポリッシュ仕上げの完成!(ノークリアー状態)

BBFバフポリッシュの時点では巣穴はさほど目立ちませんのでバレル研磨を掛けて検証します。







 

他のディスクを仮付けしてバレル研磨機にセッティングしてバレル仕上げ研磨!







 

バレル研磨すれば虫食い、腐食の痕跡がはっきりと見えて来ます。

素材自体が侵されていますのでいくら磨いても虫食い、腐食は完全には削除はできません。





 

気泡が出ないのを祈りつつだめ元でパウダークリアーを噴射! これも経験です。

 





 

パウダーコートは200℃の高温焼付けため予想通り虫くい、腐食跡から異物、沸きの気泡が出て来ました。 またクリアーを剥いで研磨からやり直しです。





 

もう一度バレル研磨して溶剤硬質クリアーで塗り直しです。

溶剤クリアーは60℃の低温焼付けため気泡はほとんど発生しません。

クリアーは透明ですので虫くい腐食痕は透けて見えます。





 

個別の各パーツ完成後にピアスボルトは研磨してから装着合体完成!ロゴシールも当店で複製製作しました。





 

インナーリムも虫くい腐食が酷かったため多少の異物、気泡は出ていますがインナー裏側ですのでアウトリムのように塗り直しは今回無しです。





 

虫くい腐食の酷いモノでも溶剤クリアーなら発砲現象はほとんど出ません。





パウダーコート発砲現象について

    ↓



リム一部に腐食が有りますが、その周辺はブツ発砲が確実に出ます。

ブツを研磨して溶剤カラーで手直しです。





インリムの腐食痕からのブツ発砲現象

※インリムですので多少のブツ発砲は手直し無しになりますが、これは酷すぎますので剥離して溶剤ブラックに塗り替えです。





アウトリムポリッシュの腐食痕からのパウダークリアーによるブツ発砲現象!

※クリアーを剥離して磨き直しからの溶剤クリアーの一からやり直しです。





 

こちらは腐食より巣穴ピンホール現象です。中国産ホイールで素材が悪く元々巣穴だらけの鋳造ホイールのためパウダーコートすれば巣穴から空気、気泡が全体的に多く出てきますのでこれもパウダークリアーは不可です。



静電式(固体)「パウダーコートクリアー」はポリッシュへのオンクリアーとして現時点では最強のクリアーですがパウダークリアーにも一長一短が有ります。

■パウダークリアーの長所■

1・地金素地への密着性が高い

2・退色性、耐光性が有り色褪せしにくい

3・頑丈な樹脂膜で塗装肌が固く干渉傷や飛び石に強い

パウダーコート肌実証動画 https://www.youtube.com/watch?v=EwgV3IQNJiU



■パウダークリアーの短所■

1・素材を選ぶ(一部海外製など質の悪い鋳造ホイールは不純物が多いためブツなど発砲を起こします。)

2・腐食の有るモノも腐食痕周辺からブツなど発砲を起こします。

3・ポリッシュ光沢がやや引きます。

4・1Psなどディスクや窓部など溶剤カラーを塗って有るモノは温度差の関係上パウダークリアーと混合が出来ない

5・2Psハメ殺しはリムとディスクの僅かな隙間から異物や気泡が出ます。





お問い合わせやお見積もりは会社メール

nishi@243ok.co.jp  の方へお願いいたします。







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2012.11.20

ダイハツコペン純正ホイールのバレル研磨からのカラー塗装

ダイハツコペン純正ホイールを一旦バレル研磨してからカラー塗装を2本左右互い違いに塗り分けのバレル研磨&カラー塗装です。!

カラー塗装が粉体塗装(パウダーコート)の場合は塗装が先になりますが、今回指定カラーのためバレルで磨いた後で溶剤の色を被す方法です。

 



コペン純正ホイールバレル研磨からカラー反転塗り分け塗装

 

福岡県のお客様・・・ダイハツコペンの純正。塗り替えが目的で福岡からわざわざご来店頂きました。来店ついでにバレル研磨の作業風景を見学されて帰りしな急に気が変わったらしくバレルとカラーとの融合をリクエストされ急遽加工内容の変更となりました。





 

スポーク窓部は塗装でデザイン天面がバレルポリッシュの前処理 

 





 

スポーク窓部はバレルポリッシュでデザイン天面がカラー塗装の前処理





 

窓部は塗装用に荒く仕上げて、デザイン天面がバレル仕上げの完成です。





 

窓部はバレルポリッシュ仕上げでデザイン天面がカラー塗装用に荒く仕上げます。 窓部へのポリッシュはバフ磨きではこの表現は出来ませんのでバレル研磨ならではの得意技です。





 

マスキングに時間と手間がかかりました。インナー側へもカラーが被らないように養生します。!





 

溶剤の指定カラーを塗った後、メタリック系のカラーですのでクリアーで一旦抑える必要があります。









ポリッシュを保護するためだけでなくマスキング筋やポリッシュとカラーとの裁断面などを覆い被す役目としてカラー塗装部を再度足付けサイディングしてからホイール丸ごとクリアーを塗ります。つまりクリアーは今回二度塗りです。





 

車両左側はスポーク天面部バレル研磨でサイド面はカラー塗装となります。







 

車両右側のスポーク天面部はカラー塗装でサイド面がバレル3次元研磨となります。







 

バレルは本体丸ごと研磨しますのでインナーや側面も丸ごとクリアーを塗ります。



 

カラー&ポリッシュ表現は通常はカラー塗装を済ましてその後、塗装を剥ぎながらポリッシュ加工をします。ダイヤモンドカットは全てこの方法です。

しかしダイヤモンドカットは天面しかでカット出来ませんのでスポークサイド面は塗装仕上げとなります。



そこでバレル研磨の出番となりますが、バレル研磨は水槽の中で本体丸ごと磨きのため、セラミックボールの圧力で先に色を塗ってしまえば塗装が所々剥げてしまいます。 塗装が粉体塗装(パウダーコート)でしたらセラミックボールの圧力にも耐えてきれて前塗装でいけますが、パウダーコートは調色が出来ないため調色可能な溶剤カラーを塗る場合は今回のような作業手順となります。



またバフ磨きならダイヤモンドカットの様に溶剤カラーを塗った後で塗装を剥ぎながらのポリッシュ加工も可能です。しかしスポークサイド面はバフ磨きでは旨く磨けません。また面の広いデザインなどバフ磨きではバフ傷、バフ焼け、バフムラが出てしますのでバレルでなければ今回の様な光沢は表現できない訳です。でもポリッシュは全て素材の良し悪しで決まります。







4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。



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2012.11.17

鋳造(CAST)ホイールのスーパーポリッシュバレル研磨(2次元)

当店一押し自慢の特殊研磨工法スーパーポリッシュバレル研磨2次元です。 



同じ鋳造品でも製造年代や生産国により「素材の違い・製造技術の違い」などで磨き仕上がりは大きく左右されるます。 



ホイールの新しい古いは関係無く、鏡面ポリッシュ仕上げは素材の良し悪しがそのまま正直に現われますので、素材による巣穴ピンホール出現などについて詳しくご案内いたします。 

国産Y31純正と海外ゴルフ純正へのスーパーポリッシュバレル研磨(2次元)の仕上りの違い!!

 

十数年前のゴルフ純正の鋳造ホイールです。4本ガリ傷が有りますが、この時点では外傷見た目の判断だけで海外製の鋳造品は開けて見ないと解りません。

 
こちらは24年前の日産Y31純正の鋳造ホイールですが国産品(エンケイ製)のため古くても品質の良さは期待できます。



 
2台共、塗装剥離の状態。両者塗装仕上げ鋳造品特有の粗い鋳物肌です。

 
Y31純正はガリ傷は有りませんでしたが、ゴルフ純正の方はまずはガリ傷修理から



 
両者2次元研磨ですのでサイド面の鋳物ユズ肌は残し、デザイン天面の鋳物肌削除の荒研磨をします。



 
バレル研磨機による荒研磨を1時間ほどかけます。この時点では両者同じ肌です。




バレル荒研磨後ハンドバフからバレルの中研磨です。まだペーパー目が所々残っていますが、この時点で大きく肌の差が見えてきました。

 
ゴルフ純正完成・・・Y31の倍ほど手間隙かけましたが、磨き込むほど素地の粗い組織内部が現われたため胡麻が降った様な巣穴がどんどん出てきてました。

 
Y31純正完成・・・24年前のモノでもさすが国産エンケイのホイールです。密度の濃い組織内部のため巣穴はほとんど出ません。写り込みもご覧の通りでグッドです。

 
並べて見れば年代に関係なく素材の違いでその差は歴然! 巣穴による流れ星現象でピカッと光らず、くすんだ様な感のゴルフ純正に比べて24年前のモノでも国産Y31純正は奥深い光沢のツル肌になっています。(これが中国産と純国産との素材の違い品質の差です。国産鍛造ならさらに効果的です。)


ゴルフ純正に出現した巣穴現象のバレル研磨とバフ研磨の目立ち加減の違いを解説します。

バフ研磨はコンパウンド剤でアルミ素地を削りながら押し伸ばして磨きますので巣穴があっても巣穴上面は伸びて被い隠れてしますので巣穴は目立ち難くなりますが、バレル研磨は水槽の中でセラミックボールで巣穴を上から押し込むため巣穴は伸びずはっきりとエッジが出てしまうため巣穴が目だってしまいます。

さらに解りやすく例えれば、砂に穴を開け穴の所へ玉を押せば穴の脇が隆起して胡麻を降った様に目だつのがバレル研磨の現象です。

その砂の穴を孫の手でならせば砂の穴がふさがり穴が隠れますが孫の手で付いたラインは残ります。 その孫の手のラインがバフ研磨で言う所の線傷やバフ焼け、バフムラとなりそれらが目立ってしまうのがバフ研磨の特徴です。

ペーパー充てて「ピカール」で擦れば巣穴が隠れるのはその現象です。


近年の海外の鋳造品でも一部、国産品とほぼ近い品質になっていますが、中国、台湾製やアメリカ製の鋳造品はコスト重視のためか?造りが粗く素材が悪いためクロームメッキブ厚い塗膜で表面を被して有ります。そんなホイールはバレル研磨に限らず、高温焼付けのパウダーコートでも巣穴から空気が沸いて気泡が出現するなど「磨いて悪し・塗って悪し(パウダーの場合)・重くて取り扱いに悪し」で、またさらに「手直しは多くなるわ!手間は掛かるわ!挙句の果てにクレームは付くわ!」で後加工する側にとっては「踏んだり蹴ったり」の難儀なホイールです。

対して国産鋳造品は粉体塗装(パウダーコート)もバレル研磨も問題無く仕上がります。特に鍛造ホイールの(RAYS・BBS・鍛栄舎)の商品は「磨いて良し・塗って良し・軽くて取り扱いに良し」と、さらに素材が原因による手直しなども無くて済むため後加工する側には一番嬉しいホイールです。

※注:)腐食、虫食いの酷いモノは国産の「鋳造・鍛造」に関わらず素材自体が侵されていますのでそれらは当然一部残ってしまいます。

粉体塗装(パウダーコート)仕上がりの違いはこちら

純正ホイールの鋳造品は二輪ホイールも含めエンケイ製が国内に限らず世界でもシェアーNO1です。また鍛造ホイールも日本製が世界シェアーNO1で、マグ鍛などのF1用のホイールは全て日本製ですす。 ちなみに海外ブランドの鍛造ホイール(AMG・OZ・Lorinser・その他)など全て日本製です。また鋳造ホイールに関してはエンケイ製以外のモノほとんど中国・台湾製で、アメリカ製の鋳造ホイールもほとんどが中国製です。

色塗りと違い素地表現のポリッシュ仕上げは「生産国・素材・造りの良し悪し」「虫食い腐食」の有無が一番重要な点です。

※食から工業製品まで色々問題視されてる中国製品!Made in Chineのホイールが国産ホイールと同レベルの仕上がりを期待するのは無理が有ります。

鋳造も鍛造もホイールの製法・技術・品質は日本製が世界一です。
ade in Japan

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