仕上げ実績・ブログ
2012.12.05
OZ19インチ/パウダーコート(グロス・マット)リムとディスクのカラー塗り分け

OZ19インチ2Ps「ミケランジェロ-2 パテントリップ」ステンレスジャケットへの粉体塗装(パウダーコート)です。
ステンレスやクロームなど上塗りは溶剤カラーでは密着性が極端に悪いためそれは出来ませんが、粉体塗装(パウダーコート)ならステンレスやクロームの肌へ直接上塗りが可能です。
※錆び、腐食の有るモノはパウダーコートは仕上がりが悪くなります。
今回はステンレスジャケット傷直しから粉体塗装(パウダーコート)のリム本体はグロスブラックでディスクはマットブラックに塗り分けです。
OZミケランジェロ-2/19インチ/ステンレスジャケットへの粉体塗装(パウダーグロス&マットブラック)
福岡県のお客様・・・ミケランジェロ-2/ステンレスジャケットへの傷修理のついでに粉体塗装(パウダーコート)で模様替えします。
アウトリムへステンレスジャケットを接着剤で貼り付けて有ります。
ステンレスジャケット肌を足付けしてパウダーコートの密着剤を塗ります。
2Psですので本体丸ごとパウダーコートするために前処理研磨 します。
パウダーブラック電着噴射!
ステンレスジャケットままリム本体パウダーグロスブラック完成!
センターディスクはパウダーマットブラックしますのでこちらも前処理 研磨
パウダーマットブラック電着噴射!
センターディスクパウダーマットブラック完成!
ネジ緩み防止剤ロックタイトを付けて1本ずつ規定トルクで手締めします。
合体完成!グロスとマットのブラック2トーンで渋い表現になりました。
インナーリムも側面もパウダーグロスブラックで黒光りしています。
リムに被さっているステンレスジャケットとの隙間からの異物沸きを心配しましが、それも無く旨くいきました。※パウダーコートは高温焼付けのため別パーツがくっ付いたままの塗装ではそのつなぎ目から空気や異物など沸きの現象が時として起こる場合があります。2Psハメ殺しなど・・・
グロスもマットもパウダーコートフィニッシュですので密着性、退色性、頑丈肌の耐久性は溶剤ブラックの比では有りません。
ステンレスジャケットのガリ傷、曲りなどは修理不可なためステンレスジャケットの貼り替え交換となります。しかしこれがまたビックリする値段がします。またステンレスジャケットのみを提供しない不親切なメーカーも有りその場合新品本体の購入を余儀なくされます。
ステンレスジャケットに拘らなければステンレスジャケットをとっぱらってアルミ素地のリムを磨きポリッシュにするか、今回の様にステンレスジャケットへ直にパウダーコートでカラー塗装するかのいずれかの方法となります。
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- ステンレスジャケットへのパウダーコート
2012.12.01
BBS-LM100-4Hをリム交換によるカスタムサイズ/リフレッシュ・リメーク
100-4Hや100-5HのLMは基本FF車用のため9Jなどのワイド深リムの設定が有りません。
ワイドリム100-4HのLMがどうしても欲しくて「LM9J/114-5Hを100-4Hにピッチ変更」出来ませんか?とのご相談でしたが、LMはオープンホールタイプのため5Hから4Hなどのピッチ加工は出来ませんのでお客様にリム取り用とディスク取り用の計8本ご用意して頂きリムとディスクの移植によるカスタムサイズのリフレッシュです。
今回のブログはリム/ディスク移植による新品設定にない世界に一台のカスタムサイズLM17x9J/100-4Hoff+35の紹介です。
BBS-LM17インチ100-4Hリム交換による ワイド化、チャンピオンエディション仕様
千葉県のお客様・・色はバラバラですが塗装剥離ブラスト研磨から始まりますのでそんなのは関係有りません。「7.5J/100-4H浅リム4本」と「9J/114-5H深リム4本」計8本をまずは準備します。(金かかってます。)
美味しい所取りして9.0J/100-4Hワイド深リムのLMチャンピオンエディションに仕上げます。
2Psリム9J側の塗装剥離!
使う9Jリムはガリ傷だらけのため肉盛り熔接・・・使わないリムは程度良好で使うリムがガリ傷有り、不思議なモノで楽させてくれません。
アウトリムのガリ傷修理完成後、パウダーコートのためにリム丸ごと研磨
粉体塗装(パウダーシルバー)を電着噴射!
2Ps本体を粉体塗装(パウダーシルバー)の完成!
これよりアウトリムポリッシュ加工に入ります。
アウトリムは拘りのダイヤモンドカット(オンクリアー)して2Ps本体リムは終了!
※注):ダイヤモンドカット特有の虹色ラインを保護するためにオンクリアーは必須条件です。
さて次は100-4Hのセンターディスクの塗装へ入りますが、ワイドリムにしてさらにワイトレ装着希望のためボルト頭が当たらない様に下駄の逃げを大きく深く削ります。
ボルト頭逃げ加工だけならドリルの消り出しでも良かったのですが、お客様の拘りで形状確保との事で、取引先の外注工事にお任せしました。さすが専門職!NC機械でプログラミングして切削して有りますので形状バランス見た目もバッチリです。
逃げ加工が終われば普段通りのハイパーブラック(DBK)のための塗装剥離+ブラスト研磨の前処理です。
粉体塗装(パウダーグロスブラック)の噴射!
ベースとなるパウダーグロスブラック完成!これからまだ先は長~い塗装工程が待ってます。
パウダーコート肌への直のハイパー銀幕添付では密着性が悪いため足付けのためパウダー肌を一旦サイディングしてから「プラーマー~アンダーコート~ハイパー銀幕添付~トップコート」の流れでハイパーブラック(DBK)は出来上がります。
ハイパー塗装はパウダーコートから数えて4焼き、4コートの手間を掛かて初めてハイパー独特の表現になります。
ピアスボルトは2台分の内で黒とクロームが有りましたのでクロームのピアスボルトを装着合体して完成!
インナーリム、リム側面は粉体塗装(パウダーシルバー)となります。
新品には無いサイズ「17x9J/100-4Hoff+35」チャンピオンエディションです。
2PsのLMは3PsのRSのようにアウトやインを好きなように着せ替え交換が来ませんし、またピッチ変更も出来ません。LMのピッチを変えたいまたサイズを変えたい場合は2Ps本体丸ごとの交換とディスク移植交換となります。
LMに限らず2Psのホイールを大きくしたり小さくしたい場合は ドナーとなるホイールを準備して頂き移植してからのリフレッシュ・リメークです。
これらは新品同士を交換する訳では有りませんので、中古品同士からのリム、ディスク移植交換となれば一番肝心なのは基本土台となるガリ傷、曲りなどホイール修理が出来てからの話です。
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2012.11.28
TOYOTAマークX純正ハイパーブラック(DBK)ガリ傷修理
一昔前は純正ホイールの修理依頼はほとんど無かったのですが、最近の国産車純正ホイールは高級思考からハイパー塗装(DBK)・(DSK)が多いためハイパー塗装のガリ傷修理依頼も頻繁に入庫します。
ハイパー塗装はメーカーやモデルにより様々なカラー名称が付けられていますがベースカラーに銀幕を透かしたレイヤー式塗装のハイパー塗装の基本はみな同じです。
今回紹介するマークX純正4本ハイパー塗装丸塗り修理は勿論、部分塗装が難しいとされるハイパー部分修理もお任せください。
TOYOTAマークX純正ハイパーブラック(DBK)ガリ傷修理
マークX純正4本みなガリ傷の修理です。
丸塗りの場合は塗装剥離ブラスト研磨から始まります。
ガリ傷肉盛り熔接
リム原型修復は完璧です。後は色を塗るだけ
ハイパーシルバー(DSK)のベースとなるグロスブラック
ハイパーブラック(DBK)丸塗り完成!
ハイパーブラック(DBK)と言ってもこの純正ホイールは黒の弱い銀を強めにしたDBKです。
BBS18インチ/リムガリ傷修理からリムのみ部分ハイパーブラック(DBK)塗装
深いガリ傷は全て肉盛り熔接をします。
カラー塗装はパテ埋め修理でも誤魔化せますが、そこは修理屋プロとしてそんな塗装修理はしていません。
熔接焼けが入りますのでリム面は後で塗装を剥いで全周研磨します。
リムのみ修理塗装のため今回はディスクへは触りません。
リム面全周ハイパーブラック(DBK)完成後は勿論ディスク面も丸ごとクリアーで抑えて有ります。 ディスクに付いた飛び石傷もついでに部分塗装済み !
ハイパー塗装の単品修理の場合、1本丸塗りしてしまえばお手持ちのホイールの黒や銀の濃淡が変わってきますので極力部分修理をして周りとの濃淡を合わす塗装修理をしています。
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