仕上げ実績・ブログ
2016.01.16
BBS-CBCジャガー純正16インチ/スーパーポリッシュバレル2研磨+パウダークリアー
BBS製CBCジャガー純正アルマイトからバレル2研磨&パウダークリアーです。
酸化被膜のアルマイトはアルミ無垢の削り出しや板物プレスリムなどへカラーアルマイトや光輝アルマイトに多く利用されていますが、鋳造、鍛造の鋳物品にアルマイトすれば光沢が引いて白濁します。そのため鋳造、鍛造の1Psホイールはカラー塗装やポリッシュ加工になっています。
年代物のBBS製ジャガー純正は鍛造(FORGED)ホイールをアルマイトされた極稀なホイールです。今回のジャガー純正を例に素材によるアルマイトの「得意、不得意と特性」についてご案内いたします。
※素地磨きのポリッシュは「曲りガリ傷」の有無より「虫食い、腐食」の損傷程度こそが仕上がりを大きく左右する重要ポイントです。
BBS-CBCジャガー純正16インチ/アルマイトからバレル2次元研磨+パウダークリアー
埼玉県のお客様・・・一般的な1Psの塗装&ポリッシュでは無く鍛造ホイールにアルマイト処理されたホイールです。
※ディスクのメッシュ部は鍛造肌のままのアルマイトでリムは旋盤削り出しからのアルマイトですので1Ps丸ごとアルマイトでも下処理の違いでアルマイトの表現も異なります。
塗装剥離では無くアルマイトの剥離
※30年ほど前の商品ですが腐食が殆ど有りませんのでこれならパウダークリアーが可能です。
インナーリムから側面リムは研磨剥離
剥離研磨~ブラスト研磨~ハンドアクション研磨~バレル中研磨~バレル荒研磨~ハンドバフ磨き~バレル仕上げ研磨の長~い工程が有りますが写真撮り忘れのためいきなりバレル研磨の完成です。
180℃の空炊き脱脂してパウダークリアーの静電噴射!
年式に関係無く腐食の無い素材の良い鍛造(FORGED)ホイールは見事に光沢復元します。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムまでの丸塗りのパウダーコートはより効果的です。
腐食が有りませんでしたのでパウダークリアーによるブツ沸きは皆無です。
※「曲りガリ傷」のは治せても「虫食い、腐食」は治せませんので腐食の有無こそが仕上がりを大きく左右するポイントです。
新品でも中国製の鋳造ホイールここまでなりません。新品、中古は関係な有りません。あくまでも素材造りの問題です。
四半世紀前の年代物ホイールでも「虫食い・腐食」さえなければ素材が良いモノは光沢復元出ます。※曲り、ガリ傷云々より腐食の有無程度がこそが全てです。
一体型1Psの鋳造、鍛造ホイールをアルマイトしても光沢は出ませんがバレル研磨すればテカテカになりその上にアルマイトすれば白濁したアルマイトになります。
3Ps板物合金プレスリムへの光輝アルマイト
http://243ok.co.jp/blog/category/492/
以前当社でバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
メール送受信のお願い・・携帯からのメールでは一部「受信制限、返信不能、文字化け」などが有り電話番号が明記されないと、こちらから連絡の取り様が有りませんので必ず電話番号明記の上お願いします。返信不能な場合はこちらからお電話いたします。
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- カテゴリー:
- バレル研磨/欧米車
2016.01.13
アルピナ/21インチとTE37/18インチの1Ps丸塗りパウダーコート
アルピナ21インチは全面ガリ傷修理からパウダーグロスブラックベースの溶剤カラー&溶剤硬質クリアー仕上げでRAYSTE37/18インチの方は曲りガリ傷修理無しでパールの入ったパウダーPerlnachtblauからパウダークリアーによるパウダーコートフィニッシュです。
パウダーコートの上に溶剤カラー&クリアーをで仕上げる場合はパウダーコートはベースの役目となり最終塗膜肌は溶剤の特性になります。
溶剤カラーはガン吹き(液体)のため無限大のカラー調色が可能ですがパウダーコートは粉(個体)のため調色が出来ないのが最大の欠点では有りますが「素地への密着性、耐色性、耐光性・耐熱性・樹脂膜の頑丈肌」など耐久性がパウダーコート最大の売り特徴です。
カラー調色が無限大で色見、色調、レベリング重視なら溶剤カラー塗装の選択となり、ある程度の色見、色調は犠牲にしても耐久性重視ならパウダーコートがお勧めです。溶剤もパウダーも一長一短が有りますので目的や使用条件に応じてご判断ください。
アルピナ/21インチとTE37/18インチのパウダーコートベース&パウダーコートフィニッシュ
その1・・アルピナ21インチ/パウダーグロスブラック&溶剤カラー&クリアー
兵庫県のお客様・・・4本ガリ傷だらけのアルピナです。
どうすれば4本全部ガリ傷が入るのか不思議ですネ!
2本は全周ガリ傷で2本は半周のガリ傷有りです。
大きな衝撃干渉によるガリ傷ですので同然リムが押されて曲がっています。
リム1周の肉盛り溶接
ガリ傷半周や一部傷の肉盛り溶接
フィンの突起が有る構造のため回転研磨機で研磨出来ない難儀な構造のため研磨形成は全て手作業です。
4本全部ですのでここが一番手間と時間が掛かります。
ハンド研磨形成が終わればここからは普段通りブラスト研磨してハンドアクション研磨からバレル研磨にかけます。
パウダーグロスブラックの静電噴射!
インナーリムから側面リムをマスキングしてデザイン天面(フェイス)部のみ溶剤カラー&溶剤クリアーで仕上げます。
最終仕上げは溶剤クリアーで完成です。
外車は特にパットカスが付き易いためそれを防ぐために「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目だたない」などの利点でデザイン天面(フェイス)は溶剤でもインナーリムから側面リムは先塗りのパウダーコート肌を残す理由です。
リムやスポーク一部のガリ傷肉盛り修理した箇所ですが修理こそが一番重肝心要です。
※パテ埋め補修ならわざわざ当社へ依頼しなくても素人でも出来ます。
削り込みやパテ埋め補修など一切行っていません。それはホイール修理屋としてのプライドです。
アルピナのパウダーコートはあくまでもベースの役目となり最終塗膜肌は溶剤の特性になります。
その2・・RAYSTE37/18インチ/パウダーPerlnachtblau&パウダークリアー
宮崎県のお客様・・2回目のオーダーですが今回は修理無しの程度良好なTE37です。
以前も頂いたTE37はかなり酷い修理からのパウダーコートでした。前回施工
http://www.243ok.com/blog/2013/12/23130/
修理工程が有りませんのでいきなり塗装の剥離からブラスト研磨
さらに面出しのためにバレル研磨
1コート目のややパールの入ったPerlnachtblauの静電噴射!
メタリック系やパール系のパウダーカラー1コートでは光沢が無くやや暗い表現となりますので2コート目のパウダークリアーを塗らないと本来の質感、光沢感の表現が出来ません。
2コート目のパウダークリアーの静電噴射!
1コートパウダーカラーとはがらりと雰囲気表現が変わりました。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインナーリムから側面リムまでの丸塗りのパウダーコートはより効果的です。
凝視して見て無いと解りにくいですが若干のパールが入ったパウダーブルパールになります。
・・パウダーコート再塗装の工程・・
1・曲りガリ傷修理~2・塗装剥離~3・ブラスト研摩~4・天面ハンドアクション研磨~4・インナーリム側面リム専用回転研磨~5・バレル荒研磨~6・脱脂~7・化成処理~8・160℃以上空炊き~9・パウダー1コート~10・パウダークリアー(オプション)
パウダーコートに限らず再塗装は前処理、下処理が命です。
装着写真を頂きました。
パウダーコートフィニッシュは曲り、ガリ傷の有無より腐食の有無程度の方が最重要です。
※曲り、ガリ傷修理など完全な修理をしてからのパウダーコートですのでそれらは問題としませんが、パウダーコートは腐食の有無でパウダーの「可・不可」と仕上がりが影響されます。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
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お問い合わせやお見積もりは会社メール nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
メール返信のお願い・・毎日多くのメール問い合わせのため随時回答返信が出来ない場合や携帯からのメールは一部返信不可や文字化けなどが有りますので3~4日たってもこちらからの返信メールが無い場合は直接お電話ください。
TEL0995-65-7225(日平日AM9:00時~PM19:00時)にお願いします。日曜祝祭日はお休みです。
(有)オートサービス西
- カテゴリー:
- パウダーコートカラー丸塗り
- RAYS TE37
- アルピナ
2016.01.09
BBS-RID19インチ&RS-GT17インチ/パウダーコートによるDBKとDSK
溶剤のハイパー塗装は一般的な溶剤メタリック塗装とは違いメタル調の高級感有る特殊な高級塗装で社外ブランドホイールは基より高級車の純正ホイールにも多く採用されています。
溶剤のハイパー塗装はベースから銀膜添付、トップコートまで多層の重ね塗りのため肌がデリケートで塗装が剥げ易く脆いのが溶剤ハイパー塗装の最大の弱点欠点でも有ります。
そんな溶剤ハイパー塗装の弱点欠点を解消するのが新種のパウダーコート「メタルコート&スーパークリアー」によるパウダー2コート組み合わせで表現する(DBK&DSK)です。
パウダーコート(DBK&DSK)は200℃高温焼き付けの塗膜では無く樹脂膜のため「密着性、耐光性、耐色性、耐熱性、頑丈肌」など溶剤ハイパー塗装の比では有りません。「丈夫で長持ちお手入れ楽々」で耐久性やメンテナンスの面ではパウダーコートによる(DBK&DSK)がお勧めです。
パウダーコートによるDBKとDSK
その1・・BBS-RID19インチ1Ps/パウダーコートDBK
神奈川県のお客様・・・BBS-RID19インチの溶剤DBKです。地面に落とした時の塗装剥げですが、溶剤のハイパー塗装は肌が脆いためちょっとした衝撃干渉で塗装が剥げてしまいます。
傷修理では有りませんので塗装を剥いでブラスト研磨してリム研磨
パウダーコートですのでバレル研磨までします。
1コート目のパウダーミラークロームの静電噴射!
何となくメッキっぽいパウダーミラークロームです。
インナーリムから側面リムもメッキみたいな光沢になります。
2コート目のパウダースーパークリアーの静電噴射!
パウダーコートによるDBK調の完成
一体型1Psホイールの溶剤ハイパー塗装の場合インナーリム、側面リムはベースカラー残しになりますがパウダーコートDBK・DSKの場合はインナーリムから側面リムまで全て同色になります。
溶剤のハイパーブラック(DBK)と全く同じ表現にはなれませんが現時点でのパウダーコートによる溶剤DSKに一番近似では有ります。
フルパウダーコートフィニッシュですので少々の衝撃干渉には耐えうる肌となり塗膜がポロポロ剥げる心配は有りません。
※注意):腐食が酷い場合は腐食周辺箇所はパウダーコートとはいえ密着性が劣りますので剥げる原因にもなります。
溶剤のハイパーブラック(DBK)に比べて色合い的にやや異なりますが、肌の弱い溶剤DBKの色調重視か色合いがやや違ってもパウダーDBKで耐久性重視かの選択になります。
その2・・BBS-RS-GT17インチ2Ps/パウダーコートDSK
石川県のお客様・・・BBS-RS-GT17インチのDSK-Pです。曲りガリ傷は有りませんが腐食がやや進行中です。
※腐食の度合いによりパウダーコートによる腐食周辺一部が発泡する場合も有ります。
キャップのハメ外しの繰り返しでキャップとの干渉で塗装肌を痛めて起こる溶剤ハイパー塗装特有の塗装剥げです。
塗装を剥いだら良く解りますが地金まで腐食が浸透しています。※角部は特に塗装が剥げやすい箇所です。
塗装剥離~ブラスト研磨~ハンドアクション研磨~バレル研磨と確実な下処理をしますが地金まで浸透した腐食がこれで完全に取れるモノでは有りません。
1コート目パウダーメタルコートの静電噴射!
1コート目のパウダーメタルコートで銀色に輝くメッキ調になりその上にパウダースーパークリアーを塗ればハイパーシルバー(DSK)調になります。
2コート目のパウダースーパークリアーの静電噴射!
アウトリムのBBFバフポリッシュ完成です。
※一部腐食痕が残っていますのでパウダークリアーする事により腐食箇所が一部発泡する場合も有ります。
2Ps本体のインナーリムから側面リムはパウダーカラー塗装では無く無垢の状態へのパウダークリアーになります。
磨き込んだアウトリムから本体丸ごとのアクリルパウダークリアー静電噴射!
心配した腐食痕によるパウダークリアーの発泡現象は近くで凝視して見えるレベルですのでこの程度は良しとしてください。
※腐食による微小な発泡を指摘する神経質なお客様も一部いらっしゃいますが、地金組織を犯した腐食痕などいくら磨いても削除出来ませんのでその辺りは良くご理解の上お願いします。
ピアスボルトを洗浄研磨して組み付け完成
カラー塗装なら腐食部にパテやサフ埋めてカラー塗装で腐食部は隠れますが、ポリッシュは磨きによる素地表現のためカラー塗装の様に誤魔化しが効きませんので腐食痕残りは避けられません。腐食がそこそこ取れるまで追い込んだ研磨をすればリムが薄くなり終いにはリムが無くなってしまします。
インナーリムから側面リムはパウダーコートカラーでは無く無垢の状態からのパウダークリアーによるコーティングになります。
このRS-GTはそこまで腐食が酷く有りませんでしたので上手く行きました。
再塗装&再磨きリフレッシュ・リメークはパウダーコートに限らず曲りやガリ傷云々より「虫食い、腐食」の有無こそが仕上がりを大きく左右します。
装着写真を頂きました。
パウダーコート(DBK&DSK)は200℃高温焼き付けの樹脂膜のため「密着性、耐光性、耐色性、耐熱性、頑丈肌」など溶剤ハイパー塗装とは比べモノにならないレベルですが、完全無欠な塗装などは有りませんので弱点欠点も有ります。
・・パウダーコート(DBK&DSK)の弱点欠点・・
1・パウダーコートは粉(個体)の静電気蒸着方のためプラ樹脂製は通電せず高温焼き付けに耐えきれませんので金属製以外のモノは施工が出来ません。
2・液体ガン吹き溶剤塗装の様に臨機応変に部分塗装修理が出来ません。
3・200℃高温焼き付けのため「虫食い、腐食、巣穴」の酷いモノは空気発泡現象が起きます。
4・パウダーコート(DSK)は溶剤DSKとほぼ同じ色調色合いになりますが、パウダーコート(DBK)はやや青赤みが有り溶剤DBKとは若干の色ずれが有ります。
【溶剤ハイパー塗装とパウダーコート塗装肌の強度比べ】 実験YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=EwgV3IQNJiU
■溶剤ハイパー塗装の特性のおさらい■
ハイパー塗装は一般的な調色した溶剤2コートカラー塗装と違い4~5層の塗装を重ねたレイヤー式のメタル調表現のため密着性を犠牲にして成しえる高級感あるハイパー塗装になります。
ハイパー塗装はベースカラーの上へ銀膜から最終のトップコートまでの中間塗装はサイディングや密着剤添付が出来ません。つまりベース上の中間から上の層まではバームクーヘンのように挟んで重ねてあるだけのため密着が悪くなり飛び石に弱く、また取り付け時の工具干渉やタイヤ組み付け傷など付きやすく塗装肌が軟弱な事が最大の弱点ですのでタイヤ組み付けや装着作業また普段のメンテなど極デリケートに扱いう必要が有ります。
それら密着性を犠牲にして特殊なカラー表現ですので高級特殊塗装と言われる(ハイパーやスパッタリングメッキ)は重ね塗り手法のためカスタム塗りも社外量産新品や純正ホイールなどハイパー塗装は全て高圧洗浄機や洗車機は絶対厳禁です。
※ハイパー銀膜の上に直接クリアーコートして有るためリムへシールなど貼ってシールを剥いだ時にクリアーも付いて剥げる事も有りますのでご注意ください。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
メール返信のお願い・・毎日多くのメール問い合わせのため随時回答返信が出来ない場合や携帯からのメールは一部返信不可や文字化けなどが有りますので3~4日たってもこちらからの返信メールが無い場合は直接お電話ください。
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