仕上げ実績・ブログ
2011.07.15
WORK マイスター ミラーポリッシュ修理から再研磨
元々ミラーポリッシュタイプのWORK マイスターのガリ傷修理とシミ腐食再研磨のリフレッシュです。
福岡県のお客様・・
ディスクスポーク部は「バレル研磨機」にてスーパーミラーポリッシュして
アウターリム部は「リム研磨機」にてBBFバフ研磨をします。(素材、構造によりバレル研磨も可能です。)
2Ps・3Psのポリッシュホイールはリムとディスクはそれぞれ違った研磨機にて修理研磨となりますのでホイール4本分で8本磨く事になります。
まずアウターリム部の溶接によるガリ傷修理から!
オンクリアーの傷修理は写真のように溶接熱によるクリアーに焦げが入ってしまいます。
4本リフレッシュの場合は再研磨が前提ですのでこのクリアー焦げは無視して溶接できますが、 これが単品の傷修理のみの場合は溶接焼けに伴いクリアーを一旦全て剥ぐ必要があり、そうなるとディスクも外す事になります。
ガリ傷の肉盛り溶接修理自体はそう難しい事ではありません。それができないのか?または溶接焼けや他の付随する余計な仕事が増えるのを避けるためにパテ埋めや削り込み修理といった悪質な修理を多く見かけます。
ディスク部の傷修理や下処理研磨してバレル研磨機投入!
3次元研磨ですのでサイド面までご覧の通りピカピカに蘇ります。
3次元研磨後オンクリアーして完成です。
あと塗りクリアーは新品時のクリアー(1液型)に対して2液型で硬化剤の割合の多い硬質のモノを使っていますので1液型クリアーよりクリアー肌は硬めとなります。
アウターリム部はリム研磨機にてBBFバフ研磨しますのでリム単体(リング状)のままでは機械へセッティングできませんから他のディスクを仮付けして研磨します。
リム研磨はBBFバフ研磨に限らず、バレル研磨もダイヤモンドカットも全てリム単体(リング状)のままでは研磨できません。
リムのクリアーもディスク同様に2液型の硬質のオンクリアーです。
リム部とディスク部完成です。
これからロックタイトを付けて合体作業です。
フロント側・・
リアー側・・
赤シートのWORKロゴも自社製作です。
インナーリムはブラック塗装です。
汚れ易い場所のため汚れが目立ちにくい理由とデザイン面のポリッシュがより際立ちメリハリが出てシルバーより黒の方がお勧めです。
オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
(有)オートサービス西HPはこちら
2011.07.13
WORK VS-XX18インチ クロームメッキからカラー塗装
WORK VS-XX18インチ中古2本(クロームメッキ)と新品2本(シルバーメタ)のリフレッシュ色換えです。
シルバーメタからは比較的簡単な塗り替えとなりますが、クロームからの塗り替えは時間とコストの掛かる塗り替えとなります。
東京都のお客様・・中古のクロームホイールと新品のシルバーメタのWORKのVS-XXです。同モデルでも年代が違うとディスクのデザインが微妙に違います。
クローム中古ホイール側の肉盛りガリ傷修理から始まります。
傷が消えて無くなるまでひたすら削って治す削り込み研磨はしていませんヨ!
クロームメッキは、遅かれ早かれいずれメッキが剥がれていきます。
デザイン表面のクロームがそろそろ浮き出して来てディスクサイド面や裏面はクローム層が薄いためサイド面と裏面が先にボロボロ剥げてきます。
クロームメッキはデザイン表面よりサイド面や裏面からこのような現象が起きてきます。
クロームメッキ(銅板金属膜)は自前では剥離出来ませんので、クローム工場へ剥離のみお願いしています。
写真では解りにくいですが、剥離で素材が一部溶けたり、巣穴、陥没が至る所へ現われてます。これを消すのに手間と時間を要します。
こちらは新品のシルバー塗装のディスク塗装剥離状態です。
新品の塗装を剥ぐのはもったいない気がしますが、新品とは言え上塗りでは塗装膜が分厚くなり過ぎ厚化粧したみたいになりますので剥いだ方が肌の厚みが自然な感じに仕上がります。また塗装仕上げはクロームと違い自前で安く簡単に剥離できます。
同じディスクのクローム剥離代と比べれば1/4位で収まります。
クロームは剥離も再クロームもまた別カラー塗装も全て時間と料金がかかります。
剥離からブラスト研磨して肌合わせに念のためバレル研磨機で荒研磨します。
塗装までの研磨下処理が済んだらプライマーからサフ塗装です。
仕上げが溶剤ウレタンカラーですので下処理塗装も溶剤系のサフとなります。
クロームを剥いだ方へ下処理してメインの(GB28P)を1回目の塗装状態です。
腐食やクローム剥離により素材が犯された事が原因でどうしても巣穴や陥没が現われ旨く塗装が載ってくれません。何回も塗り直しです。
新品側のカラーディスクは一発で成功でが、クローム剥離からのカラー塗装は何回も下処理の手直しが必要な事もありと面倒で厄介なクロームホイールです。
何とかメインの「ブルーパール」が塗装出来てクアリアー塗装まで済ませて60℃で焼付けします。
中古側のゴールドピアスボルトも退色していましたので新品側とゴールドの濃淡のバランスが悪いため金を濃く染めます。
再塗装したディスクと修理したリムの完成です。
ディスクがクロームでリムのガリ傷修理した中古のフロントホイール側です。
ピアスボルトも金濃淡を復元しています。
新品塗り替えのリアーホイール側です。
新品ですので傷が入らぬようブルーフィルムのリムガードは納品まではつけたままの状態です。
クロームメッキから多種カラー塗装への塗り替えはクローム層を剥いだ方が塗装の耐久性は格段に向上しますので、クローム完全剥離をお勧めいたしますが、その分クローム剥離代や剥いだ後の下処理に手間と時間がかかり料金と納期もそれなりにかかってしまいます。
いずれにせよ、クロームホイールは修理も再クロームも別カラー塗装もすべて一番コストの掛かる面倒で厄介なリフレッシュ・リメークとなります。
※クロームの腐食、メクレのない程度の良いクロームは直にパウダーコートで対処出来ますので、低コストで耐久性のあるカラー塗りが可能となりますので、クロームメッキからカラー塗装をお考えの方はクロームが剥げる前にご相談ください。
クロームメッキの修正/再クロームについてはこちら
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2011.07.10
Y31セド、グロ BBS-RS17インチ スーパーミラーポリッシュ
懐かしのY31セド、グロ用のBBS-RS17x8J/9Jからアウターリム交換によりF9.5JとR10.5Jにワイドサイズにしてディスク部は当店自慢のバレル研磨によるスーパーミラーポリッシュして完全オリジナルカスタムです。
F8J(アウターリム1J)とR9J(アウターリム1.5J)のレギュラーサイズの17インチです。 曲り、傷のあるアウターリムは今回使いませんので曲り、傷、シミ、腐食は関係ありません。
各パーツ個別の加工の完成です。
F9.5J側です1Jから2.5Jへの変更ですので1.5Jアップしてフロントサイズ9.5Jとなります。
R10.5J側です。
アウターリム1.5Jから3.0Jへの変更ですので1.5Jアップしてリアーサイズ10.5Jとなります。
取り付けナットが「錆びて回らない、ハマラナイ」など欠損品は在庫がある限り、ナットは一部無料にて交換しています。 当然現品の錆びたナットでも使えるモノはそのまま使用します。
以前「リフレッシュですから、ナットも磨いてくれなかったのですか?」とクレームがありました。使えるナットはそのまま使います。ナットの研磨、磨きまではいたしませんので、元々錆びたナットなどへのクレームはご勘弁ください。
BBSではボルト、ナット類の販売はしていませんので入手方がありません。
ボルト&ナットの新品をご希望の場合は他のメーカーの似たようなボルトナットを購入するしか手はありません。
※ナットへパウダーコートや溶剤カラーで黒やシルバーへ塗装する事は別途料金となりますが、塗装仕上げなら可能です。
インナーリムへのブラック塗装!
インナーリムは汚れやすい箇所でブラックは汚れが見立たない事と、デザイン面のポリッシュとのメリハリが出て、オリジナルのシルバーより黒が人気です。
汚れが目立ちやすいですが、プリマドンナの様に逆にホワイトもいいかも知れません。
☆・・メッシュプレート板のバレル研磨について・・☆
凹凸のあるモノで凹のへこんだ所まで磨けるのがバレル研磨の妙技、特徴です。
でも写真のように研磨械へ取り付けしても旨く研磨できません。
それは左右に回転する中心軸のセンターにセットすれば、円の周りが小さくなるためセラミックとの干渉研磨が狭くなるためあまり光ってくれません。
そこで
↓
大きな円を描くように大き目のジグへ4個貼り付けて磨けば円周が大きくなり光ってくれます。 しかも4個同時に磨けます。 ただ問題点が1つあります。
厚めで無垢のアルミ素材なら問題無いのですが、RSのメッシュプレート板はぺらぺらの薄いただのアルミ板のため貼り付けた4個のそれぞれ外側の側面部がセラミックの押し込みが強くなるため端っこのエッジがやや盛り上がってしまいます。
盛り上がり現象です。
↓ ※クリアー塗装の垂れではありません。
中心軸のセンターにセットすれば端っこのエッジが潰れませんが、あまり光ってくれませんから光沢を出すためには現時点では最良の方法です。
■BBSーRS17インチ リフレッシュ・リメーク加工の詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・2.5J&3.0Jへ新品交換(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・曲り修正/艶ありブラック塗装
3・ディスク&プレート・・・・・・スーパーミラーポリッシュバレル研磨(オンクリアー)
4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(ゴールドポリッシュ)
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・クロームゴールドカラーチェンジ
6・3Psコーキング・・・・・・・・透明シーリング打ち直し
7・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨
BBS-RSアウターリムのサイズや交換の詳細はこちら
アウターリムポリッシュ仕上げはBBF鏡面研摩、バレル研摩、ダイヤモンドカットの3種の研摩加工にて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
カラー塗装は溶剤系ウレタンカラーと粉体(パウダー)塗装で対応いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
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