仕上げ実績・ブログ
2011.12.12
BBS-RGR ハイパー塗装のガリ傷修理とその他の注意点について
ブランドホイールや高級車の純正ホイールなどへ多く採用されているメタル調の新しい塗装方がハイパー塗装(DBK・DSK)です。
人気が高く注目される新しいカラーホイールのハイパー塗装(DBK・DSK)はよく出回っている分、曲りやガリ傷の修理も多くまた「溶剤ウレタンカラー塗装」と違いハイパー塗装は難しい「修理・塗装」でもあります。
ハイパー塗装の部分修理とハイパー塗装の取り扱いタイヤバランスについて今回説明いたします。
BBSハイパー塗装ガリ傷修理とウェイト傷修理
肉盛り溶接を必須とする良くあるハイパー塗装のガリ傷です。
この程度の傷修理でも丸塗り塗装が一般的ですが当店では部分修理を可能としています。
ガリ傷は普段通り肉盛り溶接をします。
リム端しへのパテ埋め修理はしていません。
表デザイン面へこのようなバランスウェイト打ち込みをしてあるモノを良く見かけます。
イン側や鉄ホイールならウェイト打ち込みでも構いませんが、肌表面が繊細なハイパー塗装やメッキホイールなどこれではまずいです。
ハイパー塗装の上層面は銀膜のデリケートな塗装肌のためウェイト打ち込みにより塗装の割れ、傷、欠けなどデザイン塗装面を傷をつけてしまします。
ガリ傷箇所の部分修理ハイパー塗装の完成です。
ウエイト傷箇所の部分修理ハイパー塗装の完成です。
一部のガリ傷修理でハイパー塗装を丸塗り塗装してしまえばお手持ちのホイールと確実に色ずれを起こします。
それを回避するために傷箇所のみのハイパー部分修理、塗装をしていますのでほぼ同質の色合い濃淡表現が可能となり他のホイールと色ずれ等の欠陥を解消しています。
★タイヤバランスについて★
タイヤはゴム製品のためタイヤ自体の不均等な真円や肉厚のバランスをとるためにホイール側へウェイトを足して均等に回るように調整するのがタイヤバランスです。
タイヤバランサーでホイール自体の振れや歪み調整して直せるモノではありません。
ホイール自体が横振れや縦振れを起こしたホイールをいくらタイヤバランス機がゼロの数値が出てもホイール自体が振れている訳ですのでタイヤバランスをとっても関係はなくハンドル振れは当然出てきます。
例)・・扇風機の3枚羽の1枚欠けていたら扇風機が大きく振れて異音がして均等に上手に廻りませんよね。それと理屈は同じです。
ホイール自体の曲りや歪みが無くなってこそ本来のホイールとタイヤの調整バランスが取れてハンドル振れなどが収まります。
タイヤバランスは本来ホイールのイン/アウト最両先端へウェイトを付け調整した方が一番正確なバランスがとれます。
しかしそれではホイールデザイン面へ傷をつけてしまうためホイール内側へ貼り付けてウェイト調整をします。
アウト内側とホイール最端ではアウト側の距離の誤差があるた正確なタイヤバランスとれず多少の誤差が起きます。
※ホリ深なホイールほど距離が長くなるため誤差がさらに大きくなります。
多少の誤差はあってもサーキットを走るわけでもありませんから一般公道用のホイールですのでアウト側のその誤差もほとんど問題なく貼り付け式のウェイト調整で十分です。デザイン面へ傷を付けるリスクより良い方法です。
■ハイパー塗装やスパッタリングメッキのタイヤ組替え、バランス、車両装着時の注意点について■
ハイパー塗装やスパッタリングメッキは下地が頑丈なパウダーコートでもその上面は極薄のアルミ銀膜の塗膜の為、表面は柔軟性が無く粘りの無い特性上、タイヤはめ込みやバランス、車両装着など細心の注意が必要です。
経験ノウハウのあるプロショップでタイヤ取り付けをしてください。
ハイパー塗装の2次的損傷の例です。・・・・
1・タイヤ組み付け時の塗装剥げ。
普通リム表面組み替えの場合、のタイヤビート擦り圧等で、リムフランジ部の塗装のメクレや、塗装削れなどの恐れがありますので、ビート油を普段よりたっぷり付け滑りやすくしてください。また鉄製レバーで強く捻り込んでのレバー削り傷は表面のメッキや塗装剥げの原因にもなります。
裏組み替え、リバースホイールの場合、チェンジャーのチャック締めの傷がリムフランジ端部につく恐れがありますので、チャックに布地、ゴムカバー等を敷いて、直にリムを夾まぬ様にセットしてください。
ハイパー塗装やスパッタリングメッキまたは19インチ以上のホイールの組み換え作業は従来のチャック式チェンジャーではなくハブボルトに取り付ける最新式のレバーレス式チェンジャーでの組み替えを推奨します。
2・タイヤバランス時の塗装剥げ。
角張った箇所へテーパーコーンを直に強く締め装着するとセンターハブの塗装割れ、剥げを起こします。テーパーコーンをテープ等でカバーして軽く締めてセットするようにしてください。
※新品ホイールでもテーパーコーンを直に付けたり荒く装着すれば写真の様に角部の塗装が割れ剥がれてしまいます。
3・はめ付け時のボックス工具干渉による傷。
車へホイールを装着する際、エアーインパクトの振動、振れでボックス工具がナット穴の案内、サイド面へ干渉して塗装剥げ、塗装欠けを起こしますので、ご面倒でも全て手締めによる取り付けをしてください。
単品修理は片道当社負担となります。
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- カテゴリー:
- ハイパー塗装(DBK・DSK)曲り・ガリ傷部分修正
2011.12.09
ポルシェ996 BBS-RGR スーパーミラーバレル研磨(2次元)
ポルシェ996用 BBS-RGR 18インチのガリ傷修理と修復暦有り手直しからの2次元ミラーポリッシュです。
密度の濃い頑丈な素材の「鍛造加圧式(FORGED)」はスーパーミラーバレル研摩と相性抜群でテカテカになります。
ポルシェ996 BBS-RGR18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)
石川県のお客様・・・アルミ独特の風合い、イブシ銀の輝きです。
色が塗られた修復暦のモノは塗装を剥いで見ないと結果が見えません。
「クレームナシ」と書き込んであるためやや不安です。
まずは塗装剥離してからガリ傷肉盛り研磨形成です。
剥き出し表現のポリッシュですので肉盛り形成は上手にやらないと仕上りに影響します。
リム研磨、ディスクスポーク部ハンド荒研磨!
修復暦有りはやや歪んでいた程度でリムは上手に研磨して有りましたので面合わせ程度で済みました。
バレル荒研磨!
バレル仕上げ研磨完了(ノークリアー)
リム部の手直し研磨とガリ傷修理はほぼ完璧です。
カラーで隠せる塗装品と違いポリッシュは誤魔化しが利きません。
2次元研磨ですのでスポークサイド面はテカテカではなく銀の鈍い表現となります。
※スポークサイド面も上面と同様に磨き込む事を3次元研磨と言います。
ホイール側面は狙って下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのでついでに綺麗になります。
今回はノークリアー仕上げです。 オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ポリッシュノークリアーのメンテナンスについてはこちら
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。
クロームメッキのように錆び、腐食、剥げ、などの損傷劣化の心配もありません。
※普段のメンテナンスの有無で光沢の維持は左右されますので小まめに磨いてやってください。
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
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2011.12.07
ワタナベRS-8・BBS-RGRリム曲り修理
3Ps合金プレスリムのワタナベRS-8のリムつぶれ修理と1Ps鍛造リムのBBS-RGRリム曲り修理です。
リム曲りの修理でも「3Ps合金プレスリム」と「1Ps鍛造リム」とでは修理方法や修理工程の流れが大きく違います。
ワタナベRS-8のリムつぶれ修理
曲りと言うよりペッシャゲのツブレです。
この現象はホイール正面からの衝撃でタイヤ側へめり込んだような曲り方をしています。
下がったリムを上へ持ち上げて元の位置へ戻しそのあと溶接で肉盛り形成します。
原型修復研磨後は既存のディスクのままでは上面しか研磨できませんので、他のディスクを組んで影となる奥の面から研磨するために他のディスクを組んで研磨します。
リム研磨修理完成です。
※2Psハメ殺しはこんな風に分解してリム単体の研磨や塗装が出来ませんので加工領域が制限されます。
ディスクを外したついでにディスク傷の修理に入ります。
傷直し完了後、ブッラク塗装の下処理をします。
グロスブッラク(艶有り)を塗ってクリアー塗装してディスク部の塗装は完成です。
リムとディスクの個別の作業が完了後、合体して完成です。
BBS-RGR 1Ps鍛造リムの曲り修理
RS-8に比べれば大した曲りのように見えませんがこれが大した修理です。
鍛造品は硬くて粘りがないため、むやみにプレスすればリムとディスクの付け根にクッラクが入る恐れがありまた円が上手の出ませんので「ジュワーっと」根気良く少しずつ出すのがポイントです。
中間工程写真を撮り忘れていましたのでいきなり完成です。
1Psのリムポリッシュ&ディスク塗装修理の完成までの流れを説明します。
1・曲りプレスしてリム研磨
2・ディスク面の広範囲の傷修理 (4本リフレッシュ塗り替えの場合は丸ごと塗装剥離します。)
3・ブレーキパットカス削除(丸ごと塗装剥離の場合は関係しません。)
4・サイディング足付け下処理研磨
5・プライマー・サフ下処理塗装
6・シルバーメタ丸塗り塗装(リムは後で研磨しますので一旦丸塗り)
7・クリアートップコート丸塗り塗装
8・リムポリッシュ研磨
9・リム/ディスク再度丸塗りクリアー塗装
※リムをポリッシュ加工した後にマスキングしてリムのみクリアーを塗ってしまえばマスキング筋が入り、さらにマスキングの際断面が出てしまいますのでそれを避けるために再度「ベロット包み込むように丸塗り」のクリアー塗装をします。
※リムとディスクに筋や境目のあるデザイン構造のモノは研磨したリムのみのクリアーでも構いませんがリムとディスクがつなっがモノはこの方法となります。
2・3Psの分解できるモノと1Psの一体モノでは修理や塗装の流れが順番が違います。またアルミ素材の違い(合金プレス・鋳造・鍛造)でも修理の「安易、困難」の差も有りますが、基本となる修理原型復元が修理屋さんの一番大切なお仕事です。
基本土台となるホイール修正が出来てこそ4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。
単品修理は片道当社負担となります。
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