仕上げ実績・ブログ
2013.04.29
BBS-LM&RSV/2Psフルレストアリフレッシュ
BBSの「LM・LM-R・RSV・RS-GT・Super-RS」など鍛造2Psはリムとセンターディスクのデザインが違うだけで構造は同じですので修理からリフレッシュの作業の流れ工程は皆同じです。
偶然ですが、同日入庫で同じ県の同じ作業内容依頼「ハイパーブラック(DBK)+パウダーシルバー+BBFバフポリッシュオンクリアー」でしたので作業の案内を2台まとめて紹介します。
※注):BBSの同じ2Psでもモデルが違えば皆互換性は有りませんのでモデルの違うモノのリムやディスク交換など出来ません。リム/ディスク交換は同モデルで同サイズのモノに限ります。
BBS-LM&RSV/2Psフルレストアリフレッシュ
広島県のお客様・・元はゴールドメタで黒ボルトの初期型LMですが程度は良好です。
広島県のお客様・・・元はハイパーシルバーでこちらも程度良好なRSVです。
両者2Ps本体はパウダーシルバーを塗りますので剥離リム研磨をします。
センターディスクも剥離からブラスト研磨してアクション研磨で肌だしをします。
パウダーコート前の120℃空炊き
アウトリム以外の2Ps本体パウダーシルバーの噴射!
パウダーシルバー冷却完成!
まずはリム研磨機にてアウトリムの磨きに入ります。
BBFバフポリッシュの荒から仕上げ研磨!
リムフランジのシルバーを残してアウトリムオンクリアーして2Psリム本体はここですべて完了!
センターディスクのベースとなるグロスブラックからハイパーブラック添付!
トップコートをしてセンターディスクへのハイパーブラック(DBK)完成!
ハイパーブラック(DBK)の濃淡はお客様のリクエストに合してありますの黒の濃淡はそれぞれ若干違います。
既存の黒ボルトも丁寧に1本ずつ磨いてLM「DBK-P」の完成です。
RS-V「DBK-P」の完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。
ピアスボルト交換とアウトリム加工の違いについて
↓
黒ボルトからクロームボルトに変えるだけでイメージが変わります。
※ピアスボルトなど好みの問題ですのでご希望に沿ってお受けします。
LMやRSの純正再クローム済みのピアスボルトは常時5台以上ストックしていますのでリフレッシュ・リメークの際はお気軽にお問い合わせください。
※ピアスボルトのみの販売は行ってません。
ワンオフカスタム仕上げの場合はリムフランジからのアウトリム丸ごとBBFバフポリッシュ仕上げも有りです。
※肉盛りを要すガリ傷修理など誤魔化しが効かないのがポリッシュ仕上げです。
新品オリジナルに沿った仕上げの場合はリムフランジの塗装部をワンポイント残してアウトリムはダイヤモンドカットになります。
※リムフランジ塗装仕上げはパテ埋めの誤魔化しが効きますのでパテ埋めされた修復歴有りのモノが多いタイプでも有ります。
今回の2台分はアウトリムはBBFバフポリッシュのオンクリアー仕上げです。
ポリッシュリムのオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
アウトリムポリッシュ方は(BBFバフポリッシュ・バレル研摩・ダイヤモンドカット)などご予算お好みに応じて対応しています。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
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2013.04.24
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイト加工
今も人気のある旧式の3PsタイプのWORKエクイップのパーツ別リフレッシュです。
古き良き時代の旧式のエクイップは完全分解できる3Psですのでオリジナルに沿った加工でも違う加工でもなんでも可能です。
エクイップ3Psタイプの復刻盤もデビューしましたが、同じ構造でピアスボルトにナット絞めにも関わらず残念ながらご丁寧に溶接でくっ付けてありますので今回のような加工はすべて不可!・・復刻版は修理が出来ないようにこのメーカーお得意の溶接ハメ殺しになってしまっています。・・・修理できない使い捨てのモノを造るのはどうなのでしょうか?
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイトによるパーツ別リフレッシュ
神奈川県のお客様・・・ディスクとキャップは再塗装して有りますがアウトリムのアルマイトは大きな傷も無く手付かずのため再アルマイトも可能です。
全パーツ個別に塗装剥離からブラスト研磨します。
※復刻版のエクイップは当然こんな事は出来ません。
パーツ別にパウダーシルバーを噴射します。
※インナーリムはパウダーフィニッシュですがそれ以外はパウダーシルバーはあくまでもベース利用です。
センターディスクのパウダーシルバーの肌のままではやや暗い感じで艶がありません。センターディスクはホイールの顔ですので溶剤シルバーでお化粧塗装に入ります。
パウダー肌をサイディングして下地を整えプライマーをかけてお化粧の溶剤シルバー塗装の準備をします。
パウダーコートは高温焼き付けのため腐食の有るキャップはブツや湧きが確実に出てきます。
エンブレムバッチは磨き仕上げの予定でしたがあまり光ってくれませんでしたので
急遽渋めのブラッシュドに変更!
アウトリムの光輝アルマイト加工は外注依頼から帰ってきました。
※復刻版のエクイップはリム単体になりませんので当然再アルマイトも出来ません。
全パーツの完成です。
クロームのピアスボルトも錆び腐食が有りませんでしたので1本づつ磨いて組み付け完成です。
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。
メタが強いほどギラツキますのでシルバーメタはメタの弱い明るめのシルバーです。
元肌がアルマイトの場合は磨きより同質のアルマイトの方がベターです。
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓
※重要アルマイト加工前の下処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕は完全に消えてなじみますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕が現れます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
パウダーコートにも条件があります。
①・古い年代モノや腐食の激しモノのパウダーフィニッシュは不可。
②・中国産の鋳造品は新品でもパウダーフィニッシュは不可。
③・黒・白(グロス・マット)その他ソリッド系のパウダーは溶剤とほぼ変わりませんが金・銀・ガンメタなどメタリック系は見た目ビジュアルが劣りますので2コートまたは溶剤クリアーで肌を整える必要が有ります。
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2013.04.20
AVS-VS5と日産純正ホイールのスーパーポリッシュバレル2次元研磨
AVS-VS5も日産純正も純国産鋳造品(エンケイ製)ですので製法、素材が良いためCASTホイールでもバレル研磨にてテカテカの光沢ポリッシュホイールになります。
AVS-VS5はデザイン天面の2次元研磨にして日産純正の方は鋳造品独特の砂肌の鈍い半光沢を広領域に生かしてワンポイントの天面ポリッシュ表現です。
同じ2次元でもデザインや構造によりポリッシュ領域が違うと表現も変わってきます。
AVS-VS5と日産純正鋳造(CAST)ホイールのスーパーポリッシュバレル2次元研磨
その1・・AVS-VS-5バレル2次元研磨
山梨県のお客様・・・2本やや曲がっていますが全体的に程度の良いブロンズカラーのAVS-5です。
剥離からブラスト研磨
曲り、ガリ傷修理から始まります。ポリッシュはパテ埋めや削り込みなど誤魔化しが効きませんのできちんとした修理が出来ないとバレル仕上げなど出来ません。
リム修理後、ハンド研磨にて天面を荒研磨してバレルの前処理に入ります。
バレル研磨機で荒メディア挿入層で1時間くらいバレル荒研磨します。
ハンド研磨~ハンドバフ~バレル研磨を数回繰り返しバレル2次元研磨の完成です。
本体丸ごとバレル層での研磨ですのでインナーリムや側面リムもついでに綺麗になります。
ハンドバフだけでは絶対に表現できないバレルならではの肌質光沢感です。
2次元研磨の場合はスポーク縦壁はユズ肌の鈍い光沢になります。
その2・・日産純正バレル2次元研磨
千葉県のお客様・・曲りもガリ傷の無い程度の良いハイパーシルバー(DSK)の日産純正ホイールです。
塗装剥離とブラスト研磨
リム端とスポーク天面のみを荒研磨します。
バレル荒研磨にかけると砂肌部も淡い光沢が出て来ます。
天面部をハンドバフからバレル仕上げ研磨して完成です。
こちらもインナーリムや側面リムはついでに綺麗になります。
リム端からスポーク天面部の光沢面からスポーク縦壁の境目にかけてグラデーションがかかったようににジュワーっとだんだん肌が荒くなり鈍い光沢のバレルならではの表現です。これがただの天面バフだったら砂肌面はブラスト研磨肌のグレー肌になってしまいます。
修理屋として一番肝心な最初の工程の「曲り、ガリ傷修理」と最後の「クリアー塗装」は私が行っています。その後の荒から磨き仕上げは専属のスタッフが朝から晩まで心込めてひたすら磨いています。 修理ができる人間が育ってくれれば私もだいぶ時間が取れて楽をするのですが修理部門だけは今のところ社員には任せられません。
カラー塗装仕上げと違いポリッシュ仕上げは素材の良し悪しに大きく左右されますが、それより一番肝心な修理が出来ないとバレル研磨機も何の用を足しません。
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