仕上げ実績・ブログ
2015.01.09
三菱パジェロ純正18インチスーパーポリッシュバレル研磨
三菱パジェロ純正18インチのフルポリッシュのバレル研磨です。
丸塗りのカラー塗装なら剥離から数えても詰めてやれば2日ほどで出来ますが、素地磨きのフルポリッシュは手間と時間がかかり根気のいる作業です。でもその分完成した後の達成感が味わえる仕事でもあります。
鋳造(CAST)ホイールでも国産品ならほぼ問題無くフルポリッシュ出来て腐食さえなければパウダークリアーも可能です。
三菱パジェロ純正18インチスーパーポリッシュバレル研磨
神奈川県のお客様・・・程度良好な三菱パジェロ純正ですが、フルポリッシュには複雑難解なデザインのホイールです。
2次元半研磨ですがデザイン状限りなく3次元に近いハンド研磨です。
一番の難所の凸凹した狭いホール穴付近のハンド研磨
大まかなハンドバフ磨き
バレル荒研磨
バレル中研磨・・・中央ホイール穴付近はバレル回転円周が小さいため白ボケしてなかなか光ってくれません。
バレル仕上げ研摩の完成
パウダークリアーを丸ごと静電噴射!
プラ樹脂製は磨けませんのでポリッシュ肌と一番バランス相性が良いハイパーシルバー(DSK)に塗装します。
パウダークリアーの完成!
バレルフィニッシュ時よりは若干の艶引きは避けられませんが渋い光沢を放っています。
インナーリムから側面リムもしっかりパウダークリアーでコーティング
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点からインリムへは特にパウダーコートが効果的です。
2次元半ですが限りなく3次元に近いフルポリッシュです。
凸凹した複雑な狭いホール穴付近も何とか磨けました。
3Dクロームをする場合も一旦ここまで磨き込んでからクロームメッキになりますので3Dクロームは納期と料金が倍以上掛かります。
宮城県のお客様より装着写真を頂きましたので紹介します。
今回のパジェロ純正と同じバレル3次元研磨からのパウダークリアーです。
以前当社でバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り今年も継続して往復送料無料キャンペーン中!※単品修理は当社送料片道負担です。
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2015.01.07
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
年末は31日まで秘かに何やかんや雑務が有りましたので正月休みは何もせずごろごろしてTV三昧の酒浸りの日々でそのせいか?年明け仕事始めはだるくてエンジンが掛かるまで時間が掛かり気合いが入りませんでしたが2日ほど経ち天気も良くてようやく平常に戻った気分です。
昨日中に溜まった仕事で追われれいるため2014年が終わった気分では有りませんが新たな気持ちで頑張っていきますので本年も変わらぬご愛好のほど宜しくお願いいたします。
(有)オートサービス西
2014.12.31
プロドライブ18インチパウダーミラークロームからパウダースモークブラック2コート
皆さんこんにちは、年内の仕事も昨日無事終わり今年最後のブログは新種のパウダーコートの紹介で締めくくります。
高級感有る溶剤ハイパーブラック(DBK)の塗り替え希望でしたがハイパー塗装は飛び石や干渉傷に弱いデリケートな塗装肌が最大の欠点なため、ハイパー塗装に近い感じで頑丈肌が売りのパウダーコートが出来ないかとのリクエストが有り最近出たパウダースモークブラックでパウダーミラークロームをベースとしてパウダーコートで溶剤ハイパーブラック(DBK)調の近似へ初挑戦して見ました。
プロドライブ18インチパウダーミラークロームからパウダースモークブラック2コート
京都府のお客様・・・程度良好な鍛造(FORGED)プロドライブです。
当社お初施工となるパウダーミラーベースのパウダースモークブラックの2コートをします。
先ずは剥離からブラスト研磨してアクション研磨にて平滑肌出しです。
勿論インナーリムから側面リムも丁寧に研磨します。
1コート目のパウダーミラークロームの静電噴射!
メーカー名称はミラークロームですがどう見てもクロームと言い難くハイパー塗装銀膜のDSKに近い感じです。※塗装式でクローム表現は絶対無理ですし有り得ません。パウダーコートでこの表現は今の所これしか有りませんのでミラークロームをベースに各色キャンディーカラーも面白いかも知れません。
パウダーミラーコートのままでは変色して鉛色になりこのままでは使えませんのでパウダークリアーなりでコーティング保護する事がこのカラーの必須条件です。
2コート目でパウダースーパークリアーを塗れば銀膜を透かしたハイパーシルバー(DSK)のような感じになります。で・・・・今回はパウダースモークブラックで黒味の有るハイパーブラック(DBK)に近い似た感じにしてみます。
2コート目のパウダースモークブラックの静電噴射!
個体粉末のため塗っている最中は「濃い薄い」が解らないためこの工程が一番難しく緊張するところです。
ハイパーブラック(DBK)風と言うか近似のこんな感じに焼き上がりました。
透明黒のクリアー系は「溶剤・パウダー」問わず共通して純粋な真っ黒は有りませんので赤味か青味かになりますがパウダーはやや青味が有る感じです。
インリムラベルも上手に剥いで再利用
※パウダーコート最大の敵!腐食が殆ど有りませんでしたのでインナーリムから側面リムも上手く載っています。
写真と実物では多少違いが有りますが実物はハイパーブラック(DBK)みたいです。
腐食の無い鍛造品(FORGED)でしたので気泡発砲は出ていませんが腐食や巣穴の多い一部鋳造品(CAST)は気泡発砲が確実に出て見た目が悪くなりますのでこの施工方は完全に不向きです。
溶剤ハイパーブラック(DBK)に似た近い色合い表現でさらに耐久性、頑丈肌は溶剤ハイパー塗装の比ではありません。
4本黒の濃淡合わせが一番の難問で厳密に言えば「どんぴしゃり」は無理かも知れませんが4本何とか近い濃淡なったかと思います。
■ミラークローム+スモークブラック/パウダー2コートの総括■
パウダースモークブラックは塗りや焼きのセッティングが難しく試作品で数回繰り返し本場に入りましたが1本焼きムラが出て剥離からのやり直しとなりました。
透かし手法は溶剤でもパウダーでも共通する事は4本の濃淡を合す事が最大の課題難問です。
溶剤の液体ガン吹きは目視しながら濃淡「濃い薄い」が塗りながら判断出来ますが、個体粉末のパウダーは塗っている最中は「濃い薄い」が判断できませんので焼いて初めて結果が出ます。結果悪ければ剥離からの作業やり直しとなり高いリスクを伴い作業コストが掛かり面倒で難儀だった今回の透かし2コート塗装はコツとをつかむまで経験レシピが必要で腐食や巣穴の有るモノはほぼ無理と判断しました。
溶剤のハイパーブラック(DBK)は「黒ベースに銀を透かす」方法になりますが、パウダーコートでのハイパーブラック(DBK)調(みたいな感じ)は「銀ベースに黒を透」かす方法つまり真逆のセッティングのため溶剤のハイパーブラック(DBK)と表現が同じと言う訳にはいきませんが苦労して得た結果として「耐久性の有る頑丈肌のパウダーコート」でより近い感じにはなったかと思います。
お客様からのリクエストニーズに答えるべく日々勉強、試行錯誤して「体験に勝る修行無し」として来年も一層新たな事へチャレンジしていきますのでよろしくお願いします。
12月31~1月5日までお正月休み
※お正月休み期間中はメールでの御問合い合わせ回答は出来ません事ご了承ください。
1月6日~平常営業
今年も沢山の作業依頼誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
(有)オートサービス西
代表 西 昌則
- カテゴリー:
- パウダーコートによる(DBK&DSK)