仕上げ実績・ブログ
2015.12.05
絶版ホイールSSRマークⅡとSSRファントムの修理リフレッシュ・リメーク
20数年前の旧車絶版ホイールのSSRマークⅡとファントムのリム修理からのリフレッシュ・リメークです。
パーツ別に施工出来る分解可能な2Ps・3Psと違いマークⅡとクノファントムは3Ps溶接ハメ殺しのため剥離から塗装や磨きなど何回もマスキングを要し手間の掛かるホイールです。
数十年前の古いホイールで曲りやガリ傷が無い訳が有りません。そんな曲りやガリ傷などは治せても「虫食い、陥没、腐食」は完全には再生出来ませんので、曲りガリ傷の有無よりも腐食の程度次第で仕上がりが大きく左右される重要なポイントになります。
旧車絶版ホイールSSRマークⅡとSSRファントムの修理リフレッシュ
その1・・SSRマークⅡ13インチ/パウダーゴールド&リムBBFバフポリッシュ
埼玉県のお客様・・曲りは有りますがリム腐食が無い程度良好なSSRマークⅡです。
ディスクのゴールド塗装に特別な指定カラーが有りませんのでパウダーゴールドを塗ります。
表裏リム4本曲り修理から
リムへブラスト傷が入らないようにリムをマスキングガードしてディスク部裏表塗装剥離ブラスト研磨
インリムまでパウダーコートしますのでインリムも研磨します。
パウダーゴールドの静電噴射!
側面はアルマイト肌残しでインリムのみパウダーゴールドの静電噴射!
リムをBBFバフポリッシュで磨き込み錆びにくいステンのナットと交換して完成です。
インリムをマスキングしてディスク裏のみパウダーコートの方法も有りますがインリムは汚れやすくメンテが出来ない箇所のため腐食防止の役目としてインリムまでパウダーコートする理由です。
アウトリムはノークリアー仕上げです。
その2・・SSRファントム14インチ/溶剤カラー&リムBBFバフポリッシュ
神奈川県のお客様・・・曲りガリ傷は有りますがリムの腐食が無い程度良好なSSRファントムです。
ディスクカラーは指定カラーのため溶剤カラーになります。
曲りガリ傷修理から
曲がって下がっているリムのプレス修理
エグレ傷とガリ傷の肉盛り溶接
ディスク部の剥離からブラスト研磨
ディスク裏面部の剥離からブラスト研磨
A92オリオンシルバーメタの溶剤指定カラーを塗りクリアーまで一旦仕上げます。
※パウダーコートは調色が出来ませんので指定カラーNOが有る場合は調色出来ないパウダーコートは対応出来ませんので溶剤カラーになります。
錆びたブッシュ座金の錆取りブラスト研磨
※ご希望の場合ブッシュ座金もパウダーコートいたします。
リムをBBFバフポリッシュで磨き込み錆びにくいステンのナットと交換して完成です。
インリムをマスキングしてディスク裏のみ塗装した理由はディスクは溶剤カラーのため溶剤カラーをインリムまで塗ると剥げやすくなるため却ってアルマイト肌残しの方がよい理由です。
ディスクカラーがパウダーコートの場合はインリムまでパウダーコートを塗った方が密着性もよく腐食防止にもなります。
ディスク天面はBBFバフ磨きになります。
※ディスクカラーがバレル研磨の場合はテスク天面磨きはバレル研磨が可能ですがディスクカラーが溶剤の場合バレル研磨のセラミックの押し込み圧力で溶剤カラーが負けて一部剥げてしまうためバレル研磨が出来ません。
曲り、ガリ傷が有ってもリムポリッシュ面の腐食さえなければどんな古いホイールでも見事に復活再生出来ます。
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは肝心要の曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。
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当社はお客様のアルミホイールの修理から塗装及び研磨というサービス(役務)を専門として行っています。
中古品や新品に手を加えて販売しているショップでは御座いませんのでお間違え無いようお願いします。
(有)オートサービス西
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- 旧車・絶版ホイールのリフレッシュ(日本編)
2015.11.30
OZフッツーラ18インチ修理フルコースからのフルリフレッシュ・リメーク
OZ系旧3Ps(フッツーラ・AMG・シュニッツアー・MAE)中でダントツに修理依頼が多いのが根強い人気の有るフッツーラです。
中古ホイールは修理、腐食の無い程度良好なモノから程度の悪いモノまで損傷はピンキリです。
今回の20インチのフッツーラは「曲り、ガリ傷、割れ」有りの修理フルコースのため修理に時間と手間を要しました。
再塗装や再磨きの前に基本土台となる修理が出来ない事にはリフレッシュ・リメークへと繋がりません。
OZフッツーラ20インチの修理フルコースからのフルリフレッシュ
福岡県のお客様・・希少な20インチのフッツーラの曲り、ガリ傷、割れ有りの修理フルコースです。
先ずは曲がりチェックして曲がり修理から
曲り修理を直してから次はガリ傷の肉盛り修理
インナーリムのクラック割れ修理「割れ部開先~表裏溶接~表裏研磨形成」
・・よく有る一般的な裏割れ修理・・
溶接団子を残したからと言って強度が増すモノでは有りません。溶接団子残しは強度確保が理由らしいですが何の根拠も無く何よりも見た目が不細工で手抜き作業以外何物でも無いです。
アウトリムの研磨形成
曲りや割れ修理が無事に終われば綺麗に研磨してパウダーコートの下準備に入ります。
センターディスクの削れ傷も肉盛り溶接します。
センターディスクとセンタープレートの剥離からブラスト研磨してさらに面出しアクション研磨した塗装の前処理
アウトリムの曲り、ガリ傷は有りましたが腐食が少なかったためBBFバフポリッシュからパウダークリアーが出来ました。
インリムパウダーグロスブラックの静電噴射!
錆びたナットはブラスト研磨して再錆防止でパウダーシルバーを静電噴射!
個別施工の全パーツの完成!
組み付け合体完成!
インリム割れ原型修復は完璧です。インナーリムから側面リムのパウダーコート肌残し理由は見た目だけが目的ではなく裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などの利点からインリムへは特にパウダーコートが効果的です
アウトリムの曲り、ガリ傷修理はほぼ完璧です。
腐食さえなければパウダークリアーでポリッシュ面をがっちりコーティング出来ます。
■フッツーラ20インチ/修理リフレッシュの詳細■
アウトリム・・・・・・・・・・・・・・BBFバフポリッシュ(パウダークリアー)
インリム・・・・・・・・・・・・・・・パウダーグロスブラック
センターディスク・・・・・・・・・溶剤シルバーメタ
センターキャップ・・・・・・・・・溶剤シルバーメタ
カーボンリング・・・・・・・・・・レンズクリアー
ピアスボルト・・・・・・・・・・・・洗浄研磨
ロゴシール・・・・・・・・・・・・・復元作成
バルブ・・・・・・・・・・・・・・・・洗浄研磨
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
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2015.11.24
BBS-LM18インチSP(シルバーポリッシュ)とDBK(ハイパーブラック)x2台
BBS-LM18インチのSP(シルバーポリッシュ)とDBK(ハイパーブラック)です。
LM2台x8本皆ガリ傷だらけでしたが、ポリッシュリムの腐食が軽傷だったため新品オリジナルに沿ったSPもDBKも問題無く上手く行きました。
永く使った中古品ですので「曲り・ガリ傷・シミ腐食」は有ってあたり前です。どんな施工にせよ塗装や磨きの前に肝心要の修理こそが一番重要です。
「曲り・ガリ傷」は治せても「虫食い・陥没・シミ腐食」と「変な修復歴有り」は完全には復元再生が出来ない場合も有ります。
BBS-LM18インチSP(シルバーポリッシュ)とDBK(ハイパーブラック)x2台
茨城県のお客様・・・BBSを数セットお持ちのお客様で、とりあえずLM8本2台ご依頼頂きましたが曲り修理と8本全部肉盛り溶接修理を要すガリ傷有りです。
先ずは曲りチェックして曲り修理から始まります。
8本全部こんな感じで肉盛りを要すガリ傷有りです。
8本全部肉盛り修理でしたのでこの写真には納まりきれません。
リムフランジの肉盛り研磨形成の完成!
※これが本来のガリ傷修理です。削り込み修理やパテ埋め補修など一切行っていません。
曲り、ガリ傷修理が無事に終わればインナーリムから側面リムまで研磨から化成処理してパウダーコート前に160℃以上の空炊きをします。
パウダーシルバーとパウダーグロスブラックの静電噴射!
パウダーコートの完成!パウダーシルバーの方はアウトリムのダイヤモンドカットとトップ事の2コート有り、パウダーグロスブラックの方はまだDBKのベースですのでこれから先に後4コート有ります。
センターディスクの塗装までの下処理として1・塗装剥離~2・ブラスト研磨~3・ハンドアクション研磨~4・バレル研磨~5・化成処理~とこちらも念入りに下処理をしています。塗装は下処理が命です。
SPのアウトリムのダイヤモンドカット(溶剤オンクリアー)完成!
※アウトリムのポリッシュには「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ブラッシュド・ダイヤモンドカット」が有りますが、ポリッシュではダイヤモンドカットが一番コストが掛かりダイヤモンドカットは溶剤クリアーのみ対応となり「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ブラッシュド」の場合は溶剤クリアーより密着性や耐久性の優れるパウダークリアーが可能です。
センターハブ周辺はタイヤバランスのテーパーコーン装着時にハイパー塗装が剥げてしまいますので剥げ易いハイパー塗装が被らない様にマスキングガードして無垢の状態にして有ります。気づかない箇所ですがひと手間掛けた見えない拘りです。
DBK(ダイヤモンドブラック)の方はリムとディスクのベースの黒をサイディングしてリムとディスク個別にハイパーブラック(DBK)の下準備に入ります。
ハイパー塗装はベースから数えて5コート(塗装)・5ペグ(窯焼き)「ベースコート~プライマー~アンダーコート~ハイパー銀膜添付~クリアートップコート」になり普通の溶剤カラーとは違い手間の掛かる塗装をして初めてメタル調高級塗装のハイパー塗装になります。
ピアスボルト2台分(240本)ブラスト研磨からパウダーグロスブラック
SP(シルバー&ポリッシュ)のP(ポリッシュダイヤモンドカット)の完成!
ガリ傷だらけのリム修理も完璧です。
リム&ディスク個別施工の同色DBK(ダイヤモンドブラック)ハイパーブラックの完成!
こちらもガリ傷だらけのリムでしたが修理も完璧です。
※低温焼き付け(70℃前後)溶剤仕上げならパテ埋めで誤魔化しも出来ますが、パウダーコートの場合深い傷へパテ埋め補修などすると高温焼き付け(200℃前後)によりパテが沈んでしまい面が凸凹になります。
新品のLMの2Ps本体「インナーリムから側面リム」全て溶剤シルバーですが、一品物ワンオフならではのパウダーシルバーにより裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点から2Ps本体塗装はパウダーコートが絶対有利です。
新品のDBKモデルも2Ps本体「インナーリムから側面リム」全て溶剤ブラックですがパウダーグロスブラックで処理した事により「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・黒は汚れが目立たない」などで新品のDBKモデルのインナーリムから側面リムの2Ps本体塗装に関しては後加工のパウダーコートの方が遥かに勝ります。
■LM18インチSP(シルバー&ポリッシュ)の詳細■
・アウターリム・・・・・・・ダイヤモンドカット
・2Ps本体塗装・・・・・・・パウダーシルバー
・センターディスク・・・・・溶剤シルバーメタ
・ピアスボルト・・・・・・・・パウダーグロスブラック
・ナット・・・・・・・・・・・・・・洗浄再利用
・エアーバルブ・・・・・・・洗浄研磨
・エンブレム・・・・・・・・・交換無し
■LM18インチDBK(ダイヤモンドブラック)の詳細■
・アウターリム・・・・・・・DBK(溶剤ダイヤモンドブラック)
・2Ps本体塗装・・・・・・・パウダーグロスブラック
・センターディスク・・・・・DBK(溶剤ダイヤモンドブラック)
・ピアスボルト・・・・・・・・パウダーグロスブラック
・ナット・・・・・・・・・・・・・・洗浄再利用
・エアーバルブ・・・・・・・洗浄研磨
・エンブレム・・・・・・・・・交換無し
再塗装や磨きによるリフレッシュ・リメークは基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
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日曜祝祭日はお休みです。
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