仕上げ実績・ブログ
2014.12.18
現行2PsのSuperRSと初代3PsRSのDBK-P仕様
初代3PsのRSとRS復刻版の2PsになったSuper-RSのDBK-P仕様です。
人気に比例して作業オーダーがダントツに多いのが初代3PsのRSです。世代を超えてコアなファンが多く飽きの来ない洗練されたデザインはメッシュの王道として旧車、現行車問わず欧州アメリカなど世界的に多くのユーザーに支持されています。
初代の3Psはアウト、インリムが独立していますので好きなようにサイズ変更着せ替えが出来る事が最大の売りで人気の理由でも有ります。
現行ホイールは全て2Psになりイン、アウトの個別交換が出来ません。古き良き時代のコストの掛かる3Psは無くなりコストや強度面など時代の流れです。
現行2Ps/SuperRSと初代3Ps/RSのDBK-P仕様
その1・・現行2Ps/SuperRSのDBK-P
愛知県のお客様・・・初代3PsRSの復刻版としてクラシカルなデザインのまま2Psとなったアンダーヘッド式のSuper-RSです。
再塗装は全てにおいて剥離ブラスト研磨から始まりアルミ無垢の状態へ戻します。
各下処理をして黒ベースからの銀膜添付となるハイパーブラック(DBK)
ハイパー塗装はベースから数えて5コート(塗装)x5ベイク(釜焼き)で塗装では一番手間と材料代などコストの掛かる高級塗装です。
2Ps本体の塗装剥離から再塗装無しでアウトリムのみのBBFバフポリッシュです。
アウトリムポリッシュ面へのパウダークリアー
「BBFバフポリッシュ・バレル研摩・ブラッシュド」など腐食が無ければパウダークリアーが選択出来ます。※ダイヤモンドカットへのパウダークリアーは出来ません。
6角キャップもバレル研摩してパウダークリアー
ピアスボルトは1本ずつ丁寧に磨いて再利用組み付け合体完成です。
インナーリムから側面リムは塗装無しのため洗浄のみです。
※ウェイトカスの削除は塗装が一部剥げますのでウェイトカスは残った状態になります。
Super-RSにはDBK-Pの設定が有りませんので既製品には無い個性的で高級感有るSuper-RSになりました。
塗膜の厚い樹脂膜のパウダークリアーはモッチリとしたクリアー肌になります。
ポリッシュへのクリアーコーティングではパウダークリアーが今の所最強です。
■Super-RS18インチ/DBK-Pリフレッシュの詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・・BBFバフポリッシュ(パウダークリアー)
2・2Ps本体インナーリム・・・・剥離塗装無し
3・センターディスク・・・・・・・ハイパーブラック(DBK)
4メッシュプレート・・・・・・・・・ハイパーブラック(DBK)
5・6角キャップ・・・・・・・・・・・バレル研摩(パウダークリアー)
6・ピアスボルト・・・・・・・・・・・洗浄研磨再利用
7・ナット・・・・・・・・・・・・・・・・・洗浄研磨再利用
8・エアーバルブ・・・・・・・・・・洗浄研磨再利用
9・エンブレム・・・・・・・・・・・・交換無し
その2・・初代3Ps/RSのDBK-P
埼玉県のお客様・・・切れ間なくダントツにオーダーが多い3Psサンドウィッチ式の初代RSです。ピアスボルトが錆びてポリッシュ面も腐食進行中のRSですが25年前の年代モノの割には程度の良い方です。
センターディスク&メッシュプレート剥離からハイパー塗装のベースとなるパウダーグロスブラック
アウトリムはBBFバフポリッシュからパウダークリアー
これだけ錆びたピアスボルトは洗浄研磨しても光沢復元は出来ませんので再クロームします。
3Ps全パーツの完成
組み付け合体完成!
※6角キャップはお客様自身で磨いたモノですので6角キャップ研磨は今回していません。
インナーリムは経費削減で塗装無しで洗浄のみです。
程度の良いリムは綺麗になりますが虫食い、腐食、陥没の有るリムは一部腐食痕が残ります。
※リムの曲り、ガリ傷など問題無く治せてもポリッシュの虫食い、腐食は一部残ってしまいますので早めの処置が大切です。
■RS15インチ/DBK-Pリフレッシュの詳細■
1・アウターリム・・・・・・・BBFバフポリッシュ(パウダークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・剥離塗装無し
3・センターディスク・・・・ハイパーブラック(DBK)
4メッシュプレート・・・・・・ハイパーブラック(DBK)
5・6角キャップ・・・・・・・・磨き無し
6・ピアスボルト・・・・・・・・再クローム120本交換
7・ナット・・・・・・・・・・・・・・再錆び防止パウダーシルバー
8・エアーバルブ・・・・・・・洗浄研磨再利用
9・エンブレム・・・・・・・・・交換無し
10・リフレッシュの完全分解に伴うシーリング打ち直し
PS:「先日のブログの販売価格はいくらですか?」と問い合わせがたまに有りますが、ブログでの紹介は全てお客様お手持ちホイールの作業依頼品のため販売品では有りませんので勘違い無い様にお願いします。
どうしてもベースが無い場合は当方に在庫が有ればベース提供は致しますし無い場合は他店からの中古品購入アドバイスなどもいたします。
当方でリバレルして色塗って磨いて造り上げたカスタムホイールなどサイズが合う合わないやカラーやポリッシュなど人それぞれ好みが有りますのでこちらで勝手に作り上げたカスタムホイールの店頭販売やヤフオフ出品は行っていません。全てオーダーメイドです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送キャンペーン中!
メール返信のお願い・・日々膨大なメール問い合わせのため随時回答返信が出来ませんので3~4日たってもこちらからの回答返信メールが無い場合は直接お電話ください。
TEL0995-65-7225(日曜、祭日以外平日AM9:00時~PM19:00時)にお願いします。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
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2014.12.11
カールソン20インチ変な修理手直しからのパウダーコートベースのリフレッシュ
色んな他所様の手直し修理は頻繁に有りますが今回は「何じゃこりゃ」のビックリ修理の手直し修理からのリフレッシュです。
塗装や磨き4本依頼で1本だけ信じられない変な修理がたまに紛れ込んでいますがそれを治さない事には他3本先に進めません。あまりにも酷いく手直し修理不可の場合は4本リフレッシュもキャンセルになるか1本だけ新品又は中古の購入が必要になります。
時間かけて何とか変な修理の手直しができましたので4本リフレッシュに無事繋がりました。
カールソン20インチ変な修理の手直しからパウダーコートベースのリフレッシュ
群馬県のお客様・・・1本変な修理以外の3本は程度良好ですがこの1本の手直しが難儀で大きな壁です。
曲がったまま溶接して有り溶接痕残しの大雑把過ぎる修理・・・?
みっともないこの状態でしばらく使用されていたようですがとりあえず使えれば良いモノでは有りません。
先ずは曲りをきちんと治してから肉盛り研磨形成し直しで原型の修復です。
前の溶接痕後は巣穴ピンホールが多く有り残ってますがこれも最小限に溶接埋めをして有ります。
※場所的に大きな巣穴が残ればエアー漏れしますのでここはシビアな修理が必要です。
曲り修理から溶接痕手直しはほぼ完璧に出来ました。
※カールソンの1Psは中国製の鋳造品のため素材がよろしく有りませんので巣穴が出やすい素材ですが巣穴残りは針で刺した程度まで抑えて有ります。
足りないリム外周面も溶接肉盛で足して造りリム外周もバッチリです。
大きな壁となった手直し修理が無事終わればまともな3本は普段通りパウダーコートの下処理に入れます。
インナーリムから側面リムまでパウダーコートの下処理研磨
表デザイン面もシビアにハンド研磨からリム研磨!このホイールがリムを手直ししたモノです。
空炊きからベースとなるパウダーシルバーの静電噴射
パウダーシルバーを足付けサイディングして指定カラーの溶剤シルバーメタでお化粧塗装に入ります。
溶剤シルバーメタからトップコートまで済ましてアウトリムを磨き込んだらリム&ディスク個別仕上げの完成です。
不細工な修理して有った手直し箇所です。
自画自賛ですがほぼ完璧な手直し修理かと思います。いかがでしょうか?・・・
インナーリムから側面リムは溶剤カラーが被らない様にマスキングして先塗りベース塗のパウダーシルバー肌残しです。
パウダーコート肌を残す理由・・・裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い・」などの利点からインリムへのパウダーコート肌を生かす理由と目的です。
1Psリム&ディスク個別仕上げは先に塗装をトップコートまで済ましてから各種リムポリッシュ(BBFバフポリッシュ・ダイヤモンドカット・ブラッシュド)の手順になります。
アウトリムポリッシュはミミズシミ侵入を避けてお客様リクエストでノークリアー仕上げになります。
ノークリアーの場合は素地剥き出し表現のため水、泥が付いたまま放置すれば酸化白ボケしますので小まめな磨きメンテが必要です。
クリアーが載ってませんので少々の小傷はユーザー自身でリペアーが出来るのも最大の利点です。
ハンド磨きしてから水弾きの強いワックスでコーティングしておけばより効果的ですが結構面な作業でも有ります。磨きメンテを至福の喜びとする人はノークリアーがお勧めかと思います。
ノークリアーの光沢品質維持は地域、環境でも大きく影響れます。
凍結剤を使う雪国や灰の降る地域また塩風の強い沿岸部などノークリアー(アルミ素地)では特に劣化が早いため小まめなメンテが必要となり地域によりオンクリアーの方がお勧めの場合も有ります。
磨き&塗装のリフレッシュ・リメークは基本土台となる修理が出来てからの話しです。
塗装や磨きだけなら素人でも出来ます。
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2014.12.08
BBS-LM-R20インチ/バレル研摩ブラッシュドからパウダー&スモーククリアー
BBS-LM-R20インチへのバレル2次元研摩をベースとした当社独自の2次元ブラッシュド工法です。
今回の拘りはディスク天面を全てブラッシュドでは無く5穴ホール穴付近の凹んだ円周部はブラッシュドを掛けずにバレル研摩鏡面ポリッシュにして鏡面&ブラッシュドのポリッシュ2パターンの表現です。
BBS-LM-R20インチ/バレル研摩ブラッシュドからパウダー&スモーククリアー
埼玉県のお客様・・・艶落ち経年劣化は有りますが比較的程度良好なLM-Rです。
曲り、ガリ傷修理が有りませんでしたのでいきなり剥離からリム研磨
アウトリムはBBFバフ研磨からバフ目ラインを消すために他のディスクを組んでバレル研摩で鏡面仕上げをします。
バブ磨きからさらにバレル研摩する事でバフ目ラインが無くなり正に鏡面仕上げになります。
パウダーコートクリアーでポリッシュ面はキズ・腐食などの耐久性は向上しますが、その反面このバレルフィニッシュ鏡面光沢から輝きが1~2割ほどやや引きます。
アウトリムから2Ps本体丸ごとパウダークリアーでコーティング
センターディスクも剥離からウェットブラスト研磨
通常の2次元天面オールブラッシュドは下研磨が簡素化されますのでそうは難しくはないですが一部鏡面肌を造るためにその部分だけで手間と時間が掛かります。
バレル研摩仕上げならここで完成ですが、もう1工程ブラッシュド混入が有ります。
5穴ホール穴付近の光沢はそのまま残して天面ブラッシュド混入!
金属ラインで渋目の重厚感が出ました。
やや薄めのブラックスモーククリアーでブラッシュド肌をブラックキャンディー風に染めます。
透明のパウダークリアーとスモークブラックとの組み合わせ合体完成です。
インナーリムから側面リムはパウダークリアー仕上げですので「丈夫で長持ちお手入れ楽々」になります。
上質かつ高級感を持ち合わせた雰囲気を漂わせ 硬質クリア塗装によりキズ・腐食などの耐候性も兼ね備えています。
アウトリムへのポリッシュオンクリアーではパウダークリアーが今の所最強肌です。
写真ではスモークブラックが強めに見えますが実際は薄めです。また透明のリムポリッシュへも黒の映り込みでやや黒っぽく反射します。
ブラッシュドへのカラークリアー(溶剤&パウダー)はベースに光沢が有るため見る角度や光のあたり具合で濃淡が変化します。
■様々なブラッシュドに対応可能です。■
※ブラッシュドはオンクリアー(溶剤&パウダー)が必須条件です。
オンクリアーには溶剤クリアー(透明&カラー)パウダークリアー(透明&キャンディー)など選択可能です。
1・バレル2次元ブラッシュド(2次元砂肌光沢を生かしたブラッシュド)
2・カラー&ブラッシュド(溶剤カラー&パウダーカラー残しのブラッシュド)
3・3次元ブラッシュド(スポークサイド面すべてのブラッシュド)
4・3次元バレルブラッシュド(3次元研磨から3次元光沢を生かしたブラッシュド)
5・パーツ別個別ブラッシュド(2.3Psディスク別加工やリムのみブラッシュド)
6・溶剤キャンディーやパウダーキャンディーによるカラーポリッシュブラッシュド
※素地表現(BBFバフ研磨・バレル研摩・ダイヤモンドカット・ブラッシュド)のクリアー仕上げは僅かなシミや傷でも部分的な補修が出来ませんのでクリアー剥離から全面やり直しとなります。PCで数値データを出すデジタルなダイヤモンドカット修理に比べてアナログ的なBBFバフ研磨・バレル研摩・ブラッシュドなど修理コストは比較的安くなりさらにパウダークリアーが選択出来ます。
※ダイヤモンドカットへのパウダークリアーは出来ません。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。
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