仕上げ実績・ブログ
2016.06.24
再ブラッシュドパウダークリアーとバレル2次元研磨ブラッシュドパウダースモークブラック
USアメ鍛3Psはブラッシュド溶剤クリアーから再ブラッシュドして耐久性重視のパウダークリアー塗り替えで、RAYS鍛造1Psは溶剤ホワイトからバレル2次元研磨ブラッシュドのパウダースモークブラックに模様替えです。
素地表現のポリッシュ系は「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ブラッシュド・ダイヤモンドカット」の4通りが有ります。その中でダイヤモンドカットだけパウダークリアーに対応出来ませんので溶剤クリアーになりますが、「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ブラッシュド」はパウダーコート(透明クリアー&キャンディークリアー)が選択で来ます。
溶剤クリアーとパウダークリアーでは「密着性・褪色性・耐熱性・頑丈肌」など総合的な耐久性はガン吹き液体溶剤塗装の比では有りませんので、カスタム塗装ではパウダーコートが主流となり特別な指定カラーが無い限りパウダーカラー&パウダークリアーが耐久性の面ではお勧めです。
ブラッシュドパウダークリアーとバレル2次元ブラッシュドパウダースモークブラック
その1・・再ブラッシュドからパウダークリアー
鳥取県のお客様・・・アメ鍛のBBFバフポリッシュ&ブラッシュドの溶剤クリアーから再ブラッシュドして耐久性重視のパウダークリアーに塗り替えです。
先ずは曲がり修理から
溶剤クリアーを剥いでバフ磨きから3次元再ブラッシュド混入
パウダークリアーの静電噴射噴射!
アウトリムはBBFバフポリッシュで磨き込みして組み付け合体です。
アウトリムは鏡面仕上げノークリアーです。
オリジナルよりやや粗目のブラッシュドでパウダークリアー独特の肉厚感有るモッチリしたブラッシュド肌になります。
インリムはノータッチですので簡易洗浄のみ
※出来ればインリムも磨くなり塗装するなりしてパウダーコートした方が美しい状態を永く維持出来ます。
ディスクのブラッシュドはパウダークリアーでしので洗浄のみで構いませんがアウトリムはノークリアーですので週に一度は水洗してからコンパウンドで磨いて水弾きの強いワックスでも塗ってお手入れしてください。
その2・・バレル2次元研磨ブラッシュドパウダースモークブラック
神奈川県のお客様・・・リピーターのお客様です。程度良好なRAYS鍛造TE37をバレル2次元研磨ベースのブラッシュドからパウダースモークブラックに模様替えします。
塗装剥離からブラスト研磨
ディスク天面の鋳物ゆず肌をアクション研磨で平滑にします。
リム研磨して2次元バレルの下処理研磨
バレル荒研磨
バフ磨きからバレル中研磨
バレル仕上げ研磨
※デザイン天面(フェイス)はブラッシュドのためのバレル仕上げ研磨ですのでバレル仕上げ研磨フィニッシュの様に追い込んだ研磨までする必要は有りませんのであくまでもブラッシュドの前処理程度です。
リムからディスクのデザイン天面(フェイス)部の2次元再ブラッシュド混入
※鍛造でしかもバレル研磨からのブラッシュドはアルミ独特の金属ライン発色になります。
アルミ製キャップも個別にブラッシュド
※プラ樹脂製キャップはブラッシュド出来ませんので溶剤カラー塗装での対処になります。
パウダースモークブラックの静電噴射噴射!
ブラッシュドから黒の濃淡中間色のパウダースモークブラックの完成!
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんのパウダーコートにより「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などインリムへはパウダーコートフィニッシュが絶対お勧めです。ガラスコーティングなども必要有りません。
黒は濃からず薄からずの黒濃淡中間色のパウダースモークブラックです。
写真ではやや赤っぽく見えますが実物とは異なります。
USA製パウダーカラー見本600色
↓
パウダーコートカラーは現時点で全6.500色有ります。その中で1割程度の代表的なパウダーカラー600色です。
【単色ソリッド・ガンメタ金銀メタリック・透明クリアー・キャンディーカラークリアー・キャスト・リバー・テクスチャー・リンクル・肌模様・皮模様】などなど・・・
※需要の無いカラーは一部廃盤になったモノも御座います。
※2016年5月末新規入荷のため今現在作業中の4月末以降の依頼入荷分からの対応です。
透明系パウダーキャンディーカラー全92色
※需要の無いカラーは一部廃盤になったモノも御座います。
パテ埋めで誤魔化し出来るカラー塗装と違い素地表現の「BBFバフポリッシュ・バレル研磨・ブラッシュド」は修理の誤魔化しが効きませんので基本土台となるホイール修理が出来てからの話しです。
4本フルリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
メール送受信のお願い・・携帯からのメールでは一部「受信制限、返信不能、文字化け」などが有り電話番号が明記されないと、こちらから連絡の取り様が有りませんので必ず電話番号明記の上お願いします。返信不能な場合はこちらからお電話いたします。
電話受付:平日AM9:00時~PM19:00時
※日曜祝祭日はお休みです。
電話番号 0995-65-7225
(有)オートサービス西
2016.06.20
ポルシェ純正16インチ/スーパーポリッシュバレル3次元研磨パウダークリアー
ポルシェ純生16インチの当社自慢のスーパーポリッシュバレル3次元研磨からのパウダークリアーです。
近年の海外純正ホイールは何かと不具合が起きる中国製が多くなりますが、今回のポルシェ純生は当時モノ西ドイツ製鋳造でしたので古くてもほぼ問題無く仕上がりました。
バレル研磨は鋳造(CAST)と鍛造(FORGED)とでは素材、造りの差で仕上がり完成度も違って来ます。また同じ鋳造でもアジヤ製(中国産)と日本製とでは大きな差が出ます。
ポルシェ純正16?鋳造(CAST)バレル3次元研磨パウダークリアー
福井県のお客様・・20数年前のポルシェ純正ホイールです。
年代モノでも手付かずの当時モノ修復歴無しですので問題無くスーパーポリッシュバレル研磨が出来ます。
先ずはアウト&インリムの曲がり修理から・・
20数年前のホイールで曲り、ガリ傷がない訳が有りません。
※1Psのインリムの曲りはリムが楕円状(卵型)になりディスクが引っ張られますので横振れを起こします。アウトリム曲りよりインリム曲りの方が難しく手間が掛かります。
剥離からブラスト研磨
ガリ傷肉盛り修理
※曲り修理に比べてばガリ傷修理など私に言わせれば屁みたないな修理です。
ほぼ完璧な肉盛り溶接研磨形成の完成!
※肉盛り溶接が出来ないと素地表現のフルポリッシュのバレル研磨など絶対出来ませんが、アジヤ産の鋳造品は不純物が多く素材が悪いため溶接による巣穴ピンホールが出る事も多く有ります。
3次元ですので手作業による隅から隅までハンドアクション研磨
※この工程に一番時間を要しデザイン構造により研磨が届かない場合は2次元研磨処理になります。
バレル荒研磨
ハンドバフ磨き!
一般的な磨きはこのバフ磨き仕上げになりますがそこからさらに追い込んだバレル研磨になります。
バレル仕上げ研磨の完成!
鋳造(CAST)ホイールとは言えバレル仕上げ研磨の時点ではメッキの様な輝きを放ちます。
※1Psバレル3次元研磨YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=QoyUuLxsuCg
結構腐食したインナーリムから側面リムも追い込んで研磨します。
パウダークリアー前に密着性向上のためのガスグラスプライマー処理
※ガスグラスプライマーhttp://global-suzuki.com/gas-glass-primer/
本体丸塗りのパウダークリアー静電噴射!
ポルシェのロゴをパテ埋めで消してハイパーシルバー(DSK)に再塗装します。
バレル3次元研磨パウダークリアーの完成です。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんのパウダーコートにより「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などインリムへはパウダーコートフィニッシュが絶対お勧めです。ガラスコーティングなども必要有りません。
パウダークリアーによりバレル研磨フィニッシュ時より若干の艶引き感は避けられませんがポリッシュへのクリアーとしては現時点ではパウダークリアーが最強です。
素地表現の磨き込みによるバレル研磨は丸塗りのカラー塗装仕上に比べて手間と時間がかかりますので納期の方はある程度の猶予をお願いします。
メッキの様な派手な輝きでは無くアルミ独特の落ち着いた大人の光沢風合いでいぶし銀の輝きです。
生産国によるバレル研磨完成度の違いhttp://243ok.co.jp/blog/category/465/
ロケーションの良い装着写真を頂きました。
愛車はポルシェとばかり思っていましたが、軽四コペンに装着とはビックリしました。
バレル研摩の仕上がりは腐食の有無と「鋳造(CAST)、鍛造(FORGED)」素材造りの違いや「生産国(海外品・国産品)」などでも大きく左右されます。
以前当社でバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
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2016.06.16
光輝アルマイトリム修理から再光輝アルマイト
前回再クロームについてブログで案内しましたが今回もメッキ系の光輝アルマイトについて詳しくご案内いたします。
マイトリムを他店でリム修理からバフ磨きして有りましたがアルマイトリムは一般的にバフ磨き修理が主流です。アルマイトを簡易的なバフ磨き修理では無く条件を満たせば元の光輝アルマイトも可能です。
「再クロームも光輝アルマイトも」バフ磨きやバレル研磨での磨き込みの前研磨が基本中の基本です。それら前研磨してから再クロームするか光輝アルマイトするかだけの違いで曲り、ガリ傷云々より腐食の有無こそがメッキ系の仕上りは決まります。
光輝アルマイト修理から再光輝アルマイト加工
福岡県のお客様・・・バフ磨き修理された光輝アルマイトリムを元の光輝アルマイトに戻します。
先ずは曲がりチェックして曲がり修理から
2Psはディスクとリムの付け根隙間に泥や水が溜まるためクロームは特に腐食が進行する原因です。
本来3Psですがアウトとインを溶接して有る実質2Ps扱いで溶接結合部シーリングが邪魔になります。
溶接結合部はシーリング保護してあるためこのシーリングがアルマイトに影響して悪さを起こしますのでシーリングは完全削除する必要が有ります。
2Psの場合はインリムもアルマイトが被りますので洗浄研磨します。
アルマイト前のバフ磨き
外注依頼の光輝アルマイトリムの組み付け合体完成!
クロームメッキのディスクはノータッチですので一部クロームが剥げたままの状態です。
アウトリムのアルマイト加工の際、結合された2Psのためインリムもアルマイトが被りますのでついでに綺麗になります。
やや腐食痕が残りましたがそう目立つレベルでは有りません。
BBFバフポリッシュとアルマイトは別モノですので勘違いない様にお願いします。
※BBFバフポリッシュはアルマイトやクロームメッキの前工程になります。
※需要:光輝アルマイトは市販されているアルミクリナーや薬品洗浄すれば化学反応を起こし酸化して白シミやアルマイト剥げなどが出ますのでアルミクリーナーや薬品洗浄は絶対厳禁です。
こちらSSRの2Psリムも合金プレスリムの光輝アルマイト加工です。1本だけ微小に腐食痕残りが出ています。
新品や新品同様で腐食の無いモノならバフ磨きからの光輝アルマイトも再クロームもほぼ新品と同じ様になりますが腐食の有無こそが最需要ポイントです。
光輝アルマイトの留意点
↓
その1・・腐食の有るモノは腐食痕が残ります
腐食や虫食い巣穴の有るモノはいくら磨いても取れませんのでアルマイトしてもそのまま反映されます。
その2・・肉盛り溶接したモノは溶接痕が出て来ます。
肉盛り溶接修理した箇所はバフ磨きの時点では消えてなくなりますがそれらを光輝アルマイトすれば溶接痕現象が出て来ます。
その3・・鋳造、鍛造リムをアルマイトしても光沢は出ません。
1Psの鋳造(CAST)や鍛造(FORGED)もアルマイト加工は出来ない事は有りませんが合金プレスリムの様に光沢が出ませんので白濁したアルマイトになります。
その4・・2Ps・3Psハメ殺しの再アルマイトは不可です。
リムとディスクを溶接結合され2Ps・3Psハメ殺しはリム単体にならないため再光輝アルマイトも再クロームも不可能です。
※以下のハメ殺しのリムは合金プレス光輝アルマイトです。
■2Ps溶接ハメ殺し■
ダミーボルトが無いタイプとプラ樹脂製のダミーボルトが付いた代表的な2Ps溶接ハメ殺し
■ダミーボルト付きの2Ps溶接ハメ殺し■
ピアスボルトが付いていても2Psハメ殺しかどうかの判断は裏を覗けば溶接ビートが見えますのでダミーボルトかどうか判断出来ます。
■3Ps溶接ハメ殺し■
古い絶版ホイールに多いアウトとインリムの間にディスクを挟んで有るサンドイッチ式の代表的な3Ps溶接ハメ殺しです。
再塗装、磨き、再メッキなど肝心要の曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。
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