仕上げ実績・ブログ
2011.08.28
BBS-RE18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)
BBS-RE18インチ2次元ミラーポリッシュです。
軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」の特性をそのままいかしてスーパーミラーバレル研摩でアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。
「フル鍛造加圧式(FORGED)」をクロームメッキしてしまえば素材を痛め強度を3割程度落としてしまい鍛造の意味を無くしてしまいます。
BBS-RE18インチ 2次元ミラーポリッシュ!
東京都のお客様・・元はダイヤモンドカットオンクリアーのゴールドのREです。
ポリッシュ「オンクリアー」は数年の内、全て写真ような白ミミズシミが確実に入ります。 ポリッシュオンクリアーのこの現象を避けたいためにオーナーからのご希望で、オリジナルのダイヤモンドカット再加工ではなく、丸ごとスーパーミラーバレル研磨「ノークリアー」でのリクエスト加工となりました。
ポリッシュ、オンクリアー・ノークリアーの特性についてこちら
完全塗装剥離から荒研磨に入ります。
ハンド荒研磨してからバレル研磨機による荒研磨を1時間ほど研磨します。
荒研磨完了後、ハンド仕上げ研磨から仕上げ用のバレル研磨を数回繰り返します。
2次元ミラーポリッシュ研磨完成!
デザイン表面はツル肌で均等にムラの無い光沢となります。
2次元研磨のためスポークサイド面は鈍い銀のユズ肌光沢となります。
※スポークサイド面となる窓部のユズ肌など研磨削除して表面同様の光沢仕上げにする研磨工法が3次元研磨となります。
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに綺麗になります。
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。
ポリッシュオンクリアーはガリ傷や飛び等で傷ついたクリアー層の下へ水が浸入して白ミミズシミが入ります。クリアー層の下へ白ミミズシミが入りますので上面のクリアーをいくら磨いても白ミミズシミが取れる訳がありません。それを知らず「上面を磨き過ぎてクリアーが剥げました」などのご相談も良くお受けします。それらは一旦クリアーを全部剥いで再研磨する必要があります。
白ミミズシミ現象を避けるためにスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、洗車ついでにコンパウンド等で小まめに磨けば光沢がまた蘇ります。
「オンクリアー&ノークリアー」どちらも一長一短がありますので、ポリッシュの特性を良く理解していただきご判断ください。
スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こしますので、従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違い酸化白ボケが起き難い特徴があります。
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。
この機会に是非ご相談ください。
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2011.08.26
BBS-RSガリ傷修正からダイヤモンドカット+他割れ修理
BBS-スーパーRSのディスクガリ傷修正とリムのガリ傷修理からダイヤモンドカット加工との個別修理のご紹介です。
4本リフレッシュ・リメークの場合は「オリジナルのカスタム化」のためリムポリッシュ仕上げはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカットなど好みのポリッシュ選択となりますが、単品修理の場合はお手持ちのホイールと肌表現を合わすために同種の加工が必要です。今回のスーパーRSのポリッシュは本来ダイヤモンドカットのため単品修理の場合は、リムポリッシュ面は同じダイヤモンドカットをして新品と同質、同肌の仕上げを追求、提案しています。
ホイール正面部からヒットしてディスクからリムまで大きな傷が入りエアーバルブも折れてしまっています。
ディスク部は塗装仕上げのためパテ埋めでも構いませんが、キャップと干渉する角部はパテ埋めではまずいため肉盛り溶接をします。
肉盛り溶接などは簡単な事ですが、研磨形成が時間を要します。
複雑な箇所のため グラインダー、ヤスリ、ペーパーを使って、手で削って形を造るのです。
今時アナログ的な修理ですが、この作業は20年前から変わっていません。
パテ形成なら簡単ですが・・・・
形が整ったら塗装の下処理です。
ここまでくれば後は普段通りの塗装工程です。
2Psリム部のリムフランジはオリジナル同様にシルバーメタにしてポリッシュ面はダイヤモンドカットです!
リムとディスクの個別の修理が完了後、ピアスボルトで締め付けて完成です。
BBS専用エアーバルブは当店在庫のモノを取り付けて、リムが新品同様になったため ピアスボルトも外したついでに洗浄研磨してあります。
ダイヤモンドカットのリム肌の質感は新品同様になります。
メッシュ部の形もバッチリです。
単品修理はオリジナルのポリッシュ肌に合わす事が第一条件ですが、
4本リフレッシュ・リメークの場合はお好みのポリッシュ仕上げでいたします。
アウターリムポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩、スーパーミラーバレル研磨、ダイヤモンドカット」の中からご予算、用途に応じて、お好みの研磨方をご指定ください。
1・コスト面重視ならBBFバフ鏡面研摩!(オンクリアー&ノークリアー)
2・他所に無いカスタム重視ならスーパーミラーバレル研磨!(オンクリアー&ノークリアー)
3・オリジナルの新品と同質重視ならダイヤモンドカット!(オンクリアー)
※ダイヤモンドカットへのノークリアーは切削ラインの虹色が消えてしまいますのでオンクリアーは必須条件です。
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
★こちらは「RACING PIAA」の曲りによるリム割れ修理です。 ★
表裏大きく曲ってクラックが入っています。
良くある修理ですので、何て事の無い修理です。
まずは曲りを戻してから開先を大きく取り溶接準備に入ります。
溶接ムラや巣穴ピンホールがない様に表裏を包み様に溶接します。
これも先ほどのBBS同様に完全ハンド研磨形成です。
色を塗るだけなら誰でも出来ますが、基本となる修理研磨形成が出来てこそホイール修理屋さんの職人技です。
予算的にお客様がご自分で塗装するとの事ですので この状態で納品しました。
パテ埋めやコーキング隠しなどやっていませんので、塗装前の状態でも自信を持って出せます。
色を塗ってしまえばどんな修理したか判らなくなりますよね!
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来でこそリフレシュ・リメーク・カスタムへと繋がります。
単品修理は片道当社負担、4本リフレッシュ・リメークは往復送料無料キャンペーン中です。
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- ダイヤモンドカット/修正・リフレッシュ
2011.08.24
ルノー アルピーヌA110純正 鉄ホイールのリフレッシュ再塗装
ホイール本体はスチールでディスクがアルミの珍しいタイプのルノー純正ホイール修理からリフレッシュ再塗装です。
ハブ穴が無いタイプのため研磨機へのセッティングも出来ませんので全て手作業でのハンド研磨となりかなり面倒なホイールでした。
普通の鉄ホイールはディスク部とリム本体の鉄同士の2Ps溶接タイプですが、今回のルノー純正ホイールはディスク部はアルミでホイール本体は鉄となっており、鉄とアルミをリベット止めしてある珍しい構造のホイールでアルミと鉄をなぜ合体したのかメーカーの意図が良く判らないホイールです。・・・・
兵庫県のお客様・・ホイール本体のスチールは錆び錆びでリム端の鉄のリム端しが数箇所溶けて無くなっています。ディスク部のアルミは鉄のように溶けて無くなりませんがアルミ特有の腐食が進行中です。
塗装剥離してさらにブラスト研磨してから錆て無くなったリム端しを鉄の溶接肉盛りします。
鉄でもステンでも無い箇所へはパテ埋めではなく溶接肉盛りは必須です。
パウダーコート専用の高熱対応パテも有りますが、それもほとんど使いません。リム端しへパテ埋めしたらどうなるか想像つきますよね・・・・
鉄はアルミの様に容易に研磨出来ませんので決行面倒ですが、この程度なら原型の修復は問題なく直せます。
鉄の素材へ錆が入らぬように今回は頑丈で強い下地を目的にベースとしてグレーのパウダーコートしてから溶剤ウレタン塗装でお好みのカラーで仕上げます。
素材がかなり痛んでいましたのでグレーのパウダーコートした状態ではこんな感じになりました。 パウダー1コートでは荒肌やモコモコ感、サビによる塗装沸きが出てしまいパウダー2回塗りの厚め塗りをしています。パウダー2回塗っても仕上がり、ビジュアル面では当然期待できるモノではありませんが、パウダーコートはあくまでも鉄肌への錆防止の下処理が目的ですのでパウダーコートが鉄肌にへばり付いてくれればそれで良いのです。
パウダーコートで完全皮膜した後はパウダー肌をサイディング研磨して通常の溶剤サフ等で肌合わせの下処理塗装となります。
下処理に手間かけた割りには仕上げの艶消しのシルバーはやや地味に見えますが、古~い年代モノですのであえてテカテカの艶有りではなく艶消しのシルバーで仕上げました。
鉄「スチールホイール」へ傷など入った時に塗装が剥がれ鉄が剥き出しの状態となればすぐに錆てしまいます。それを防ぐため鉄肌への下塗装(ベースコート)は傷にめっぽう強い頑丈肌のパウダーコートをお勧めします。
上面お化粧の塗装が傷付いても下面土台のパウダーコートがサビ易い鉄肌をしっかりガードしてくれます。
鉄「スチールホイール」は塗装剥離してから放置すると翌日には赤錆が入ってしまいます。
一旦塗装を剥いでしまったらその日の内にブラストしてパウダーなり溶剤塗装なりで塗装膜を付けておく必要があります。アルミのように明日また続きをやるなど、貯置きができません。
アルミ、ステン、スチール、マグなどホイールの材質、素材は様々ありますが、修理と下処理さえしっかりやれば少々のダメージは問題なく蘇ります。
ただし材質、素材と構造、デザインにより各種表面処理の「可・不可」は多々ありますので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。
(有)オートサービス西HPはこちら
- カテゴリー:
- 鉄ホイール/曲りガリ傷修理からのパウダーコート

