仕上げ実績・ブログ
2011.12.22
CBXエンジンヘッドカバー&モンキーチェーンカバーへのバレル研磨
スーパーミラーバレル研磨はホイール専用の特殊研磨機のためホイール研磨の紹介がメインとなっていますが、極稀に依頼のあるアルミパーツへのバレル研磨も可能ですので一部紹介をいたします。
ホンダCBXのエンジンヘッドのカバーとホンダモンキのーチェーンカバーのミラーポリ仕上げです。
アルミ製品ならホイールに限らずどんなパーツでもミラーポリッシュ可能です。
※ジグ装着可能なモノに限ります。
バイクパーツへのスーパーミラーバレル研磨
30年前のホンダモンキーのチェーンカバーです。
ホンダCBX400のエンジンヘッドカバーです。
研磨の基本となるハンド研磨でゴシゴシとひたすらぺーパーを充てます。
面倒で根気の要る手作業ですが、ハンド研磨次第で仕上がりが左右されます。
ハンド研磨後、従来のコンパウンドバフ研磨します。
大まかに磨いてからバレル研磨機へ装着するためにパーツ用のジグ(今回はホイールのディスクを利用)へボルト締め貼り付けして準備完了!
写真の時点では従来のバフ研磨ですが、ここから水槽の中へ投入してセラミックで光沢がでるまでバレル仕上げ研磨します。
ヘッドカバー完成!
複雑で凹凸の多い構造のモノでもムラ無く均等に光沢が蘇ります。
こんな構造のモノはハンドバフ仕上げでは限界があります。
チェーンカバー完成!
面の広い構造は比較的下処理がやりやすいですが面の広いタイプほどバフ研磨ではバフムラやバフ焼け、コンパウンド傷が目立ってしまいす。
バレル研磨ならコンパウンドバフ研磨と違いますので、ムラ無く均等にアルミ独特の光沢が蘇ります。
アルミホイールに限らずアルミ製品ならほとんどのモノを磨けますが、ジグ装着するためにボルトオン出来る穴があるモノに限ります。
パーツにより工夫次第でジグ取り付けできる事もあります。
素材自体の磨き込みですので、素材の良し悪しにも大きく影響しますので程度の悪いモノは仕上がりが期待できません。
高額な割りには耐久性の悪いクロームメッキのようにメッキ剥げ、メクレ、メッキサビなど手の施し様のない劣化損傷の心配など有りません。
ユーザーのメンテナンスの有無で光沢維持が左右されますので普段の洗浄 研磨が必要です。
ポリッシュのメンテナンスについてはこちら
ホイールに限らず磨きについてはどんな事でもご相談ください。
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2011.12.20
BBS-RS15インチ764 2Ps丸塗り塗装から手直しリフレッシュ
前回12月17日のブログ旧RSと同じようにピアスボルトごと丸塗りされたBBS-RS2Psホイールの手直しリフレッシュです。
ヤフオフでの購入から直接手直し依頼をお受けしたBBSです。
丸塗りされたホイールはどんな下処理、どんな修理をしたのか解りませんので中古購入では一番気をつけたい所でもあります。
BBS-RS 2Ps丸塗り塗装から手直しリフレッシュ
2Psホイールをそのままボルトごと丸塗りハイパー塗装してありましたが、基本通り 分解してのリムとディスクの個別仕上げでのリフレッシュ・リメークです。
※レッドエンブレムとエアーバルブは新品と交換です。
インナーリムが曲っていますが、ハンマーで叩いて直そうとした形跡があります。
ハンマーで叩いて直るくらいなら修理屋の仕事は要無しになります。
硬い鍛造のインナーが曲ればサイドが膨らみ楕円状になりますのでハンマーで叩いてそこだけ直してもホイール振れは取れません。
インナーリム曲りの特性についてはこちら
3本曲っていますがそのまま塗装してあります。
むちゃくちゃですね・・・
塗装を剥いでみたら案の状パテ埋め処理です。
※ディスクは違うメッシュを組んであります。それは見えない箇所の根元より研磨するために他のディスクを組んでの修理研磨のためです。
元のディスクは同時進行で個別に塗装が出来ます。
パテを削除して肉盛り研磨形成します。
リムは素地表現、剥き出しのポリッシュ仕上げですので溶接技術の見せ所です。
ホイールリム本体のインナー、サイド面をブッラク再塗装してからアウターリム部のポリッシュ鏡面研磨してリム本体部は完成です。
ディスク部はハイパー塗装(DBK)黒薄めに塗り替えてリムとディスクを合体して全て完了です。
ピアスボルトも塗装を剥いで元のチタン肌に戻してあります。
※今回は前業者様が幸いブラストをかけてなかったためピアスボルトの肌もそのまま元通りになりましたが、ピアスボルトへブラストをかけてしまえばチタン本来の光沢も失われてしまいます。
リムのポリッシュ部はコスト面から鏡面研磨ノークリアー仕上げです。
アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
ポリッシュへのオンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアーのメンテナンスについてはこちら
基本土台となる修理が出来てこそ塗装や磨きでのカスタムお化粧が生きてきます。
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2011.12.17
本国BBS-RS15インチ 手直しリフレッシュ
当店が得意としている毎度おなじみのRSのリフレッシュ・リメークですが、今回はやや手間のかかる他店塗装の手直しからのリフレッシュで再生不可なパーツは交換となりました。
腐食、虫食いが酷かったらしくある修理屋さんへリフレッシュを頼んだらそのまま塗装されて帰ってきたらしいです。
BBS-RS15インチ丸塗り荒塗装から手直しリフレッシュ
神奈川県のお客様・・「腐食・虫食・キャップ・ピアスボルト」など考えられない丸塗り仕上げでしたが、別モノとなって蘇りました。
塗装仕上げをするならパテ埋めてサフで平滑に整えれば腐食、虫食いは消えて綺麗になります。しかしブラストかけて直の塗装では当然こんな感じになります。
研磨してポリッシュ仕上げするには無駄な事とは解っていましたが、お客様へお知らせするために研磨してみました。
腐食の激しいモノへのポリッシュ加工は不可のため4枚ともリム交換です。
6角キャップも磨きのご希望ですがこれも恐らく「ダメ」です。
塗装剥いで見たらブツブツ荒肌のため6角キャップも当店在庫のモノを磨いて交換です。
ディスク面は塗装剥離後、ブラスト、ハンド研磨してブツ、腐食削除の肌合わせです。
やや厚めのプライマー&サフで平滑肌にします。
国産RSのプレートならいくらでも有りますのでそれと交換して塗りたかったのですが、本国RSのプレートはサイズ、デザインが違うため現品を再生するしかありません。
前回ピアスボルトも丸ごとブラストかけてあったため磨きは不可となり、現品再利用がご希望でしたので、研磨してパウダークリアーしてみましたが、黄色っぽく仕上がりあまり出来が良く無く、綺麗になったリムとディスクとのバランスを考慮して、結局こちらで用意したクロームタイプのピアスボルトと交換です。
パウダーコートが無駄な仕事でした。・・・
何だかんだ、苦労した結果ようやく全パーツ完成です。
※インナーリムだけは前回の業者さんの塗装仕上げのままで手をつけていません。
組み付け、合体完成です。
■本国BBSーRS15インチ リフレッシュの詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・1.5インチリム新品交換(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・現状塗装のまま
3・ディスク&プレート・・・・・・シルバーメタ(オンクリアー)
4・6画キャップ・・・・・・・・・・交換して3次元ミラー研磨(オンクリアー)
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・純正クロームタイプと交換
6・エアーバルブ・・・・・・・・・新品交換
7・リフレッシュの完全分解に伴うシーリング打ち直し
8・エンブレム・・・・・・・・・・・・新品交換
※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種類の研摩加工に対応しています。
※構造により対応できないモノも有ります。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
RSリムやRSリムに類似する旧式のOZ(AMG・フッツーラ)などの3Ps1枚型の肉薄リムは肉厚確保や強度確保の面からダイヤモンドカットカットは不可となります。それらはBBFバフ鏡面研磨仕上げかスーパーミラーバレル研磨の磨き込み工法での対応となります。
ダイヤモンドカットについてはこちら
ディスク部へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
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