仕上げ実績・ブログ
2012.01.25
BBS-RGR18インチ1Ps ハイパー塗装&リムポリッシュ研磨個別仕上げ
1Psホイールへの塗装&リムポリッシュ個別仕上げはBBSに関係なくみな共通の作業の流れとなります。
ホイール本体とディスクの塗装や磨き(溶剤ウレタンカラー・パウダーカラー・ハイパーカラー・スーパーミラーバレル研磨・その他)があり、リムポリッシュには(BBFバフ鏡面研磨・バレル研磨・ダイヤモンドカット)があります。それらの各組み合わせにより様々な1Psリム/ディスク個別仕上げの表現が出来ます。その組み合わせによりお値段や納期が変わります。
今回はホイール本体ディスク部の塗装部門(パウダーカラーベースのハイパーブッラクDBK)にリムポリッシュ(BBFバフ鏡面研磨)の組み合わせリフレッシュのご案内です。
組み合わせの内容が変わるだけで1Psリム/ディスク個別仕上げは塗装を済ましてからリムのポリッシュ加工となります。作業の流れは基本的にみな同じですのでこのブログを参考にしてください。
BBS-RGR17インチハイパー塗装&リムポリッシュ仕上げ
兵庫県のお客様・・3本修復暦有りのリム削り込み研磨でディスクのゴールドも修復暦の3本と手付かずの1本の色とが明らかに違うゴールドでしたが、4本塗り直しから3本手直し研磨して4本を揃えて仕上げすればそれもみな解消です。
ハイパー塗装へ塗り直しですので塗装剥離は必須条件です。
リム研磨手直しも所要範囲でしたので問題ありませんでした。
これからさらにブラスト研磨します。
ブラスト研磨してさらにパウダーコート下地用にバレル荒研磨かけます。
これが他所ではやっていない当店独自の1工程増やした下処理です。
脱脂剤を混入してバレル荒研磨機で肌揃えしてさらに釜空炊きして水分を完全に飛ばします。
通電チェックからパウダーグロスを蒸着噴射して、一時保管箱に置き、4本同時に焼付け釜で180℃で焼き付けて粉を溶かします。
溶けた粉がこんな感じで艶有りブッラクへ変化します。
塗装膜ではなく樹脂膜ですのでアルミ素地へ黒の樹脂をがっちりガードします。
※溶剤系の場合はリムへマスキングしませんが、パウダーは肌が硬いためリムポリッシュ研磨する時パウダーを剥ぐのに一苦労しますらリム研磨する事を前提として研磨 し易いように適当にマスキングしているだけの事です。
黒ベースを透かしながら銀膜添付によるハイパー塗装(DBK)をして一旦クリアー塗装まで完成させます。
この銀幕添付の加減により「黒濃い目、中間色、黒薄め銀強し」などの濃淡表現となります。
当社の研磨専属の職人が研磨機にて1500番手までひたすら磨いてリムポリッシュ研磨の完成です。
ホイール本体の裏面・側面はベースとなるパウダーブッラク仕上げです。
リムはBBFバフ鏡面研磨としてディスク部はパイパーブッラク中間色のイメージです。
今回のリムポリッシュはお客様のリクエストでBBFバフ鏡面研磨ノークリアー仕上げで、さらにガラスコーティング処理して有ります。
ガラスコーティングについてはこちら
当社のアウターリムへのポリッシュ加工は「BBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨 ・ダイヤモンドカット」の3通りのポリッシュ加工が可能です。
どのポリッシュ方が「良い、悪い」かの品質の差はありませんのでお客様のお好みでリクエストされたモノをお受けします。
3種のポリッシュ料金は作業コスト上の差額のためご予算や拘りがあればお伝えください。ご希望に応じたポリッシュ加工をいたします。
※旧RSなどの薄リムや修復暦有りで共振の出るリムなどはダイヤモンドカットは不可となります。
※BBFバフ鏡面研磨・バレル研磨はノークリアーでも構いませんがダイヤモンドカットはオンクリアーが必須となります。
3通りのアウターリムポリッシュ研磨の特徴お値段はこちら
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアー納め後のメンテナンスについてはこちら
人の手では不可能な研磨をしてくれるリム研磨機やバレル研磨機またPC旋盤、パウダー設備、塗装ブース設備など完備してもそれらはみな最終仕上げお化粧のための専用機械と塗装設備です。
専用機械を使うまでの前の工程で一番大切な曲りやガリ傷、溶接修理が出来ないと専用機械や塗装設備など何の役にも立ちません、色塗って磨いてお化粧だけしても意味がありません。
基本土台となる職人技の手作業による修理が出来てそれから専用機械と塗装設備を使いリフレッシュ・リメークが出来上がります。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
(有)オートサービス西 HPはこちら
2012.01.21
BBS-RS16インチx6J 軽用100-4H加工とオフセット講座
存在しない旧BBS-RS16インチ軽車用「16インチx6JOFF+40ピッチ100-4H」のカスタム加工の紹介です。
軽用にするにはまずインナーを変えて6J以下のサイズにする必要があります。
普通車用RS7Jx16/114.3-5を素材として6Jx16/100-4Hへピッチ加工して軽サイズに縮小しても現行の軽車にはオフセット的にすんなり収まる訳が有りません。車体からホイールが全てはみ出ます。
それは「6Jx15/100-4HOFF+38」のRSでも元々普通車用ですから現行の軽車にはややはみ出ます。それが16インチとなればさらにはみ出ますので足回りの改造が必要となってきます。
修理から塗装、磨きしてリフレッシュに伴うリム交換などの受注、問い合わせが非常に多くユーザーさんも今一理解されてない勉強不足な方が多いので、今回のブログはサイズ変更に伴うオフセットについて詳しくご説明しますので最後まで目を通してください。
RS16インチのサイズ変更、オフセット変更、ピッチ変更のカスタマイズ
広島県のお客様・・7Jx16から6Jx16へサイズダウンして軽100-4Hへ変更してのリフレッシュ・カスタムの完成です。
素材となるRS7Jx16インチです。良くも無い悪くも無い年相応の商品です。
修復暦が無い事が幸いです。
素材のディスクは114-5Hの逃げのあるディスクとなっています。
当方で塗装剥いからピッチ加工への外注依頼して100-4Hに穴開けされて帰ってきた状態です。ここからは普段通りの塗装への下準備に入ります。
※元穴と交差したところは強度確保のため溶接で埋めて有ります。
溶剤ウレタンシルバーメタ用にプライマーからサフ下処理です。
これは当社依頼のピッチ加工のモノではありませんが、座金を入れたテーパーブッシュ式による良く見かける100-4H加工のモノです。
フラット面ならテーパーブッシュ式でも問題ないですが、凹凸のあるディスクに新たな100が凹の部分へ穴が開きます。そうなれば凸の高さ(8ミリ)分隙間が開きますので凹との間の隙間にナットが浮いた状態のままとなり底に接しませんので完全に締める事が出来なくなり無理やりナットを強く締めるとディスクが割れてしまいます。 本来ホイールディスク面と車側のハブ取りつけ面は「ピタッと」付いていなければ指定トルクで締める事が出来ませんのでこの方法ではまずいです。
凸凹の逃げのあるモノは溶接で埋めるか、切ってフラット面にするかいずれかの方法をとります。今回は軽車のためオフセット数値を取る事も兼ねてカットしてフラット面にしてあります。これならナットも締め付け出来てオフセットも8ミリ稼げますので一石二鳥です。
5Jのインナーリムは新品無垢の状態でしたので汚れ防止とメンテのやり易さを考慮して
樹脂皮膜となるパウダーコートブッラクを塗ってあります。
キャップを塗装してしまえば不細工ですので、キャップはハンド研磨からバレル研磨してポリッシュ仕上げします。アルミ製のキャップは磨けば光ります。
※キャップやその他パーツへのダイヤモンドカットは不可となります。
アウターリムも個別に磨いてRS全てのパーツが完成となります。
ピアスボルトも磨いてから組み付けしてすべて完了です。
ナットの錆がやや気になりますが車に取り付ければ見えない箇所ですので今回は無しと言う事です。
ご要望があればナットも塗装なりメッキなり交換なりいたします。
「6Jx16ET+40」幅のカワイイサイズのRSです。
17ミリの極限ナットと専用ソケットですんなり収まる様に100-4Hに切ってありますのでこんな感じで愛車に装着出来ます。
■BBSーRS16x6J/100-4Hリフレッシュの詳細■
1・アウターリム・・・・・・・・・・ガリ傷修理・BBFバフ鏡面研磨(ノークリアー)
2・インナーリム・・・・・・・・・・5J交換・パウダーコートグロスブラック
3・ディスク&プレート・・・・・・ピッチ加工・シルバーメタ(オンクリアー)
4・6画キャップ・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー)
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・洗浄研磨クリアーコート
6・エアーバルブ・・・・・・・・・洗浄研磨
7・リフレッシュの完全分解に伴うシーリング打ち直し
8・エンブレム・・・・・・・・・・・・新品交換
※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたしますので安心してご依頼ください。
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種類の研摩加工に対応しています。
※RSの薄型リムはダイヤモンドカットは不可となります。
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら
ダイヤモンドカットについてはこちら
ディスク部へのカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。
粉体(パウダー)塗装についてはこちら
ここからが今日の本題です。
↓
★・・リップサイズ変更によるオフセット講座・・★
今回素材となる元のRSは「7Jx16OFF+45」から軽サイズ「6Jx16」となっています。
軽用として利用する第一条件としてローディスクを選ぶ事とハブ径が大きめなモノを素材として利用する事がまず最低条件です。
そこでお客様へ提案した元のRSは「7Jx16OFF+45」を選んでいただきました。
その理由としてより一番浅いアウターリムと一番浅いローディスクが必要だからです。インナーのサイズはどうでもいいです。
16・17インチではこの手のサイズのディスクの下駄が一番浅いタイプです。これ以下の浅いローディスクは有りません。
しかしいくら浅いローディスクとは言え元が7J設定からの普通乗用車用のRSですので6Jにしたからと言って「ド、ノーマル」の現行軽車にそのまま使える訳がありません。
今回の16インチリップ交換によるオフセットの数値の説明です。
元が+45なので6Jにして5Jにしても+45になるかのように勘違いしてるユーザーが多いため今回「アウターとディスク」はそのままでインナーを変えた縮小サイズが6Jx16とした場合のオフセット計算式を説明します。
まずは元となるRSの「7Jx16OFF+45」の交換したいリップのJサイズを測る事から始まります。
今回の素材となる「7Jx16OFF+45」の各パーツのサイズは
「アウター0.5J」+「ディスク挟み厚0.5J」+「インナー6J」で合計サイズが7Jとなります。
「インナー5J」に変えれば1J減ってホイール合計サイズが6Jとなる事は単純な計算です。
インナーを細幅に1J(25.4ミリ)小さくしますのでその分本体の中心値もずれますから1Jの半分約13ミリオフセット数値が小さくなり 答えは「6Jx16/OFF+32」となります。 これで「6J/OFF+45」にはならないのがお解りできましたか?・・・
さらに今回はディスク裏の逃げをフラットにするために8ミリカットしてありますので 32ミリに8ミリ加算して+40となり
今回のカクタム軽用スペックは「6Jx16ET+40/100-4H」となります。
「7Jx16/OFF+45」のディスクとアウトは換えずインだけ変えた場合のフェンダーへの出域は同じ条件のホイル本体サイズのOFFは下記のようになります。
「5Jx16/OFF+20」 「5.5Jx16/OFF+26」 「6Jx16/OFF+32」 「6.5Jx16/OFF+38」 「7Jx16/OFF+45」 「8Jx16/OFF+58」
これらみなアウト側は同じです。
要はインが短くなればOFFの数値が小さくなりインが大きくなればOFFの数値が大きく なりますので単に数字が変わっただけで車体フェンダー側への出域はみな同じ事になります。
インを変えずアウトリム交換は当然、外側へ出てきますので同じ計算式でオフィセット数値が計れます。
※インとアウトも換える場合はややこしくなりますが、同じ公式ですので元サイズを測り両方を加減すれば数値が出てきます。
現行の軽車の16インチのベストサイズを「5.5Jx16/OFF+50前後」とすれば 「5.5Jx16/OFF+26」では50-26で約24ミリ前後オーバーします。
またRS15インチでは「6Jx15/OFF+38」がありますがこれを5.5Jに換算すればOFF+32となりますから50-32で計算上18ミリ前後オーバーします。
同じ5.5Jで16インチが24ミリオーバーで15インチが18ミリオーバーする理由の差が15インチと16インチの元のディスク下駄厚みの差が8ミリあるからです。
それは15インチの6Jスタートに対して16インチは7Jスタートのためローディスクでも16インチのディスクは15インチより8ミリ位厚く造ってあります。
そこで今回は8ミリ切ったことで15インチと同じ条件となり「6Jx16/OFF+40」となる訳です。
ヤフオフ等で「6Jx15/off+38/100-4H」」普通車用(当時のシビック、カローラ、スターレット、その他FFF車)を軽車にどうぞと書いて有りますが常識的に考えてそれらが現行軽車のノーマルな足回りには収まる訳が無い事がお解りいただけましたでしょうか?
ユーザー側もサイズ、オフセットの意味や計算式を理解する事が必要ですよ。
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0995-65-7225 西
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2012.01.19
BBS-LM ブッラクパール&リム鏡面研磨リフレッシュ・リメーク
旧RSに次ぐ相変わらずオーダーの多いLMのリフレッシュ・リメークです。
LMは旧RSと違い6角キャップとキャッププレートの加工がありませんし 3Psのシーリング打ち直しもありません。
またピアスボルトの交換やクローム再メッキもRS136本に対して80本ですので再メッキも3割ほど安くなります。
17インチ同サイズの場合は旧RSより付属パーツの加工が少ないLMの方が当然お安くなります。
ただしLMは2Psですので旧RSのように好きなように「ワイド化・縮小化」やインやアウトの個別サイズ交換がきませんのでRSのように「アウターだけ深~いリムと交換」するなどの芸は出来ませんので本体丸ごと交換となりリム交換が高く付きます。
BBS-LM18インチ ブッラクパール&リム鏡面研磨へのリフレッシュ
静岡県のお客様・・初期の頃のゴールドのLMからブッラクパールとピアスボルトのクロームメッキでガラリと変貌しました。
ダイヤモンドカットオンクリアー特有の白シミやガリ傷は多少ありますが年数の割りには程度良好です。
溶剤系のブッラクパール仕上げですので下処理も溶剤系の黒サフで処理します。
※溶剤系仕上げは程度により塗装剥離を必要と無い場合がありますので剥離代がかからない事も有ります。
BBSのように下地がしっかりしているモノに対し料金を上げるために何でも感でも剥ぐ事を薦めていません。
※「ハイパー塗装・パウダーカラー・バレル研磨・メッキ系」は程度の良し悪しに関わらず塗装剥離は必須となり無垢の状態からスタートします。
ブッラクパール用のベースとなるグロスブラックを塗ります。
2Psリム本体は個別にシルバーメタを済ましてからポリッシュ面はリクエストでBBFバフ鏡面研磨仕上げして別塗りのディスクと合体完成です。
リムポリッシュはオンクリアーです。
2Psリム本体部の裏・側面・リムフランジはシルバーメタとなります。
引きの写真では普通のグロスブッラクに見えますがアップすればパールが微妙にキラキラ光っています。
今回のリムポリッシュはお客様のリクエストでBBFバフ鏡面研磨オンクリアー仕上げです。
当社のアウターリムへのポリッシュ加工は「BBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨 ・ダイヤモンドカット」の3通りのポリッシュ加工が可能です。
どのポリッシュ方が「良い、悪い」かの品質の差はありませんのであくまでもお客様のお好みでリクエストされたモノをお受けします。それなりの説明アドバイスはいたしますがこちらからのごり押しなどはいたしません。
3種のポリッシュ料金は作業コスト上の差額のためご予算や拘りがあればお伝えください。ご希望に応じたポリッシュ加工をいたします。
※旧RSなどの薄リムや共振出るリムなどはダイヤモンドカットは不可となります。
※BBFバフ鏡面研磨・バレル研磨はノークリアーでも構いませんがダイヤモンドカットはオンクリアーが必須となります。
3通りのアウターリムポリッシュ研磨の特徴お値段はこちら
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら
ノークリアー納め後のメンテナンスについてはこちら
ポリッシュ面への最強皮膜といてパウダーコートも提案します。
ポリッシュへのパウダーコートクリアーはこちら
LMの2Psリム本体やディスクの加工など塗装&磨き「溶剤カラー・パウダーカラー・ハイパーカラー・スーパーミラーバレル研磨」 など分解できるホイールはどうにでもなります。
※2Psハメ殺しは残念ながらLMのようにリムとディスクの個別の様々な加工ができませんので加工内容が限られてしまいます。
色換え、磨きしてお化粧だけしても意味がありません。確実なる修理が出来でこそリフレッシュ・リメークへと 繋がります。
4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中です。
修理ついでに色換え、磨きなどお考えの方はこの機会に是非ご相談ください。
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