仕上げ実績・ブログ
2014.05.25
ERGLANZ17インチ/パウダーグロスブラック&レッドポリッシュ
1Ps本体からスポーク部はパウダーグロスブラックでリム部をバレル研摩からのレッドポリッシュ仕上げです。
分解可能な2・3Psならリムとディスクは個別加工のため2トーンカラーは簡単な作業ですが1Psはそれぞれ部位ごとにマスキングを要しますので手間のかかる塗り分けです。
今回大方の完成後に新たな加工内容の変更が有り二度手間で非常に手こずり時間が掛かりましたが何とか上手く行きました。
ERGLANZ17インチ/パウダーグロスブラックとレッドポリッシュ
東京都のお客様・・・ガリ傷は有りますが年期モノの割には程度良好です。
剥離ブラスト研磨
素地表現のポリッシュ仕上げですのでガリ傷肉盛り修理の見せ所です。
磨き部位をハンド研磨してバレル研摩で仕上げて行きます。
ポリッシュ部のバレル研摩完成!スポーク天面はついでに光ってますがここは黒塗装になります。
先に磨いたバレル研摩箇所へパウダーが被らない様にマスキングしてパウダーグロスブラックの下準備
ホイール本体とキャッププレートと写真撮り忘れの6角キャップのパウダーグロスブラックの静電噴射!
パウダーグロスブラック完成で後はポリッシュ部のキャンディーレッドして完成・・・・の予定が・・・・・
ツインスポーク間もレッドポリッシュとのリクエストでそこだけやり直しです。(涙)
パウダーグロスブラックを再度剥いでまた磨き直し!
ハンド剥離ですので綺麗なエッジラインなど出ませんのでマスキングして部分修正!と言ってもこれが1本3ヵ所で計12ヵ所の磨きから部分修正です。これだけで数日要しました。
ツインスポークの間の磨きも無事終わりこれから磨いた部位のみレッドポリッシュ染めに入ります。
レッド染め完成後はマスキングによる黒から赤の境目段差を消すためにサイディングして再度全面丸ごとベロッとトップコートクリアーで整えます。
スポーク部はグロスブラックでリム部がレッドポリッシュの塗り分けの完成です。
インナーリムから側面リムはパウダーグロスブラック肌残しです。
納期は普段の倍ほどかかりましたが手の込んだワンオフホイールが完成しました。
装着写真を頂きました。
ポリッシュカラーは部分修正色合わせが難しいため傷を付けない様に気を付けてください。
今日25日~28日まで出張のためメール問い合わせの回答は29日以降になりますのでご了承ください。会社は通常通り営業しています。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
(有)オートサービス西
2014.05.22
VOLK/ZE40鍛造(FORGED)パウダーレッドとパウダーキャンディーイエロー
パウダーコートは溶剤カラーの様に既存カラーへ上塗りは出来ませんので新品・中古・問わず塗装剥離ブラスト研磨して無垢の状態へ戻してからのスタートです。
今回はソリッド系「パウダースーパーレッド」と透明系「パウダーイエローキャンディー」との下処理の違いを案内します。
ソリッドやメタリック系のパウダーカラーは塗装剥離ブラスト研磨からハンド研磨して場合によりバレル荒研磨からパウダーコートを静電噴射します。それに対して透明のキャンディーは一般的なパウダーカラーと同じ下処理では透明キャンディーの特性が生かす事が出来ません。
透明系のキャンディーをより効果的に表現するためには前処理として当店自慢のバレル研摩と連携してベースを光らしてから透き通た光沢の有るキャンディー本来の表現が可能となります。
VOLK/ZE40パウダースーパーレッドとパウダーキャンディーイエロー
福岡県のお客様・・・新品同様の18インチVOLK/ZE40マットブルーガンメタ8本をパウダースーパーレッドとパウダーキャンディーイエローに塗り分けです。
8本同時に剥離からリム研磨
1台目・・パウダースーパーレッド
天面はさらにアクションハンド研磨
スーパーレッドのパウダー静電噴射!
1台目パウダースーパーレッドの完成!
インナーリムから側面リムまでパウダー丸塗りです。
圧倒的な赤で艶感もよくとても綺麗な赤ですね。
2台目・・パウダーキャンディーイエロー
ソリッドカラーと違いこちら透明系のキャンディーカラーはベースをまずはテカテカに磨いてからのパウダーコートになります。
ハンドバフから全体的に均等に光沢を出すためにバレル研摩でベース造りをします。
バレル2次元研磨の完成!天面はテカテカ光沢でスポークサイド面は2次元バレル特有の鈍いユズ肌のいぶし銀になりますのでキャンディーカラーも2次元そのままテカテカ光沢といぶし銀のまま反映されます。
パウダーキャンディー静電噴射!
光沢の有る透き通ったキャンディーイエローの完成です。
本体丸ごとバレル研摩しますのでインナーリムから側面リムまで透明感ある鮮やかなキャンディーカラーになってます。
バレル2次元研磨で下地を生かして天面は光沢有るキャンディーになりスポークサイド面はユズ肌光沢のキャンデーになります。
一旦バレル研摩しないと普通の下処理ではこのキャンディーカラーは表現は出来ません。
こちらバレル研摩無しの普段の下処理から同じパウダーキャンディーを塗ったモノです。基本色カラーと違った表現で個性的で綺麗では有りますがそれは本来のキャンディーとほど遠い表現です。
バレル研摩有り無しを比べれば一目瞭然!
今人気のブラッシュドも可能ですがブラッシュドはデザイン構造を選びます。またスポークサイド面を磨く目的でブラッシュドする場合でも前工程のバレル研摩は必須作業です。
キャンディーカラーの基本色「レッド・ブルー・イエロー・ピンク」と各色のLIGHTやDARKが有ります。またキャンディーカラーは配合が出来ますのでゴールドやパープルその他様々なカラーが可能です。
今後新色も出てきますのでご期待ください。
メール返信のお願い・・日々多くのメール問い合わせのため随時回答返信が出来ませんので3~4日たってもこちらからの回答返信メールが無い場合は直接お電話ください。
TEL0995-65-7225(日曜、祭日以外AM9:00時~PM19:00時)にお願いします。
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2014.05.20
BBS-LMガリ傷修理からバレル3次元研磨~パウダークリアー
今回のLMは酷かったです。
リムもディスクも広範囲に深いガリ傷だらけでそれを素地表現の3次元ミラーポリッシュにしますのでパテ埋めして色で隠せるカラー塗装とは違い修理の良し悪しがそのまま表れる高度な修理技術からバレル3次元研磨してパウダーオンクリアーによるカスタムリメークです。
BBS-LMガリ傷修理からのバレル3次元研磨パウダークリアー
新潟県のお客様・・・曲り有りの4本ガリ傷だらけで程度が非常によろしくないDSK-P
のLM18インチです。それより他店修復歴有りのおまけ付が大きな壁です。・・・・
ガリ傷だらけで曲りも有り良く入庫する怪しげな落書き管理番号!
※他店修復歴有りの箇所周辺は完全に修復復元出来ない事が多々有ります。
1・2Psリム)リムガリ傷修理からパウダーグロスブラック&バレル研摩パウダークリアー
↓
全部は収まり切れませんので抜粋して有りますがガリ傷肉盛り修理
肉盛り研磨形成の原型修復完成!
※以前他所の修理で出来た巣穴ピンホールの完全削除は出来ませんので巣穴が一部残ってしまいます。そうなると最後に手を付けたこちらの作業と思われてクレームのトバッチリを受けてしまいます。
リム修理が終われば2Ps本体全面研磨してパウダーグロスブラックの静電噴射!
リム内側のエグレやフランジ全周深いガリ傷が有ったアウトリムもご覧の通り完全
な原型修復修理から磨き込み無事完成です。!
磨き込んだアウトリムへパウダークリアーを静電噴射して2Ps本体はここで全て完了
です。2Psリム部は今回パウダーブラックとパウダークリアーの2回塗りです。
2・センターディスク)ディスク部の傷修理からバレル3次元研磨パウダークリアー
↓
ディスクもガリ傷だらけです。これがカラー塗装仕上げならパテ埋めでもいいでしょうが磨き込み仕上げですのでそうはいきません。
ハンド研磨形成
バレル3次元研磨の前処理となる天面からサイド面まで全て手作業によるハンド研磨
バレル荒研磨から中研磨~バフ仕上げ~ハンド研磨~バフ仕上げの繰り返し
バレル仕上げ3次元研磨の完成
表面保護のためパウダークリアーの静電噴射!
1本ずつ丁寧に磨いたピアスボルトを先に出来上がったリムとディスクとで合体完成です。
インナーリムから側面リムはいつものパウダーグロスブラック肌残しです。
裏リムは普段汚れっぱなしでメンテ掃除が出来ませんので「頑丈肌で密着性が良く塗装が剥げにくい・熱に強いためパットカスが付きにくい・汚れ付着がしにくいため汚れ落ちが良い」などの利点から見た目の目的だけでなくインリムには溶剤カラーよりパウダーコートカラーが絶対お勧めです。
※注意としてパウダーカラーはポリエステルやエポキシ肌のためシールスッテカーやバランスウェイトが付きにくいですので強く抑えてください。
バレルフィニッシュ時よりパウダークリアーで2分ほど艶引き感は有りますが全パーツがパウダーコートですので耐久性重視が今回の最大の目的です。
派手な光物とは違いアルミ独特のいぶし銀の鈍い光沢になります。
使用中古品を扱う以上「塗装も磨き」も曲り、ガリ傷修理が出来てからの話しです。
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