仕上げ実績・ブログ
2014.07.26
2PsLMから3PsLMカスタムリバレル制作販売開始
3PsタイプのRSのリバレル(リム交換)は海外製のリムで数年前よりリム交換カスタムをしていましたが高品質で信頼性有るRS用に純国産リムが提供出来るようになりました。
純国産リム制作に伴い要望が多かった2PsのLMを3Ps化した純国産リムのカスタムリバレルの制作販売のサンプル試作品が出来ましたので紹介します。
ディスクと独立したアウトリムとインリムから構成される3Psホイールになりますので既存の2Psを切ったり貼ったりした危険なホイールでは有りません。
まずは初歩的な2Psの構造解説から・・
「ディスク」と「インアウト一体型リム」とで構成される2PsのLMです。
2Psホイールはセンターディスクと「イン・アウト一体型」・「イン・アウト別パーツ溶接結合型」いずれか2通りになります。LM、LM-R、RS-GT、Super-RSなど全て「インとアウト一体型」の2Psです。
そんな2Psを「アウトだけ深くしたい、細くしたい」など無茶な問い合わせがたまに有りますが2Psを切ったり貼ったりして太くしたり細くしたりは出来ません。
純国産リムのLM3Ps化リバレルサンプル試作品
3Ps・・LM17x5.5J(標準タイプの表組オーバーヘッドディスク)
17x5.5Jハイパーブラック(DBK-P)仕様にしてみました。
※LM100-4Hディスク提供なら軽用のLMが出来ます。
極細のLMです。・・アウトリムのリムフランジから側面はシルバーメタでインリムはパウダーシルバーです。
3Ps・・LM17x12.0J(標準タイプの表組オーバーヘッドディスク)
17x12.0Jディスクは当社独自のバレル研摩からのブラッシュドにしてみました。
極太のLMです。・・アウト&イン直結合でトータルサイズ12.0Jになります。
※アウターリムは無垢仕上げでインナーリムはパウダーシルバーです。
こんな深リムのLMは他所にまず無いですので目立ち度、注目度は抜群です。
浅リムの大口径ホイールより小口径でも深リムホイールの方が断然カッコいいです。
3Ps・・LM17x12.5J(挟み式のサンドウイッチタイプ)
3PsですのでRSの様にサンドウイッチ式にも出来ます。
アウトとインの間にディスクを挟むサンドウイッチ式の場合ディスク挟み厚を加算してトータルサイズ約12.5Jになります。
※注:アウトとインの二枚重ねの勘合厚みが出るためLM純正M7ボルト(傘下23ミリ)では長さが足りなくなりますので同規格品M7か国産ボルトM8の傘下30ミリ以上のロングボルト交換が必須となります。
試作品ですので1本しか有りませんがほしい方はオブジェとしてお譲りいたします。
最少サイズ5.5J~最大サイズ12.0J位までお好みのリバレルが可能ですが対応出来ないサイズも一部有ります。
完全分解可能な3Psホイールはアウトとイン個別のオーダーが出来ますが2Psはアウトとインの2枚セットでの制作販売となります。
RS用の純国産リムは既に制作販売していますので現在3セット純国産リバレルリムからのリフレッシュ施工中です。完成後ブログで紹介いたします。
純国産のリバレルリムは無垢仕上げですので後の施工はご希望に応じて各種加工(BBFバフ研磨・バレル研摩・ブラッシュド・アルマイト・クローム・パウダーカラー・キャンディーカラー・その他)可能です。
ポリッシュ仕上げ後のクリアーの有無から溶剤硬質クリアー&パウダクリアーなども対応可能です。
※重要1・リバレルリムへのダイヤモンドカットは出来ません。
※重要2・アウトとインの二枚重ねの勘合厚みが有るためLM純正M7ボルト(傘下23ミリ)では長さが足りなくなりますので同規格品M7か国産ボルトM8の傘下30ミリ以上のロングボルト交換が必須となります。
BBS-RS用のアルミ無垢削り出しのフラットキャップやロータイプ6角キャップさらに極薄6角キャップも近日制作販売致しますので興味のある方はお問い合わせください。
※キャップの表面処理もバレル研摩からのパウダークリアーやクロームメッキ、キャンディーなど何でも可能です。
BBSに限らずOZ系や国産SSRなど他のメーカーホイールのリバレルも可能です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へお願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
0995-65-7225 担当ニシまで
(有)オートサービス西 HPはこちら
2014.07.25
ホンダインサイト純正バレル2次元研摩からのブラックスモーク
ホンダインサイト純正14インチのバレル2次元研摩から溶剤ブラッククリアーによるブラックスモークです。
ブラックスモークも透明カラークリアーのキャンディー系に属しますが一般的なキャンディーはベースシルバー塗装からのキャンディー表現になりますが塗装ベースでは無く素地を磨き込んでアルミ光沢を反映させたキャンディーブラックスモークです。
ホンダインサイト純正バレル2次元研摩からの溶剤ブラックスモーク
茨城県のお客様・・・年式の割には程度良好なダイヤモンドカットのインサイト純正です。販売台数が少なくレアモノの純正らしいです。
樹脂に缶ビールほどの薄いアルミ板を貼り付けて有るキャップですがこれが光らないとホイールとのバランスが悪くなるためまずはキャップ磨きを先にトライ!
薄いアルミ板が破れない様に慎重に研磨しました。汚れた手とおっさんが写ってしまい申し訳ございません。
スポーク下に帯状のポリッシュが有り、研磨しずらい箇所で難題ですが新品で出来て後加工で出来ない事は無いはずです。
帯状のポリッシュが上手く行けば後は普段通りのバレル研摩の下処理
ハンド研磨からハンドバフを数回繰り返し
バレル中研磨!まだぼけた感が有りますので光るまでひたすら研磨
バレル研摩の完成!スポーク下の帯状のポリッシュもバレルが上手く中っています。
タバコの映り込みはまさに鏡面
座金ブッシュは錆び取りでブラスト掛けて再利用!
パウダーコートも可能ですが今回はキャップで隠れますので塗装無しです。
バレル研摩の光沢を反映させた透明系のブラックスモークを塗って完成です。
インナーリムから側面リムもクリアー丸塗りです。
窓部は砂肌光沢となりブラックスモークにより渋めのDBK風になります。
バレル研摩ベースからの透明系キャンディーカラーは当店独自の手法です。
今人気のブラッシュドもベースはバレル研摩します。
キャンディーカラーは溶剤系、パウダー系と各色取り揃えて有りますが、今後カラーバリエーションも国産品から海外輸入品など増えて行きますのでご期待ください。
完成して当日発送する約30本ですが梱包だけで1日かかります。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール
nishi@243ok.co.jp の方へ電話番号明記の上お願いいたします。
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日曜、祭日はお休みですので返信、対応は営業日になります。
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2014.07.23
無限(MUGEN)18インチバレル3次元研磨パウダークリアー
無限(MUGEN)18インチバレル3次元研磨パウダークリアー
大阪府のお客様・・・・4本ガリ傷有りですがそれよりフルポリッシュの仕上がりを左右するの虫食い、腐食の有無です。今回それが有りませんので問題無くバレル研摩が可能です。
ガリ傷よりも頻繁に遭遇する他店修復歴の方が問題です。
リム修復歴の箇所は何とか手直し出来ましたのでこれで一安心!後は光るまでひたすら磨き込みます。
いきなりバレル研摩の完成ですが、面の広いディッシュは微小なペーパー傷や磨きムラが目立つタイプのですので念入りに磨きます。また今回小さな穴の磨きのリクエストも有りましたので穴磨きに手間が掛かりました。
バレル研摩フィニッシュ時はまさに鏡面!映り込みも抜群です。
アルミ製のとんがりコーンのようなキャップはバレル研摩機に装着出来ませんので別途治具を造ってキャップ単体で別研磨方での磨き込みです。
磨き完成のキャップとホイール本体へのパウダークリアーを静電噴射します。
サイズ位置合わせのため事前に作ったロゴシールですが、スペルを1個間違えてしまい造り直しでした。
パウダークリアー完成後にロゴシールを貼り付けして完成です。
インナーリムから側面リムまで丸塗りのパウダークリアーになります。
※インリムの腐食痕の研磨削除は完全には出来ませんでしたがパウダーコートによるブツ、湧きが出てませんでしたのでこれ幸いです。
パウダークリアーによりやや艶引き感は出ますが肌強度重視です。
同じ素地表現でも旋盤切削カットのダイヤモンドカットとはポリッシュ表現が違うバレル研摩によるフルポリッシュ仕上げです。
写真左がバレル研摩ノークリアーで、写真右がパウダーオンクリアーです。
無垢の磨き込みに対して2割程度の艶引き感です。
■ポリッシュへのノークリアー&オンクリアーについて■
ノークリアーの場合は雨風にさらされればいずれ酸化白ボケしてきます。
素地表現ですのでポリッシュ研磨剤等て手磨きすれば光沢復帰しますがメンテが面倒かも知れません。
それに対して素地を保護するためのオンクリアーは酸化白ボケはしませんが、光沢輝きがやや引けます。
パウダークリアーなら新品量産の軟弱なクリアーよりは数倍耐久性が有り頑丈肌のため少々の飛び石などびくともしませんがそれでも完全無欠とは言切れません。浸食が早いか遅いかの違いで傷口からクリアーと素地との間に水が入り白ミミズシミが発生する事も有ります。
ノークリアー&オンクリアーどちらも一長一短が有りますのでその辺はご自身で選択ください。
腐食が素地まで侵されていない場合の国産ホイール(鋳造&鍛造)ならパウダークリアーはほぼ問題なく可能です。
注:)中国製やアメリカ製の鋳造ホイールは新品でもパウダークリアーの高温焼き付けによる「湧き・ブツ」が発生しますのでパウダークリアーは不向きでなその場合低温焼き付けの溶剤クリアーになります。
ポリッシュへのクリアーコートには液体溶剤系(アクリル樹脂)と固体パウダー系(ポリエステル樹脂)があります。また液体溶剤系のアクリル樹脂にも1液型(硬化剤無し)と2液型(硬化剤有り)の2種類があります。
1液型(硬化剤無し)・・・新品ポリッシュホールへのクリアーコートは100%1液型(硬化剤無し)です。 硬化剤が入っていれば数時間で塗料とガンのノズルが固まってしまうため硬化剤の入ったモノは量産式には不向きなため自然硬化しなく肌が弱くても透明度が高い1液型が主流となります。透明度は高いですが塗装膜が薄く肌が弱い軟弱な事が欠点です。
2液型(硬化剤有り)・・・ワンオフ塗装向きで、1液が型よりさらに肌の硬い2液型は硬化剤の比率が高いほど硬質となり 塗料代も高くなります。艶感塗装肌の硬さも期待できるためワンオフでのクリアー塗装は2液型が主流となっています。
パウダーコートクリアー(ポリエステル樹脂)・・塗装膜と言うよりポリエステルの樹脂膜となるため肌が頑丈で密着性も高く 2液の溶剤系とは比べ物にならない硬質な肌となります。難点は素材の良し悪しを選びますので質の良くない鋳造品や腐食の酷いモノはブツ気泡が発生します。
溶剤系の1液型・2液型とパウダーコートクリアーの透明度艶引き感を解りやすく例えれば
1液型が「サランラップを1枚載せた」のに対して2液型が「やや厚めのサランラップを3枚載せた」感じで パウダーコートクリアーは「透明の厚い塩ビシート」を載せた感じと表現すれば特性が判りやすくなると思います。?
頑丈で厚い塗膜となれば光沢艶引きや透明度も若干失われてしまいます。
見た目重視か耐久性重視かです。
ポリッシュクリアーの詳細はこちら
以前当社でバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。
お問い合わせやお見積もりは会社メール nishi@243ok.co.jp の方へ電話番号明記の上お願いいたします。
お電話でもお気軽にお問い合わせください。
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