仕上げ実績・ブログ
2014.02.24
BBS-REとRGの2次元バレル研磨/パウダークリアー&溶剤硬質クリアー
素材の良い鍛造1PsのBBS-REとRGを当店自慢のバレル2次元研磨からパウダー&溶剤のオンクリアー仕上です。
REはバレル2次元研摩からパウダークリアーでRGは100-4Hピッチ加工からバレル2次元研摩の溶剤硬質クリアーです。
BBS-REはキャップレスで付属パーツが有りませんので本体のみのバレル研磨になりますが、RGはメッシュプレートと6角キャップの付属パーツが有りますのでパーツ別々のバレル研摩になります。
BBS-REとRGの2次元バレル研磨/パウダークリアー&溶剤クリアー
その1・・BBS-RE18インチ/2次元バレル研磨からパウダークリアー

東京都のお客様・・・RE18インチのBDKで比較的新し商品ですので程度は良好です。

ガリ傷と言うより押し込まれた凹みです。
凹み部はもちろん肉盛り溶接で研磨形成します。

剥離からブラスト研磨してこれからひたすらハンド研磨で磨き込みます。

インナーリムや側面リムは研磨機で前処理研磨

最終のバレル2次元研磨の完成!これよりパウダークリアーに入ります。

120℃で数十分空炊きして金属内部まで完全に水気を飛ばします。

パウダークリアーの噴射!白い粉が焼かれて溶ければ塗膜では無く頑丈肌の樹脂膜になります。

バレル研摩からパウダークリアーの完成

スポークがリムまで突き出たデザインのためアウトリム面は研磨機での前処理研磨が出来ませんのでハンド研磨になるため2次元研磨では有りますが構造により少しだけ割高になります。

バレル研摩フィニッシュ時よりは少しだけ艶引き感が出ますが耐久性からすればこれ以上のモノは無いポリッシュオンクリアーです。
その2・・BBS-RG15インチ/100-4Hピッチ加工から2次元バレル研磨/溶剤硬質オンクリアー

岐阜県のお客様・・・曲り、ガリ傷修理はりませんがポリッシュオンクリアー特有の腐食が進行中です。ポリッシュリムの損傷は「曲り・ガリ傷」の有無より「虫食い・腐食」の程度次第が仕上がりを左右する一番のポイントです。

114-4Hx2本と100-4Hx2本の後家さんでしたので114-4Hの2本を取り急ぎ100-4Hのピッチ加工を先に済ませてから4本同時にバレル研摩作業に入ります。

剥離ブラストからリム研磨です。センターディスクはカラーで覆われていましたので腐食痕は有りませんが、元がポリッシュオンクリアーされたいたリムに若干の腐食痕が残っています。

インナーリムや側面リムは研磨機で前処理研磨

最終のバレル2次元研磨の完成!別加工した付属パーツも一緒に溶剤クリアーに入ります。

6角キャップはプラ製で磨けませんので塗装での対応となるためアルミ製の6角キャップをこちらから提供してそれを磨きます。

パーツ別バレル研摩、溶剤硬質オンクリアーの完成!

1Psはインナーリムから側面リムまで丸塗りのオンクリアーです。

2次元バレルはリムからディスク天面部がツル肌鏡面仕上げになりディスクメッシュのサイド面はユズ肌光沢になります。

リムに一部僅かな腐食痕が残りましたのでパウダークリアーにこだわって「ブツ、湧き」のリスクより順応、対応性の有る溶剤硬質クリアーの選択は時と場合により正解です。
■パウダークリアーと溶剤硬質クリアーの特性について■
ワンオフ塗りの2液型溶剤硬質クリアーは量産新品の1液型クリアーよりモッチリ感が出て表面が固い特性が有ります。量産薄肌の1液型クリアーよりはワンオフ向きの2液型溶剤硬質クリアーが総合的に勝ります。
60℃焼き付けの溶剤硬質クリアーは少々の腐食痕などブツ湧きが出にくいためほとんどのモノに対応可能ですが、200℃焼き付けのパウダークリアーは「素材造りの良し悪し」と「虫食い、腐食」など有る場合は確実にブツ湧きが発生しますのでパウダークリアーはふか不向きです。
素地への「密着性、退色性、頑丈肌」はパウダークリアーが優ですが、「透明度、対応、順応性、コスト面」では溶剤硬質クリアーが優です。
どちらも一長一短が有りますので臨機応変に選択使い分ければいいです。
パウダークリアーは一品モノのワンオフだから臨機応変に対応できる塗装です。新品量産のポリッシュへのパウダークリアーなど有りません。

バレル2次元&3次元BBSx3台とポルシェ純正x1台当日完成しました。
バレル研摩のオーダーまだ10セット以上有り押し込まれっぱなしで頑張っていますので今しばらくお待ちください。
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心ください。 
4本セットリフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーンを継続中です。 
お問い合わせやお見積もりは会社メール 
nishi@243ok.co.jp  の方へお願いいたします。 
お電話でもお気軽にお問い合わせください。 
0995-65-7225  担当ニシまで

