仕上げ実績・ブログ
2013.04.24
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイト加工
今も人気のある旧式の3PsタイプのWORKエクイップのパーツ別リフレッシュです。 
古き良き時代の旧式のエクイップは完全分解できる3Psですのでオリジナルに沿った加工でも違う加工でもなんでも可能です。 
エクイップ3Psタイプの復刻盤もデビューしましたが、同じ構造でピアスボルトにナット絞めにも関わらず残念ながらご丁寧に溶接でくっ付けてありますので今回のような加工はすべて不可!・・復刻版は修理が出来ないようにこのメーカーお得意の溶接ハメ殺しになってしまっています。・・・修理できない使い捨てのモノを造るのはどうなのでしょうか? 
WORKエクイップ3Psパウダーコート&光輝アルマイトによるパーツ別リフレッシュ 
 
 
神奈川県のお客様・・・ディスクとキャップは再塗装して有りますがアウトリムのアルマイトは大きな傷も無く手付かずのため再アルマイトも可能です。 
 
 
 
 
 
 
全パーツ個別に塗装剥離からブラスト研磨します。 
※復刻版のエクイップは当然こんな事は出来ません。 
 
 
 
 
 
 
パーツ別にパウダーシルバーを噴射します。 
※インナーリムはパウダーフィニッシュですがそれ以外はパウダーシルバーはあくまでもベース利用です。 
 
 
センターディスクのパウダーシルバーの肌のままではやや暗い感じで艶がありません。センターディスクはホイールの顔ですので溶剤シルバーでお化粧塗装に入ります。 
 
 
パウダー肌をサイディングして下地を整えプライマーをかけてお化粧の溶剤シルバー塗装の準備をします。 
 
  
パウダーコートは高温焼き付けのため腐食の有るキャップはブツや湧きが確実に出てきます。 
 
 
エンブレムバッチは磨き仕上げの予定でしたがあまり光ってくれませんでしたので 
急遽渋めのブラッシュドに変更! 
 
 
アウトリムの光輝アルマイト加工は外注依頼から帰ってきました。 
※復刻版のエクイップはリム単体になりませんので当然再アルマイトも出来ません。 
 
 
全パーツの完成です。 
 
  
クロームのピアスボルトも錆び腐食が有りませんでしたので1本づつ磨いて組み付け完成です。 
 
 
インナーリムや側面リムはパウダーシルバーフィニッシュです。 
 
  
メタが強いほどギラツキますのでシルバーメタはメタの弱い明るめのシルバーです。 
 
  
元肌がアルマイトの場合は磨きより同質のアルマイトの方がベターです。 
・・・アルマイト加工の条件と不可なモノ、留意点について・・・
1・・2/3Psの分解可能なリム単体になる事が最必須条件です。
2・・2Psハメ殺しのリムのほとんどはアルマイト加工されたモノですが溶接結合でリム単体に出来ないためアルマイト加工は全て不可です。
3・・溶接を伴う修理のモノは不可では有りませんが溶接痕が現れます。
4・・鋳造リムは白濁しますのでアルマイトは不可
5・・鍛造リムは鋳造リムほど白濁しませんが合金プレスリムより白濁りが出ます。
6・・腐食の有るモノはアルマイトしても腐食痕は残った状態で現れます。
   肉盛り溶接からのアルマイト加工
↓

※重要アルマイト加工前の下処理となるBBFバフポリッシュの時点では肉盛り痕は完全に消えてなじみますがアルマイトの化学反応で写真のように溶接痕が現れます。
※肉盛研磨形成を要す修理で溶接痕を気にされない方はアルマイトもお受けしますが、溶接痕が気になる方はBBFバフポリッシュ仕上げになります。
パウダーコートにも条件があります。 
①・古い年代モノや腐食の激しモノのパウダーフィニッシュは不可。
②・中国産の鋳造品は新品でもパウダーフィニッシュは不可。
③・黒・白(グロス・マット)その他ソリッド系のパウダーは溶剤とほぼ変わりませんが金・銀・ガンメタなどメタリック系は見た目ビジュアルが劣りますので2コートまたは溶剤クリアーで肌を整える必要が有ります。 
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