仕上げ実績・ブログ - 2011年08月
2011.08.30
4駆用鉄ホイールと鍛造アルミホイールへのパウダーコート
4駆用の鉄ホイールとエンケイ鍛造アルミホイールへの丸塗りパウダーコートのご紹介です。 
パウダーカラーでも一見、別に何て事のない普通のカラー塗装のホワイトとオレンジに見えますが、パウダーコートは「塗装膜」と言うより「樹脂皮膜」がベッタリ素材へ、へばり付いた感じで塗装肌が厚く頑丈になり、傷が付きにくく、熱にも強く、耐久性・耐候性は有機溶剤系(液体)ウレタン塗装の比ではありません。
欠点として部分修正塗装が出来ない事とカラー調色が出来無い事です。
4駆用鉄ホイールへのホワイトグロスパウダーコート 
 
  
山梨県のお客様・・パウダーコートは電気による「粉」の静電式ですので鉄はアルミより通電し易い特性があります。その反面、扱いが重た過ぎて腰痛になりそうです。またパウダーはバルブ穴へ鉄の棒を付けて吊り下げますのでパウダーに触れないように手を伸ばして手力だけでセッティングしますので腕力が無いと鉄ホイールへのパウダーの仕事はできません。今の内だけです。(笑う) 
 
  
前回赤とガンメタの後塗りをしてありましたが、下処理も何も無くいきなりの上塗り塗装でしたので剥離溶剤で簡単に剥げました。 
5本一気に剥いでやりたいところですが、鉄はしばらく放置するとすぐに赤サビが出てしまいます。赤サビはパウダーの大敵です。そのため今回はまずは1本だけ仕上げて後は2本づつして、計3回に分け日にち置いていたしました。 
 
  
溶剤剥離からのブラスト研磨です。ブラストや下処理の良し悪しでパウダーの仕上がりが決まります。赤サビ腐食が無いか良くチェックします。 
サビが出る前に、ここから一気にパウダーコートの準備に入ります。 
鉄は無垢の状態では錆びやすいためアルミのように貯め置きが出来ません。 
 
  
静電チェックしてパウダー噴射!・・とりあえず1本だけ釜焼きまで完成させます。 
 
  
5本中1本完成! 作業効率が悪い上に電気代の無駄・・・
 
  
数日後、2本完成!計3本完成! 
残りの2本はまた数日後、剥離から同じ事の繰り返しです。 
 
  
数週間後、無事5本完成しました。 
 
  
パウダーコートは表、裏、側面のホイール全体を包み込むように丸ごと「粉」を降り掛けますので裏、側面も綺麗になります。 
エンケイESターマック16インチオレンジパウダーコート 
 
  
埼玉県のお客様・・溶剤ホワイトからグロスオレンジのパウダーコートです。 
アルミ鍛造ですので先ほどの鉄16インチからすれば指2本で持てるくらい取り扱いが楽です。 
 
  
まずは大雑把に塗装を剥いで、シビアーに曲りとガリ傷修理から始まります。 
 
  
曲り修理後のアルミ肉盛りです。 足りないところは足す。 
 
  
曲り、ガリ傷修理の研磨形成はいつものように完璧です。 
※パウダーコート用の「耐熱パテ」も有りますが、基本「リム端しへ」はパテは使いません。 リム端しパテを使えばどうなるかお解りですよね・・ 
 
  
修理から研磨形成によるパウダーコートへの下処理完了です。 
 
  
腐食、油分、水分完全削除のため高温空炊きします。 
 
  
パウダー噴射終了後です。 
これを釜で焼いて粉が溶け樹脂のような濃厚なオレンジになります。 
 
  
釜焼き後、肌の締まりを良くするためにリフターへ吊るして常温冷却! 
 
  
 
  
オレンジグロス、パウダーコート完成! 
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来でこそリフレシュ・リメーク・カスタムへと繋がります。 
単品修理は片道当社負担、4本リフレッシュ・リメークは往復送料無料キャンペーン中です。 
(有)オートサービス西HPはこちら 
2011.08.28
BBS-RE18インチスーパーミラーバレル研磨(2次元)
BBS-RE18インチ2次元ミラーポリッシュです。 
軽くて頑丈な密度の濃い「フル鍛造加圧式(FORGED)」の特性をそのままいかしてスーパーミラーバレル研摩でアルミ独特の風合い柔らかい光沢となります。 
「フル鍛造加圧式(FORGED)」をクロームメッキしてしまえば素材を痛め強度を3割程度落としてしまい鍛造の意味を無くしてしまいます。 
BBS-RE18インチ 2次元ミラーポリッシュ! 
 
  
東京都のお客様・・元はダイヤモンドカットオンクリアーのゴールドのREです。 
ポリッシュ「オンクリアー」は数年の内、全て写真ような白ミミズシミが確実に入ります。 ポリッシュオンクリアーのこの現象を避けたいためにオーナーからのご希望で、オリジナルのダイヤモンドカット再加工ではなく、丸ごとスーパーミラーバレル研磨「ノークリアー」でのリクエスト加工となりました。 
ポリッシュ、オンクリアー・ノークリアーの特性についてこちら  
 
 
完全塗装剥離から荒研磨に入ります。 
 
 
ハンド荒研磨してからバレル研磨機による荒研磨を1時間ほど研磨します。 
 
 
荒研磨完了後、ハンド仕上げ研磨から仕上げ用のバレル研磨を数回繰り返します。 
 
 
2次元ミラーポリッシュ研磨完成! 
デザイン表面はツル肌で均等にムラの無い光沢となります。 
 
 
 
 
2次元研磨のためスポークサイド面は鈍い銀のユズ肌光沢となります。 
※スポークサイド面となる窓部のユズ肌など研磨削除して表面同様の光沢仕上げにする研磨工法が3次元研磨となります。
 
 
ホイール側面は下処理、ハンド研磨した訳ではありませんが何十回もバレル研磨機へ投入しますのででついでに綺麗になります。 
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。 
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。 
ポリッシュオンクリアーはガリ傷や飛び等で傷ついたクリアー層の下へ水が浸入して白ミミズシミが入ります。クリアー層の下へ白ミミズシミが入りますので上面のクリアーをいくら磨いても白ミミズシミが取れる訳がありません。それを知らず「上面を磨き過ぎてクリアーが剥げました」などのご相談も良くお受けします。それらは一旦クリアーを全部剥いで再研磨する必要があります。 
白ミミズシミ現象を避けるためにスーパーミラーバレル研磨はノークリアーのご依頼が多いですが、ノークリアーは素地剥き出し表現のためしばらく放置してしまえば艶落ち白ボケしますので、洗車ついでにコンパウンド等で小まめに磨けば光沢がまた蘇ります。 
「オンクリアー&ノークリアー」どちらも一長一短がありますので、ポリッシュの特性を良く理解していただきご判断ください。 
スーパーミラーバレル研磨はセラミックの摩擦で押し込みながらの研磨する工法のため「表面硬化現象」を起こしますので、従来のBBFバフ研磨(コンパウンド研磨)とは違い酸化白ボケが起き難い特徴があります。 
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。 
以前当社でスーパーミラーバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。 
4本セットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。 
この機会に是非ご相談ください。 
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2011.08.26
BBS-RSガリ傷修正からダイヤモンドカット+他割れ修理
BBS-スーパーRSのディスクガリ傷修正とリムのガリ傷修理からダイヤモンドカット加工との個別修理のご紹介です。 
4本リフレッシュ・リメークの場合は「オリジナルのカスタム化」のためリムポリッシュ仕上げはBBFバフ鏡面研磨・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカットなど好みのポリッシュ選択となりますが、単品修理の場合はお手持ちのホイールと肌表現を合わすために同種の加工が必要です。今回のスーパーRSのポリッシュは本来ダイヤモンドカットのため単品修理の場合は、リムポリッシュ面は同じダイヤモンドカットをして新品と同質、同肌の仕上げを追求、提案しています。 
 
  
ホイール正面部からヒットしてディスクからリムまで大きな傷が入りエアーバルブも折れてしまっています。 
 
  
ディスク部は塗装仕上げのためパテ埋めでも構いませんが、キャップと干渉する角部はパテ埋めではまずいため肉盛り溶接をします。 
 
  
肉盛り溶接などは簡単な事ですが、研磨形成が時間を要します。 
複雑な箇所のため グラインダー、ヤスリ、ペーパーを使って、手で削って形を造るのです。 
今時アナログ的な修理ですが、この作業は20年前から変わっていません。 
パテ形成なら簡単ですが・・・・ 
 
  
形が整ったら塗装の下処理です。 
ここまでくれば後は普段通りの塗装工程です。 
 
  
2Psリム部のリムフランジはオリジナル同様にシルバーメタにしてポリッシュ面はダイヤモンドカットです! 
 
  
リムとディスクの個別の修理が完了後、ピアスボルトで締め付けて完成です。 
BBS専用エアーバルブは当店在庫のモノを取り付けて、リムが新品同様になったため ピアスボルトも外したついでに洗浄研磨してあります。 
 
  
ダイヤモンドカットのリム肌の質感は新品同様になります。 
メッシュ部の形もバッチリです。 
単品修理はオリジナルのポリッシュ肌に合わす事が第一条件ですが、 
4本リフレッシュ・リメークの場合はお好みのポリッシュ仕上げでいたします。 
アウターリムポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩、スーパーミラーバレル研磨、ダイヤモンドカット」の中からご予算、用途に応じて、お好みの研磨方をご指定ください。 
1・コスト面重視ならBBFバフ鏡面研摩!(オンクリアー&ノークリアー) 
2・他所に無いカスタム重視ならスーパーミラーバレル研磨!(オンクリアー&ノークリアー) 
3・オリジナルの新品と同質重視ならダイヤモンドカット!(オンクリアー) 
※ダイヤモンドカットへのノークリアーは切削ラインの虹色が消えてしまいますのでオンクリアーは必須条件です。 
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら 
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら  
★こちらは「RACING PIAA」の曲りによるリム割れ修理です。 ★ 
 
  
表裏大きく曲ってクラックが入っています。 
良くある修理ですので、何て事の無い修理です。 
 
  
まずは曲りを戻してから開先を大きく取り溶接準備に入ります。 
 
  
溶接ムラや巣穴ピンホールがない様に表裏を包み様に溶接します。 
 
  
これも先ほどのBBS同様に完全ハンド研磨形成です。 
色を塗るだけなら誰でも出来ますが、基本となる修理研磨形成が出来てこそホイール修理屋さんの職人技です。 
 
 
予算的にお客様がご自分で塗装するとの事ですので この状態で納品しました。 
パテ埋めやコーキング隠しなどやっていませんので、塗装前の状態でも自信を持って出せます。 
色を塗ってしまえばどんな修理したか判らなくなりますよね! 
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来でこそリフレシュ・リメーク・カスタムへと繋がります。 
単品修理は片道当社負担、4本リフレッシュ・リメークは往復送料無料キャンペーン中です。 
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2011.08.24
ルノー アルピーヌA110純正 鉄ホイールのリフレッシュ再塗装
ホイール本体はスチールでディスクがアルミの珍しいタイプのルノー純正ホイール修理からリフレッシュ再塗装です。 
ハブ穴が無いタイプのため研磨機へのセッティングも出来ませんので全て手作業でのハンド研磨となりかなり面倒なホイールでした。  
普通の鉄ホイールはディスク部とリム本体の鉄同士の2Ps溶接タイプですが、今回のルノー純正ホイールはディスク部はアルミでホイール本体は鉄となっており、鉄とアルミをリベット止めしてある珍しい構造のホイールでアルミと鉄をなぜ合体したのかメーカーの意図が良く判らないホイールです。・・・・ 
 
 
兵庫県のお客様・・ホイール本体のスチールは錆び錆びでリム端の鉄のリム端しが数箇所溶けて無くなっています。ディスク部のアルミは鉄のように溶けて無くなりませんがアルミ特有の腐食が進行中です。 
 
 
 
 
塗装剥離してさらにブラスト研磨してから錆て無くなったリム端しを鉄の溶接肉盛りします。 
鉄でもステンでも無い箇所へはパテ埋めではなく溶接肉盛りは必須です。 
パウダーコート専用の高熱対応パテも有りますが、それもほとんど使いません。リム端しへパテ埋めしたらどうなるか想像つきますよね・・・・ 
 
 
鉄はアルミの様に容易に研磨出来ませんので決行面倒ですが、この程度なら原型の修復は問題なく直せます。 
 
 
鉄の素材へ錆が入らぬように今回は頑丈で強い下地を目的にベースとしてグレーのパウダーコートしてから溶剤ウレタン塗装でお好みのカラーで仕上げます。 
 
 
素材がかなり痛んでいましたのでグレーのパウダーコートした状態ではこんな感じになりました。 パウダー1コートでは荒肌やモコモコ感、サビによる塗装沸きが出てしまいパウダー2回塗りの厚め塗りをしています。パウダー2回塗っても仕上がり、ビジュアル面では当然期待できるモノではありませんが、パウダーコートはあくまでも鉄肌への錆防止の下処理が目的ですのでパウダーコートが鉄肌にへばり付いてくれればそれで良いのです。 
 
 
パウダーコートで完全皮膜した後はパウダー肌をサイディング研磨して通常の溶剤サフ等で肌合わせの下処理塗装となります。 
 
  
下処理に手間かけた割りには仕上げの艶消しのシルバーはやや地味に見えますが、古~い年代モノですのであえてテカテカの艶有りではなく艶消しのシルバーで仕上げました。 
鉄「スチールホイール」へ傷など入った時に塗装が剥がれ鉄が剥き出しの状態となればすぐに錆てしまいます。それを防ぐため鉄肌への下塗装(ベースコート)は傷にめっぽう強い頑丈肌のパウダーコートをお勧めします。 
上面お化粧の塗装が傷付いても下面土台のパウダーコートがサビ易い鉄肌をしっかりガードしてくれます。 
鉄「スチールホイール」は塗装剥離してから放置すると翌日には赤錆が入ってしまいます。 
一旦塗装を剥いでしまったらその日の内にブラストしてパウダーなり溶剤塗装なりで塗装膜を付けておく必要があります。アルミのように明日また続きをやるなど、貯置きができません。 
アルミ、ステン、スチール、マグなどホイールの材質、素材は様々ありますが、修理と下処理さえしっかりやれば少々のダメージは問題なく蘇ります。 
ただし材質、素材と構造、デザインにより各種表面処理の「可・不可」は多々ありますので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。 
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。 
(有)オートサービス西HPはこちら 
2011.08.22
BMW純正1Psホイールのハイパー塗装&リム鏡面研磨個別仕上げ
1Psホイールと分解可能な2・3Psホイールのリムとディスクの個別仕上げでの塗装&磨きによるリフレッシュ・リメークの紹介です。 
リムとディスクの個別仕上げで同じような表現でも1Psと2・3Psではホイールの構造により作業の流れ手順が大きく違ってきます。 
その1・・BBS製BMW純正1Psホイールのパウダーコートからハイパー塗装(DBK)とリム鏡面研磨の個別仕上げ。 
その2・・WORKマイスター2Psホイールのパウダーコートからハイパー塗装(DBK)とリム鏡面研磨の個別仕上げ。 
その1・・BMW純正1Psホイールのハイパー塗装(DBK)とリム修正鏡面研磨 
 
 
神奈川県のお客様・・元は丸塗りハイパーDBKです。リム修理から変な塗装を上塗りしてありましたが、剥離からやり直せば見事に蘇ります。 
 
 
まずは丸ごと塗装剥離からリム肉盛り研磨修理です。 
 
 
ブラスト研磨で腐食削除から脱脂洗浄して100℃前後で空炊きします。 
 
 
通電確認してパウダーブラック噴射! 
リム部は後で鏡面研磨しますのでリムは軽く載せるつもりでやっても結構ベッタリ付いてしまいます。パウダーコートは塗膜が頑丈で硬いためリムに付いた塗装を剥ぐのが大変です。! 
 
 
専用釜にて180℃で50分ほどパウダーを焼きつけします。 
 
 
これからハイパー塗装をしますので、しばらく自然冷却します。 
※パウダーブッラク仕上げならここで作業終了!ですが、これからハイパー塗装が待ってます。 
 
 
パウダーの黒を透かしながら銀膜を添付(銀膜の染め料や回数で黒の濃淡が決まります。)ハイパー塗装からクリアーまで塗って塗装部は一旦完成させます。 
※ハイパー塗装(DBK)丸塗り仕上げならここで作業終了!ですが、これからリム鏡面研磨がまだあります。 
 
 
完成した塗装部へ研磨傷が入らぬようにテープガードして、リムポリッシュ面を「BBF鏡面研磨」や「ダイヤモンドカット」へとご予算ご希望に応じてポリッシュ加工となります。 
 
 
今回のリムポリッシュ面は予算的に「BBF鏡面研磨」となりました。 
アウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 
 
  
1Psホイール本体の裏面、側面は下処理のベースとなるパウダーコートのブラック仕上げとなります。 
1Psはハイパー塗装に限らず塗装と磨きは一旦塗装を済まして磨き工程へなりますので、丸塗りカラー仕上げより、納期がかかり研磨代の料金も追加されます。 
その2・・WORKマイスター2Psホイールのハイパー塗装(DBK)とリム修正鏡面研磨  
 
  
神奈川県のお客様・・ハイパー特有の塗装剥げメクレです。 
新品時はディスク裏までパウダーコートして有りませんが、後塗りパウダーの時は裏までキチント塗っています。
ハイパー塗装は粘り柔軟性がない銀膜表現のため他のモノが干渉する箇所や飛び石などで塗装剥げと言うより塗装割れを起こしやすい特性があります。これは新品も後塗りのハイパーも共通の特性弱点です。 
 
 
ブラスト研磨からバレル研磨の下処理 ! 
どっち道分解しての作業ですので、前回リム修理の時にディスクの塗り替えをした方が作業効率が良かったのですが・・・(汗) 
またディスクの分解、合体作業を伴い二度手間となりました。 
 
 
粉(パウダー)が静電気でくっついた常温状態はこんな感じです。 
 
  
釜で焼きつけして粉(パウダー)が溶け込んで濃厚なブッラクになります。 
 
  
銀膜ハイパーを染めてディスクへのハイパー塗装(DBK)完成です。  
 
  
前回ガリ傷修理したリムと再度合体して今度こそ全て完成です。 
      ★ハイパー塗装の弱点★ 
粘り柔軟性が無い銀膜箔ため塗装割れを起こしやすいです。 
ハイパー塗装は溶剤系のウレタンカラー塗装やパウダーコートフィニッシュ仕上げと違い銀膜自体が粘り柔軟性がないためにタイヤ組み換え傷やバランスコーン傷、キャップ取り外し傷、スタットボルト周りの工具干渉の傷などで傷と言うより塗装割れを起こしやすい特性があり、これは新品も後塗りもハイパー塗装の弱点となります。ハイパー塗装の取り扱いはメッキ以上の細心の注意が必要です。 
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工いたします。 
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 
  
ディスク部へはカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装・ハイパー塗装・スパッタリングメッキ・クロームメッキ」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。 
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。 
粉体(パウダー)塗装についてはこちら 
傷、曲がり、色褪せの修正ついでにイメチェンをお考えのお客様はどんな事でもご相談ください。 
「色塗って磨けばよいってモノじゃないのです。」 
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。 
(有)オートサービス西HPはこちら 
2011.08.18
BBS-LM18インチ 限定ゴールドからDBK-Pへリフレッシュ・リメーク
限定販売のフルゴールドフェイスの傷直しついでにDBK(ダイヤモンドブラッククリアー)-MP(ミラーポリッシュ)へイメージチェンジです。 
全く違う表現のため新しい別のホイールを買ったような気分になります。 
ゴールドフェイスからDBK-MPへリフレッシュ・リメーク 
 
  
神奈川県のお客様・・鍛造ホイールで程度の良いLMでしたのでリムへのミラーポリッシュ化もグッドです。 
 
  
ハイパー塗装の前の下塗装(ベースコート)はパウダーブッラクコートのため塗装剥離から始まります。 
 
  
パウダー噴射の前に当店独自の下処理用バレル荒研磨します。 
ブラストからのパウダー噴射よりさらにバレル研磨した方がよりパウダーの肌のりが良いような気がします。気がするだけかも知れませんが、ただの拘りです。 
 
 
パウダーコート表裏丸ごと噴射!旨く静電しています。 
 
  
焼付け釜で180℃50分ほどパウダーコートをチンします。 
塗装膜ではなく素材へべったりと張り付いた樹脂膜となり濃厚な艶有りブラックとなります。 濃厚な艶有りブラックの上面へ銀膜のハイパーで透かしながら染めていきます。 
ハイパー塗装は「パウダーコート(粉固体)~チタンハイパー(1液型銀膜)~溶剤クリアー(2液型液体)」のそれぞれ違う材料と塗装方で3種掛け合わせた複雑な塗装方法です。 
 
 
こちらはアウターリム部へバレル研磨機によるスーパーミラーバレル研磨です。 
アウターリム部へのポリッシュは「1・BBFバフ鏡面研磨 2・スーパーミラーバレル研磨 3・ダイヤモンドカット」の3種類がありますが今回はスーパーミラーバレル研磨でのオーダーです。 
 
  
BBFバフ鏡面研磨やダイヤモンドカットとは違いセラミックで押し込みながら研磨しますので表面硬化現象を起こしスーパーミラーバレル研磨独特の表現、光沢、質感となります。 
 
  
 
  
BBSロゴは赤シートで自社製作して貼り付けまでして完成です。 
ピアスボルト装着はトルクはもちろんネジ緩め防止剤(ロックタイト)もきちんと添付しています。 
■今回のLM修正リフレッシュ作業■ 
1・アウターリム・・・・・・・(スーパーミラーバレル研磨、ノークリアー) 
2・インナーリム・・・・・・・(ブッラク塗装) 
3・ディスク部・・・・・・・・・(パウダーコートからハイパー塗装DBK) 
4・ピアスボルト・・・・・・・(洗浄研磨) 
5・エアーバルブ・・・・・・(洗浄研磨) 
6・BBSロゴシール・・・・(自社製作、貼り付け2枚おまけ付き) 
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工いたします。 
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 
  
ディスク部へはカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー塗装・粉体パウダー塗装・ハイパー塗装・スパッタリングメッキ・クロームメッキ」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。 
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。 
粉体(パウダー)塗装についてはこちら 
傷、曲がり、色褪せの修正ついでにイメチェンをお考えのお客様はどんな事でもご相談ください。 
「色塗って磨けばよいってモノじゃないのです。」 
基本・土台となるホイール修正がまずしっかり出来ないとリフレシュ・リメークして見た目だけお化粧しても意味がありません。 
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2011.08.13
BBS-RS希少のピッチ100-4Hのリム交換&リフレッシュ・リメークx2台分
人気で品薄のBBS-RS15インチのピッチ100-4Hのリフレッシュです。 
RSの100-4Hは希少で人気商品のためジャック品のような程度の悪いモノでも中古市場では高値がついています。 
程度の悪いモノでもRS用のリムや各パーツなど当店に中古の在庫が多数ございます。またヤフオフから直接お送りいただくケースも非常に多いですので安心してお任せください。 
またRSは新品リップの購入も可能ですので、5Jから15J位までお好みのサイズにカスタム可能です。 
偶然ですけど、2台ともブラック艶有り再塗装からアウターリム交換です。
その1・・6Jから6.5Jと7.0Jへワイド化とブラック艶有り塗り替え 
 
  
愛知県のお客様・・良くも悪くもない中古にありがちなダメージの15x6J/100-4HRSです。 
 
  
古いホイールへの再塗装は塗装剥離から始まります。 
 
  
フロント側6.5J完成! 
 
  
リアー側7.0J完成! 
 
  
 
 
インナーリムもディスクカラー同色のブラック艶有りへ再塗装 
■BBSーRS15インチ リフレッシュカスタム加工の詳細■ 
1・アウターリム・・・・・・・・・・F当店スットクリムと交換/R新品リムと交換(ノークリアー) 
2・インナーリム・・・・・・・・・・曲り修理、ブラック艶有り再塗装 
3・ディスク&プレート・・・・・ブラック艶有り再塗装(オンクリアー) 
4・6画キャップ・・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー) 
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・当店ストック品と交換 
6・エアーバルブ・・・・・・・・・当店ストック品と交換 
7・リフレッシュのリム交換に伴うシーリング打ち直し 
8・レッドエンブレム交換 
※15~17インチまでのレギュラーサイズのリムは多数ストックしていますので、「修復暦有りのリムや曲り、割れ」のひどいモノは在庫がある限り、リム交換、ピアスボルト交換、キャップ交換して修理、リフレッシュいたします。 
その2・・7Jから9.0Jと9.5Jへワイド化とゴールドピアス 
 
 
埼玉県のお客様・・本国(旧西ドイツ製)15x7J/100-4H ゴルフ用 
アウターリムとピアスボルトの表情が国産RSと微妙に違いますが、お判りでしょうかか? 
 
 
ディスク部は塗装の程度が良かったので今回は再塗装はしていませんが、深リムとゴールドピアスボルト交換でこんなに表情が変わります。 
※ディスクは特殊な洗浄剤で洗っただけですが、結構綺麗になります。塗装剥げや浮き、メクレのダメージの有るモノは剥離からの再塗装をお勧めします。 
 
 
こちもインナーリムはディスクカラー同色のブラック艶有りへ再塗装 
ホイール全体が締まって見えます。 
 
 
フロント側9.0J完成! 
 
 
リアー側9.5J完成! 
■BBSーRS15インチ/ゴルフ用カスタムの詳細■ 
1・アウターリム・・・・・・・・・・F2.5JとR3.0Jの新品リップ交換(ノークリアー) 
2・インナーリム・・・・・・・・・・ブラック艶有り再塗装 
3・ディスク&プレート・・・・・・再塗装無し 
4・6画キャップ・・・・・・・・・・・3次元ミラー研磨(オンクリアー) 
5・ピアスボルト・・・・・・・・・・当店ストック品と交換ゴールド化 
6・エアーバルブ・・・・・・・・・当店ストック品と交換 
7・リフレッシュ、リム交換に伴うシーリング打ち直し 
■盆明けから作業開始のRS用15.16インチの特注サイズリップ郡です。■ 
 
 
BBS-RSのリメークカスタム待ちの新品アウターリップ4台分です。 
ディスクへのカラー塗装やスーパーミラーバレル研磨などしてこれらのリップと交換していきます。まだまだ山積状態です。 
ちなみに、OZフッツーラの新品リップ交換も他に2セット待機中です。 
完成後、それぞれブログにて紹介いたします。 
BBS-RSアウターリムのサイズや交換についてはこちら 
※新品リムの注文から販売までは当店では手が回りませんので新品リムの販売はしていません。 
交換用の新品リムはお客様からの提出かまたはこちらから代理店を紹介しますので、直接そちらで購入後当店へお送りください。 
当店ではあくまでも修理から塗装&磨きによるリフレッシュと組み換えのみをお受けしています。 
アウターリムのポリッシュ仕上げは「BBFバフ鏡面研摩・スーパーミラーバレル研磨・ダイヤモンドカット」の3種の研摩加工いたします。 
3種類のアウターリムポリッシュ研磨についてはこちら 
  
ディスク部へはカラー塗装「溶剤系ウレタンカラー・粉体パウダー塗装」と当店自慢の「スーパーミラーバレル研磨(ミラーポリッシュ)」いたします。 
※粉体(パウダー)塗装は部分塗装や指定カラー調色がで来ません。 
粉体(パウダー)塗装についてはこちら 
ポリッシュ加工、カラー塗装などご予算、用途に応じていかようにも対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。 
(有)オートサービス西HPはこちら 
お盆休みのお知らせ 
8月13日(土曜日)~16日(火曜日) 
17日から平常通りの営業となります。 
2011.08.10
RANGE ROVER レンジローバー純正ホイールのリフレッシュ・リメーク
RANGE ROVER純正ホイールへのハイパー塗装と溶剤ウレタンカラー塗り替えによるリフレッシュ・リメークです。 
お盆休みのお知らせ。 
8月13日(土曜日)~16日(火曜日) 
17日から平常通りの営業となります。 
 
  
ガリ傷修理からハイパー塗装(DBKブラックフェイス) 
 
  
塗装の退色、艶引きの年数劣化は当然あります。ガリ傷以外は程度が良い方です。 
 
  
まずは曲り、ガリ傷への肉盛り研磨形成の修理から全て始まります。 
 
  
ハイパー塗装はベースとなるブラックやグレーはパウダー塗装と溶剤ウレタン塗装とあります。今回はコスト面の配慮でベースコートは溶剤ウレタンのブラックベースからのハイパー塗装となりました。 
※パウダーコートをベースとする場合は完全塗装剥離が必須となります。 
粉体・パウダー塗装についてはこちら 
 
  
オリジナルと同じ仕上げの2トーンカラーのリフレッシュです。 
修理前のダークブルーは既に退色、艶落ちしていますので新に塗った色合いや艶感はやや違ってきます。 
 
  
ガリ傷への肉盛り修理 
 
  
リム、ディスク下処理後、リムのシルバーメタをクリアーまで先に完成させます。 
 
  
ディスク部の塗装のために完成したリム部のマスキングをします。 
 
  
ダークブルー塗装完了(クリアー塗装前) 
リムとディスク部を別々にクリアーを塗ってしまえばマスキング筋が出てしまいます。 この段階ではクリアー塗りません。 
 
  
リム部マスキングを剥いでディスクからリムまで丸ごとクリアー塗装をする事によりリムとディスクのカラーの境目に段筋の無い自然でフラットな肌になります。 
基本、土台となるホイール修正がキチント出来て磨きや塗り替えへのリフレッシュお化粧へと繋がります。 
単品修正品は片道送料当社負担となります。 
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2011.08.06
ボルクTE37・ニスモLM-GT4スーパーミラーバレル研磨(3次元)
RAYS製の鍛造ホイール「ボルクTE37とニスモLM-GT」はスーパーミラーバレル3次元研磨と相性抜群です。 
 
 
東京都のお客様・・アルマイトブロンズメッキのボルクTE37からミラーポリッシュ3次元 
 
 
アルマイトブロンズメッキのニスモLM-GTからミラーポリッシュ3次元 
 
 
まずはガリ傷肉盛り修理から 
 
 
アルマイトメッキの丸ごと剥離 
アルマイトメッキの特性、剥離についてはこちら 
 
 
ユズ肌や荒肌を削除するためにエアーツールによる 手作業の荒研磨 
 
 
エアーツールのハンド荒研磨が大方出来たら、バレル研磨の荒研磨に数回投入します。 これで大まかなエアーツールの荒がなくなり肌が揃います。 
 
 
バレル荒研磨後、肌確認のため次はセラミック磨きによる仕上げ確認研磨をします。 
 
 
仕上げ研磨ではエアーツールはもう使えません。 
ここからは傷チェックしてペーパー目の削除、光沢が出るまで手力「ハンドペーパー」かけをします。 
「ハンドペーパー」して「バフかけ」して「バレル機投入」の3工程を1本ずつ10回以上繰り返しの作業です。 
指紋が無くなるくらいひたすら研磨します。 
 
 
 
 
 
  
時間と手間をかければディスクサイド面もここまでツル肌ピカピカになります。 
メッキとは違うアルミ独特の柔らかい落ち着いた大人の輝きです。 
素材自体の磨き工法のため素材の良し悪しに仕上がりが反映されます。 
鍛造加圧式(FORGED)品は特にお勧めです。 
今回はノークリアー仕上げです。 オンクリアー・ノークリアーはご希望に応じて対応いたします。 
オンクリアー・ノークリアーの特性についてはこちら 
クロームメッキのように錆び、腐食、剥げ、などの損傷劣化の心配もありません。 
※普段のメンテナンスの有無で光沢の維持は左右されます。  
一遍磨き込んだミラーポリッシュホイールのガリ傷修理など傷箇所のみを修理して再度バレル研磨機へ投入すれば簡単に直りますので低価格、短納期を実現します。 
以前当社でバレル研磨したお客様へ!曲りやガリ傷をつけてしまっても低価格で完璧な修理をしてまたピカピカに蘇えらせますので少々のダメージは心配いりません。 アフターケアーは安心してお任せください。 
4本ワンセット磨きや塗装によるリフレッシュ・リメークはすべて送料往復無料です。 
この機会に是非ご相談ください。 
(有)オートサービス西
2011.08.04
「セリカ」の定番OZラリーレーシング キャップレス仕様、ロゴ復元
「セリカ」の定番OZラリーレーシング16インチをキャップレス仕様にしてロゴ逆さ文字の復元作成により初期タイプの「レプリカOZラリーレーシング」へのリフレッシュ・リメークです。 
OZラリーレーシングレプリカキャップレス仕様・ロゴ復元 
 
  
愛知県のお客様・・年代物の割りには程度の良いトムスOEMのOZ16インチです。 
ロゴはやや小ぶりに作りました。 
 
  
 
  
まずは曲り、ガリ傷修理から・・ 
 
  
丸い突起の削除とネジ穴の溶接埋めです。 
ネジ穴でもパテ埋めしない所がプロとしての拘りです。 
 
  
キャップ台座の案内溝が深いためこちらも1周に渡り溶接埋めです。 
 
  
キャップレス加工が無事終われば、あとは普段通りの塗装への下処理です。 
  
 
  
事前に指定カラーの調色を外注依頼して作ってもらった(トヨタスーパーホワイト2)を塗る前に肌確認のためとメイン塗装の載りを良くするためにベースとなるホワイトを一旦丸ごと塗装します。 
 
  
パソコンで作ったロゴがディスクの円状のサイズに沿ってキチンと合うか試作品を1枚作ってみます。 サイズと円のパス形状はこれでバッチリです。 
 
  
試作品を確認できたら、本番の赤シートで作成。 
失敗を考慮して2~3枚余分に作りますが、余ったシールはお客様へスペアーとして差し上げています。 
 
  
2枚貼りですので、バランス良く均等に張るのが難しいです。 
これもパソコン上で等倍のサイズでデータを作っていますので文字間スペースも計算しています。 
小さな四角いシールは容易ですがサイズが大きくて円に沿ったシールの貼り付けは素人さんでは難しいかと思います。 
 
  
 
  
表、裏丸ごとクリアー塗装仕上げです。 
(有)オートサービス西HPはこちら




