仕上げ実績・ブログ
2012.09.06
BBS-RGR17インチ/ハイパーブラック(DBK)リフレッシュ・リメーク
色を調色して塗る溶剤カラーと違いハイパー塗装はベースとなる色へハイパー銀膜を透かし目視しながら濃淡を調整して塗ると言うより降り掛けて染めていくレイヤー塗装方で、ワーク上に4層の塗膜で構成する「4コートx4ベグ」塗装のため専用の機材、ブース、設備が無いと出来ない高級塗装です。 
塗装剥離~ブラスト研摩~アクション研摩~場合によりバレル研摩など前処理をしてから「1・パウダーコート(焼付け200℃)~2・アンダーコート(焼付け60℃)~3・ハイパー銀膜コート(焼付け80℃)~4・クリアートップコート(焼付け600℃)」の4コート(塗装)x4ベグ(焼付け)で前処理と塗装の工程が多いため手間と時間がかかり納期もそれなりにかかります。 
BBS-RGR17インチ/ハイパーブラック(DBK)リフレッシュ・リメーク 
  
愛知県のお客様・・・経年劣化退色は有りますが、曲りや大きなガリ傷の無い程度良なRG-Rです。 
  
①塗装剥離+ブラスト研摩からデザイン天面は肌合わせの研摩をします。 
  
②パウダーコートのためのインナーリムも全て研摩 
  
③120℃で空炊きします。水分を完全に飛ばす目的と冷えだしてやや暖ったかい加減の頃がパウダーの載りがいいです。 
  
④パウダーコート噴射! 
 
⑤パウダーグロスブッラク仕上げならここで終了です。 
このパウダーグロスブラックをベースにハイパーブラック(DBK)へとさらに進みます。 
 
⑥パウダーコート肌の上へ直にハイパー(銀膜)添付はNGです。せっかく綺麗に仕上がったパウダー肌をサイディングします。 
  
⑦ハイパー(銀膜)を載せるために溶剤のアンダーコート(焼付け60℃)をします。 
⑧アンダーコートの上へハイパー(銀膜)を透かしながらイメージする黒濃淡のDBKへと染めて来ます。(ハイパー焼付け80℃) 
 
⑨ハイパー(銀膜)の上へクリアートップコート(焼付け60℃)して完成です。 
  
撮影環境で写りが多少変わりますが、実際は黒薄めで銀の強いDBKです。 
  
インナーリムはパウダーコートグロスブラックのベースカラーとなります。 
  
こちらは丸塗りDBKに対してPを追加した「DBK-P(ポリッシュ)」仕様です。丸塗りハイパー塗装を一旦完成させてそれからさらにリムのポリッシュ研磨が追加作業となる1Ps個別仕上げです。リムが光るとハイパーがより引き立ち高級感が増します。 
1Psの個別リムポリッシュ仕上げは「BBFバフポリッシュとダイヤモンドカット」が有ります。 
どちらが良い悪いでは有りません、好みの問題ですのでご予算、ご要望に応じて対応いたします。 
■ハイパー塗装の注意点とメンテについて■ 
頑丈肌のパウダーコートをベースとしてもハイパー(銀膜)から最終のトップコートまでの中間の塗装は前処理(サイディングや密着剤添付)が出来ませんのでパウダーからトップコートまでの中間の塗装はただ乗っかって挟まっている層のバームクーヘンのような状態です。これは新品量産品も純正ハイパーも同じ条件です。 
簡単な1コート塗装と違い、4層以上の重ね塗りをして始めて特殊なメタルカラー表現が出来る訳ですのでこれら高級塗装はそれを犠牲にしてのカラー表現となるためメンテもデリケートに扱う必要が有ります。 
後塗りのハイパー塗装に限らず量産新品や純正ハイパーも同じ構成手法のため高圧洗浄機や洗車機は厳禁です。 
メンテはデリケートに扱いスポンジ等で手洗いシャンプーしてください。 
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