仕上げ実績・ブログ
2011.12.24
BBS-RS16インチx5J 軽用ピッチ100-4H カスタマイズ
いつものRSのリフレッシュですが、今回は軽車ダイハツムーブ用へ ピッチ変更とサイズ変更(7Jから5J)へカスタマイズしたリフレッシュRS16インチの紹介です。 
旧RS15インチ以下はピッチ100-4H(普通乗用車※軽用では有りません。)は希少に存在してますが、旧RS16.17インチのピッチ100-4Hは発売当時設定そのものが有りませんので存在しませんから普通乗用車のRSをピッチ加工するしか手が有りませんので現行の軽車用には車側の足回り改造も要します。 
RS16インチのピッチ加工から軽用サイズへカスタマイズ! 
  
東京都のお客様・・まずは素材となる16インチのRSをお客様から準備していただくか、それが出来ない場合は在庫がある限りこちらから素材の提供もいたします。(RSの部品取り用は30セット以上あります。) 
今回は当社在庫から厳選してより軽に使えそうなRS16x7Jを素材として提供提案いたしました。 
軽用として利用したいので第一条件としてローディスクを選ぶ事とハブ径が大きめなモノを素材として利用する事が最低条件です。 
注)16インチ最幅小のローディスク、ローリムとは言え元は普通車用のホイールのため本来軽用のホイールでは有りませんから、軽車ノーマル足回りでは車種によりホイールがややはみ出ますので足回りの改造も必須となります。※ピッチ100-4Hの普通乗用車はノーマルのままでも使えます。 
  
100-4Hに穴開けしてもらったディスクです。 
当方で塗装を剥いでからピッチ加工は実績のある専門業者へ依頼します。 
穴開け加工は強度確保や正確なセンター出しが要求されますので専用機械とノウハウが無いと分野が違う私等には出来ません。 
 
他の方法としてテーパーブッシュによるピッチ100-4H加工です。 
テーパーブッシュは114から112や110位までは僅か2~4ミリ程度ですの対応も可能ですが、100は14ミリも狭くなる訳ですのでテーパーブッシュによるPCD加工では座金の領域がキャップのオーナメントと重なってしまいオーナメントを縦にカットする必要があり大掛かりな工事になります。 
  
 
穴開け加工完成後は普段通りの下処理から塗装&磨きによるリフレッシュとなりますのでここらが私の出番です。 
 
専用貫通弾丸ナットを使う方法ならテーパーブッシュを使いませんのでオーナメント切断など大掛かりな工事の必要がなく、こんな感じで収まります。 
弾丸ナット中閉めの19ミリナットは現在入手困難らしいのでその場合17ミリのテーパーナット式を20ミリの専用ソケットで取り付け可能です。 
 
4インチのインナーリムも入荷後、塗装して軽用のRS各パーツの完成です。 
 
アウト0.5J+ディスク厚0.5J+インナー4.0Jでトータル16x5Jのカスタムサイズ完成です。 
※アウトリムは0.5J~5.0J以上 インリムは3.0J~9.0J以上社外品を含めて存在します。 これ以下のサイズのモノはありません。 
  
アウターリムとキャップ、ピアスボルトは元のモノをピカピカに磨いてオンクリアーしてあります。 
※ピアスボルトの再クロームメッキ化もお受けします。1本250円~ 
  
ディスクは逃げの無いフラットなモノを提供して加工してあります。 
  
16インチ最幅小のローディスク、ローアウトリムですが元は普通車用で軽用のホイールでは有りませんので、軽車ノーマル足回りではアウト側がややはみ出ますが、インナーリムが細く短くしてあれば今後アウトーリムを大きくして鬼キャンして足回りの改造をしてもインナー側への干渉の心配は無くなります。 
  
旧RSのサイズ・オフセットについて 
※重要ですのでしっかり目を通して読んでくださいヨ! 
人気で希少な国産の旧BBS-RSは14インチ~17インチまであります。 
RSの14・15インチは6J幅からの設定でピッチ100-4Hも多く存在しています。 
そのRS14・15インチのピッチ100-4Hは当時の「カローラ・スターレット・シビック・インテグラ・CRX・その他」FF普通乗用のホイールですので15インチのピッチ100-4Hとわ言え現行の軽車にはそのまま収まる訳がありません。全てフェンダーからホイールがはみ出します。 
「ヤフオフ等で15インチピッチ100-4H軽車にどうぞ」と安易に書いて有りますが軽車に限りノーマルな足回りでは無理があります。フェンダーから10ミリ以上は「はみ出します」ので、全て足回りの改造を伴います。 
現行の軽車の平均的なサイズのオフセットは15x5.5Jで+45~+50前後必要となります。それに対して旧RS15インチは普通乗用車用のため15x6JでOFF+38か+40ですので旧RSを5.5Jに換算すれば+32前後となります。計算上では45-32=13ミリ以上フェンダーからはみ出す事になります。 
ユーザー側もサイズ、オフセットの意味や計算式を理解する事が必要ですよ。 
さらに一回り大きくなる国産RSの16・17インチは当時の新品設定のピッチは114.3しかありませんのでRS16・17インチの100-4Hなど元々有りません。 
それはRSは20年前の商品で、100-4Hは普通車FFか軽用ピッチのため当時それに合う超扁平タイヤが無かったためです。ハードは作れてもソフトが追いつかない理由です。 
無いモノはカスタムとして新たなピッチ加工するしか方法がありませんが 、16・17インチは7Jからの設定のため普通車ならそのまま使えても 軽車には幅が大きすぎてそのままのサイズではインナー側が干渉します。 
元々普通乗用車用を利用しますのでオフセットうんぬんよりインナーリムが大きすぎればサス側へインナーリムが干渉してしまうため穴さえ開ければよいモノではなく軽用には幅の狭いインナーリムの交換が最低条件です。 
アウター側は足回りの改造やオーバーフェンダーでもつければどうにかなりますが、インナー側はそれが難しいので軽用にはインナーを変える事から始まります。 
2PsのLMなどはインナー交換やアウター交換が当然出来ません。 
 
RSリフレッシュ軍団のアウターリム研磨の4台分の完成です。 
アウターリムは他のBBSのディスクを組んで研磨していますので、元のディスクの塗装や磨きなど同時に効率よく作業が進みます。  
  
LMリフレッシュ・リメーク待ち軍団です。他にRG軍団も待機しています。 
他に後LM2台は現在仕上げの段階で年内に収められるように追われています。 
写真5台は年内中に下準備だけ終わらせて、年明けから本格的に作業にはります。 
年末年始のお知らせ 
12月30日~1月5日までお休みとなります。 
29日は午前中まで仕事して昼から大掃除です。
- カテゴリー:
 - BBS-RS/修正リフレッシュ・リメーク
 

