2P・3Pホイール調ダミーボルトについて
ワンピース一体型ホイールでも一見、2P・3P風に見えるダミーボルト(化粧ボルト)付ホイールです。
デザイン面での高級感、外観性向上で2P・3P風に見せるために1ピースホイールに多く採用されているプラ製の化粧ダミーボルト式タイプ
また本来2P・3Pホイール構造でも軽量化、コスト面でリムディスクを溶接結合してプラ製の化粧のダミーボルト式のホイールもあります。
一見同種のデザインのようですが材質、構造の違う3Pと1Pです。
表デザイン面を見てリムディスクが別パーツかの判断は、リムとディスク隙間の有無ですぐに分かりますが、さらに分かりやすいのはホイール裏面を確認してナットがあれば本当の3Pで、ナットがなければ、1Pの3Pモドキホイールとなります。(量販店廉価品やコピー商品に多く見られます。)
2Pホイールですが、プラ製の化粧ダミーボルト式溶接結合タイプ
表デザイン面を見て、リムとディスクに僅かな隙間がありますので、リムディスクが別パーツの本当の2Pホイールではありますが、裏面確認すると溶接してあります。またナットらしき物が無くピアスボルトがねじ込み又は押し込みであるのがお解りかと思います。もちろんこの種のホイールは分解不可能となります。(有名ブランドメーカーも多く採用販売しています。)
化粧ダミーボルト取り外しについて
装作業する時はボルトを外しますが、ダミーボルトは非常に厄介です。ボルトを旨く外せる場合と損傷する場合がございます。
【金属式ねじ込み型化粧ダミーボルトの場合】
ダミーボルトが金属製の場合ねじ込み式でネジ角がありますので、工具で外すことは可能で再装着も可能です。
【プラ樹脂製接着剤ハメ殺し化粧ダミーボルトの場合】
プラ樹脂製の場合でもネジ角は有りますが工具を使う目的のものではなデザイン面上だけの物で、ネジ角がつぶれたり損傷する恐れがあります。
さらに接着剤で付けてありますので、外すのが非常に困難なため塗装する時はネジ頭をマスキングするか、他の金属製のピアスボルトと交換するかの方法をとります。
プラ樹脂製化粧ダミーボルトを旨く外せれば、塗装後、ボルト装着も再度接着剤で装着出来ますので、再利用も可能です。