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仕上げ実績・ブログ - 2011年12月

2011.12.03

WORKシュバートのガリ傷修理からディスク色換え

リムとディスクの素材や表面処理の違うモノを溶接で結合してあるホイールを2Ps溶接ハメ殺しホイールと呼びます。

2Ps溶接ハメ殺しにはデザインによりダミーボルト「有りの無し」と2通りあります。

分解可能な2Ps.3Psならリムとディスクを個別に様々な加工が可能となりますが、溶接でくっつけてある2Psのハメ殺しはリムとディスク個別の加工内容が制限され、一部の塗装と一部リム磨きしか対応できないため加工に限界があり加工内容も制限されます。 







WORKシュバートのガリ傷修理からブッラク塗装



岡山県のお客様・・シュバートはリム(合金プレスアルマイト)・ディスク(鋳造ダイヤモンドカット)です。本来の肌表現は、くっついた状態のままでは残念ながら両者共に加工不可のため他の方法での修理色換えとなります。

2Psハメ殺しホイールに限り、修理・リフレッシュなど新品と同じ表現は100%無理です。









 

リムは4本ガリ傷と他店修復有りのおまけ付き、ディスク部のダイヤモンドカットは劣化によるミミズシミや塗装剥げです。





 

ガリ傷肉盛り研磨形成!上面しかこのホイールは研磨出来ません。

詳しくは下欄の方で説明しています。

 





 

インナーリム曲り修理です。

注)インナーリム曲りは使用に影響しますので曲り修理が必要です。しかしインナーリムの傷は見えない箇所であり使用に影響しませんので、要望が無い限り傷直しはいたしません。

インナーリムの傷修理は別途御見積もりとなります。







ディスク部の塗装剥離もリムがくっついた状態では磨けないリムへの損傷があるためブラスト剥離も溶剤剥離も使えません。リムに傷が付かないためにマスキングして手でゴシゴシとサイディングする方法が安全です。







下処理塗装からメインのグロスブッラクを塗ってリム研磨して完成です。

ダミーボルトは旨く外せましたので再利用して有ります。







 ●2Psハメ殺しの修理・磨き・塗装の限界解説●

       ↓



①は修理研磨が出来るリム上面からR面までの研磨所要範囲です。

③のレッドライン上までが研磨できる範囲となりレッドライン下はディスクとの重なり面となるため研磨出来ません。また研磨しても半端な研磨筋境目が出てしまうため②のリム垂直面の全面磨きが不可となります。





同じ2Psハメ殺しでもディスクの出っ張りが無いタイプならリムとディスクの僅かな隙間下から研磨可能な場合もあります。







①の様に今回は上面のみの修理研磨となり②の垂直縦面のリムは磨いていません。と言うより磨けません。またリムとディスクの隙間はかろうじてマスキングテープが入る隙間しかないため汚れも取る事が出来ません。無理して擦ればアルマイト肌に傷をつけてしまいます。





2Ps溶接ハメ殺しホイールへの修理や塗装、磨きメッキなど加工不可な理由と限られる加工内容について

1・ディスクが突起したデザインやリムとディスクが同じ高さの構造はリムをプレス修理できませんので 曲り修理はデザインを選びます。

2・メッキ系(アルマイト・クローム・スパッタリングメッキ)は分解して個別のメッキ加工となるため再メッキは全て不可です。

3・リム部への全面磨きはリムとディスクへ研磨できる範囲の隙間がある事が条件となり出来るモノと出来ないモノがあり構造、デザインを選びます。

4・当然の事ながらリム交換は出来ません。

5・溶剤系カラー塗装やパウダーコートもマスキングを要したりまた丸塗りでもリムとディスクの隙間の奥部まで完全に塗装が載らないため満遍なく包み込みの塗装ができません。

6・リムのみやディスクのみまたは丸ごとのダイヤモンドカットは不可となります。

※平坦なディスクでリムまで繋がったデザインなら極一部可能なモノがあります。

7・スーパーミラーバレル研磨は構造により一部可能モノがあります。

8・溶接や塗装、磨きは現状の届く範囲までとなり完全な加工が出来ません。


※ダミーボルト付きの1Psホイールはダミーボルトさえ外せばホイール本体そのモノが1個のパーツ ですので上記加工のリム交換以外は全て可能です。



2Ps溶接ハメ殺しホイールはリフレッシュ、カスタムも多く制限されますが、なんといっても単品修理の場合オリジナルと同質の加工にはほとんど対応できないためお手持ちのホイールとの表現が変わってきます。 リムやディスク部がダイヤモンドカットとかメッキ(アルマイト・クローム・スパッタ)だったら分解しての同じ加工が出来ませんのでそこでもうおしまいです。



一般的のユーザーはダミーボルトが付いた2Ps溶接ハメ殺しである事は当然知らずにディスクだけ再メッキにしてくださいとかBBSのように分解してリフレッシュ・リメークお願いします。など注文を多くいただきます。 今回お客様もユーザーも2Ps溶接ハメ殺しである事を最初から知っていればシェバードなど買わなかったと言っています。ユーザー側も、もっとホイールに関する知識を養ってください。



永く愛用すればいつかは塗装やメッキの劣化も出てきて傷や曲がりにも遭遇します。安物で使い捨てならともかく、高額でしかも修理再生できないホイールはどうなんでしょか?他にはステンレスジャケットとか・・





4本ワンセットリフレッシュ・リメークは送料往復無料キャンペーン中です。

この機会に是非ご相談ください。





2011.12.01

カールソン&BBS-RGRハイパー塗装の修理

ハイパー塗装とは一般的に(DBK・DSK)と呼ばれます。メーカーやモデルにより独自の名称が様々ありますがベースカラーを透した銀膜添付式のレイヤー塗装方は全てハイパー塗装です。

溶剤ウレタンカラー塗装はあらかじめ「調色配合」して色を作り塗装する方法ですが、ハイパー塗装はベースカラーを透かした「レイヤー式透かし塗装」のため修理後のハイパー塗装は「材料代の違い、塗装工程の多さ、複雑差」などで溶剤ウレタンカラー塗装より割高となります。

今回紹介する修理品(カールソン&RGR)は共に1Psホールのハイパー塗装ですが、同じ黒ベースのハイパー塗装(DBK)でも銀膜添付量の違いで「カールソン」と「BBS-RGR」では黒表現が違いますし、また「丸塗り仕上げ」「丸塗りからさらにリム研磨」では作業工程も違ってきます。

修理自体は簡単でもハイパー塗装が伴えば納期と料金がそれなりにかかります。





その1・・カールソン/リム曲り・ガリ傷修理からハイパー塗装&リム研磨

 

大きな曲りとリムディスクへのガリ傷修理です。

スポーク傷部にハイパー塗装のベースカラーの黒が見えます。





 

硬い1Ps鋳造品のため余熱しての曲り箇所へのプレス修理です。

どっち道、塗装のやり直しのためプレス痕や溶接焼けは気にしなで曲りをしっかりと直します。





 

曲って縮んだ状態になっていますので、プレスだけでは外周面は出ないため肉盛りにて足りない箇所を足して造ります。他箇所のガリ傷もついでに肉盛り溶接します。





 

リムポリッシュ面の原型修復完成です。

これからディスク面へのハイパー塗装の下処理からメイン塗装へと入ります。





 

ハイパー塗装下処理からハイパー塗装完成です。

クリアーコートまで一旦終了させてこれからリムポリッシュ研磨となります。





 

完成したディスク部(ハイパー塗装)へ傷が入らないようにリム研磨します。





 

リム研磨(オンクリアー)して完成となります

※本来リムポリッシュ面はダイヤモンドカットですが、コスト面からお客様のご希望でBBFバフ鏡面研磨(オンクリアー)となります。







その2・・BBS-RGR/パテ埋め&ガンメタ塗装の手直し修理からハイパー塗装(DBK)丸塗り再塗装



パテ埋めや似たようなガンメタ部分塗装ではDBKのRGRが台無しです。

ディスク面へもポチポチと飛び石傷や擦り傷がありますが、全面塗り直しですのでそれらは料金に関係しません。





 

パテを削除して肉盛り溶接の研磨形成です。







 

パウダーコートまでの中工程はいつも紹介していますのでの今回は省略します。

ハイパー塗装のベースコートとなるパウダーコートグロスブッラク塗装







銀膜をやや少なめに添付してハイパー塗装(DBK)黒濃い目となります。









色合い濃淡に関して厳密に言えばオリジナルと全く同じとは言えないかも知れませんが、ガリ傷やパテ埋め手直しをした箇所の原型の修復は完璧です。







塗装仕上げ(溶剤ウレタンカラー・ハイパー塗装・パウダーコート)など下地をカラーで隠せる塗装品はどんな修理をしたのか判らなくなります。つまり塗装修理品誤魔化しが利きます。それら作業の透明化を図るために当店では写真を撮って全てお客様へ提出またはブログ等で紹介しています。



基本土台となるホイール修正が出来てこそ4本リフレッシュ・リメークへと繋がります。パテ埋めて、削り込んで塗装するだけなら誰でも出来ます。









単品修理は片道当社負担となります。



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